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【徹底比較】ブラックダイヤモンドのトレッキングポール-使い方と選び方

【徹底比較】ブラックダイヤモンドのトレッキングポール-使い方と選び方

ブラックダイヤモンドのトレッキングポールは機能性に優れており、多くの種類の中から選ぶことができます。登山の使用に適したポール、トレイルランニングに適したポール、スキーやスノーアクティビティでの使用も可能なポールと様々です。

この記事では以下の流れでトレッキングポールの使い方と選び方を学び、最後に自分に合ったブラックダイヤモンドのトレッキングポールが何かを明らかにしていきます。

記事の流れ

  1. トレッキングポールを使う目的を知る
  2. トレッキングポールを使った安全な歩き方を知る
  3. 素材によるメリットとデメリットを理解する
  4. 機能を知って自分の好みを考える
  5. 最適なトレッキングポールを絞り込む

トレッキングポールを使う目的

トレッキングポールは登山中に荷重分散ができ、体の負担を和らげることができます。アップダウンを繰り返す登山道で使用することで足への負担を和らげます。トレッキングポールはバランス保持のための道具と理解することが重要です。

登りでの使用

トレッキングポールを使う目的

トレッキングポールを使用することで上半身の力を使うことができ、推進力を得て登ることができ足腰にかかる負担を軽減します。

登りではトレッキングポールをやや短めにします。

下りでの使用

トレッキングポールを使う目的-下りでの使用

自分の体重と背負ってるザックの重量が片足にかかります。この時にトレッキングポールへ荷重分散させることができ、着地時の衝撃を和らげ、膝や腰、足首の負担を軽減します。

下りではトレッキングポールをやや長めにします。

平地での使用

登山道では平気でもバランスを崩しやすい足場が不安定な場所が多くあります。このような時にトレッキングポールがあることで転倒リスクを減らすことができます

平地ではトレッキングポールを肘を直角に曲げた長さで持ちます。

トレッキングポールを使った安全な歩き方

トレッキングポールを使用して登山をする時には、ポールに体重を預けないようにしましょう。バランス保持のための道具であり、危険回避で全体重をかけるような使い方は非常に危険です。

登りでの歩き方ポイント

登りでは大股で歩かず、歩幅を狭くしてトレッキングポールで推進させるようなイメージで歩きましょう。持ち手部分が肩より高いところにあると推進力が出せません。登りの角度によってグリップ位置を変えて歩くのがポイントです

下りでの歩き方ポイント

歩幅は狭くして決してトレッキングポールに体重を預けないよう足裏全体で着地するように歩くことが大切です。

ポール素材によるメリットとデメリット

ポール素材によるメリットとデメリット

トレッキングポールには大きくアルミとカーボン素材の2種類があります。重量はカーボンの方が軽く、アルミの方がカーボンと比較すると重いトレッキングポールが多いです。(最近ではアルミ製のトレッキングポールも軽量なものが多いです。)今回紹介するブラックダイヤモンドのトレッキングポールはディスタンスカーボンと呼ばれる、カーボン製のトレッキングポールがあり軽量性に優れています。また2022年モデルよりディスタンスカーボンでは折れやすい箇所にアルミ素材を採用しています。

※横スクロールで表がスクロールできます。
素材アルミカーボン
重量カーボンより重い軽い
価格安価高価
折れ・曲がり曲がるから戻せる可能性がある砕けるように折れるから戻せない

長い距離を歩く縦走登山などでは、軽量なトレッキングポールだと、ずっと振っている事を考えると腕が疲れづらく、使用しない時は軽く持ち運ぶことができます。

しかしながらカーボン製のトレッキングポールはアルミ製のものと比較すると高価です。またアルミとは違ってカーボンは割れるように折れるため、折れてしまった場合は使い物にならなくなります。

機能を知って自分の好みを考える

ブラックダイヤモンドのトレッキングポールには様々な機能が施されています。その一つ一つを紹介していきます。

Zポール

Zポール

トレッキングポールは登山中ずっと使用するものではなく、鎖場など両手を使うようなシーンや、大きな岩のあるガレ場でトレッキングポールが岩と岩の間に挟まってしまう事を避けるために、畳んで手に持ったり、ザックに取り付けて行動します。

このような時に素早くポールがたためると便利です。ブラックダイヤモンドのZポールは、折りたたみ式で、グリップ部分の固定を解除することで瞬時にZ型に折り畳むことができます。

フリックロック

フリックロック

ブラックダイヤモンドのフリックロックは、長さ調整が15〜20cmの間でできる機能です。この機能があることで登山時と下山時と平坦時のポールの長さを調整して歩きやすさを向上します。フリックロックプロは固定強度が向上されており、剛性と耐久性が向上しています。

フリックロックがついていないトレッキングポールはグリップ部分が長めに作られており、グリップの先端部分を持つことで長く使用し、アンダーグリップを持つことで短く使用することができます。

アクセサリーレディ

アクセサリーレディ

ディスタンスカーボンARZにのみ追加された機能で、ブラックダイヤモンドのディスタンスULシェルターのフレームにすることができます。またユニバーサルアダプターを購入することでトレッキングポールをカメラの一脚やセルフィーとして活用することができます。

コルク製グリップとEVAフォームグリップ

コルク製グリップ

ブラックダイヤモンドのグリップは2種類あります。コルク製グリップはアルパインFLZとトレイルコルクに採用されています。コルク独特の汗の吸収性と手になじみやすいソフトな触り心地が特徴です。

EVAフォームグリップ

EVAフォームグリップは通気性と吸湿性に優れたフォームを採用しており、手に汗をかいても滑りづらく、また様々なグローブでのグリップ感を向上させています。

スマッシュロック

スマッシュロック

フリックロックプロを開いた状態で地面に押し当てると下段が収納されます。組立と収納が容易なので、登山中に素早く行動ができます。

最適なトレッキングポールを絞り込む

ここまででトレッキングポールの基本情報と、ブラックダイヤモンドのトレッキングポールの機能について理解できたと思います。

まず自分がどのようなアクティビティでトレッキングポールを使いたいかを考えましょう。腕の振りが早いトレイルランニングでは、ペアで300g以下のディスタンスカーボンか、ディスタンスカーボンZ、またアルミ製の中で最軽量のディスタンスZが良いでしょう。

登山で使用するトレッキングポールの選び方は2種類あります。

①重量で選び、機能で見つける

▼クリックすると画像が大きく表示されます

ディスタンスカーボンシリーズ

とにかく軽量なカーボン製のトレッキングポールが良いと言うのならばディスタンスカーボンシリーズから選ぶことになります。

あとはフリックロックの有り無しで決めれば良いだけです。

※横スクロールで表がスクロールできます。
商品名ディスタンスカーボンディスタンスカーボンZディスタンスカーボンFLZディスタンスカーボンARZ
Zポール
フリックロック◯(プロ搭載)
アクセサリーレディ
収納サイズ収納不可110cm=33cm
115cm=37cm
120cm=40cm
125cm=42cm
130cm=44cm
95~110cm=34cm
110~125cm=37cm
125~140cm=40cm
38cm
サイズ&重量(1ペア)100m=174g
110cm=182g
120cm=190g
130cm=198g
110cm=276g
115cm=284g
120cm=292g
125cm=300g
130cm=308g
95~110cm=324g
110~125cm=352g
125~140cm=380g
105~125cm
388g
価格¥18,260¥21,890¥24,310¥22,770

②素材で選び、機能で見つける

▼クリックすると画像が大きく表示されます

カーボンは砕けるように折れてしまうため長期縦走登山などでは途中で使い物にならなくなる可能性があることからリスクがあります。それでも軽量なトレッキングポールが良いということであれば「①重量で選ぶ」方法となります。2022年モデルよりディスタンスカーボンでは折れやすい箇所にアルミ素材を採用しているので、このリスクが軽減されています。

コンパクトになるZポールと、伸縮することで短くなるトレイルシリーズ

アルミ製トレッキングポールには折り畳む機構の種類が2種類あります。ブラックダイヤモンドのトレッキングポールは、分解されコンパクトになるZポールと、伸縮することで短くなるトレイルシリーズの2種類に分かれます。

※横スクロールで表がスクロールできます。
商品名ディスタンスZディスタンスFLZ
Zポール
フリックロック
収納サイズ100cm=33cm
110cm=37cm
120cm=40cm
130cm=44cm
95~110cm=34cm
105~125cm=37cm
120~140cm=41cm
サイズ&重量(1ペア)100cm=316g
110cm=330g
120cm=344g
130cm=358g
95~110cm=390g
105~125cm=420g
120~140cm=450g
価格¥14,630¥17,050

次に組み立てた後に長さを調整できるフリックロックが必要かを選びましょう。伸縮することで短くなるトレイルシリーズは全てフリックロックがついています。

※横スクロールで表がスクロールできます。
商品名トレイルトレイルコルクトレイルプロプロショック
フリックロック◯(プロ搭載)◯(プロ搭載)
スマッシュロック
ショック吸収機構
収納サイズ64cm64cm65cm68cm
サイズ&重量(1ペア)100~140cm=486g100~140cm=512g105~140cm=532g105~140cm=594g
価格¥12,760¥13,970¥17,600¥19,470

次にスマッシュロックと呼ばれる組み立て収納が素早く出来る機能のありなし、コントロールショックテクノロジーのありなし、スキー滑走でも使用したいか、スノーハイクで使用したいかといった細かなニーズでトレッキングポールを決めることとなります。

※横スクロールで表がスクロールできます。
商品名アルパインカーボンコルクWRアルパインFLZ
Zポール
フリックロック◯(プロ搭載)◯(プロ搭載)
スキー滑走スノーハイク可
収納サイズ65cm95~110cm=33cm
105~125cm=39cm
120~140cm=43cm
サイズ&重量(1ペア)130cm=520g95~110cm=512g
105~125cm=552g
120~140cm=585g
価格¥24,310¥19,470

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