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【日帰り登山】秋田駒ヶ岳|登山デビューは花のムーミン谷へ難易度別ルートと登山口アクセス情報

【日帰り登山】秋田駒ヶ岳|登山デビューは花のムーミン谷へ難易度別ルートと登山口アクセス情報

秋田駒ヶ岳は「百名山に入れるべきであったかもしれない」と、日本百名山の著者:深田久弥が後述するほど魅力的な山。そして今、花の「ムーミン谷」として話題を集める注目の山は、二百名山・花の百名山に選定されています。

登山コースがしっかり整備されているため初心者でも歩きやすいこと、視界が開けているため絶景を楽しみながら登れることで「登山、始めてみようかな」という方にぜひ挑戦してほしい山なのです。

秋田駒ヶ岳の基本情報と魅力を紹介

全国に「駒ヶ岳」と名の付く山のなかでも、もっとも豊富な高山植物を育む山として知られる秋田駒ヶ岳は、花の種類が数百にもおよぶことから「秋田駒ヶ岳高山植物帯」として国の天然記念物に指定されています。

全国にある駒ヶ岳と区別するために秋田駒ヶ岳と言い、地元では「秋田駒」という愛称で親しまれながらも、その昔は女人禁制の信仰の山でした。

主峰は男岳(おだけ)、火口丘の女岳(めだけ)、最高峰は男女岳(おなめだけ)といった複数のピークをもつ活火山の総称。十和田八幡平国立公園の南端にあって、標高1,600m程度でありながら3,000m級の山に咲く高山植物を見ることができます。

ピークがひしめき合う山頂部は変化に富み独特の景観をつくっていますが、雄大な眺めはこの複雑な地形によるところが大きいとのこと。

現在も活発に活動を続ける活火山であり、気象庁の常時観測火山に指定され噴火警戒レベルが導入されている山です。

山の名前秋田駒ヶ岳
エリア東北/秋田県
山域奥羽山脈北部
標高1,637m
詳細情報秋田駒ヶ岳の地図・天気

【魅力1】あきれるほどの絶景の連続|山頂からは田沢湖も

八合目登山口の標高は約1,300mで、すでにこの高さが森林限界。スタートして間もなく視界を遮るものはなくなりますので、絶景を堪能しながら登ることができます。

男女岳・男岳に囲まれた阿弥陀池は、ちょっとひと休みするには格好のポイント。素晴らしい景色と爽やかな風の中のランチは格別でしょう。

山頂からは男岳、女岳、西には日本一深い湖である田沢湖が眼下に。天気次第では遠く鳥海山や岩手山も見ることができる360°の大パノラマ。贅沢な時間を堪能しましょう!

【魅力2】花に癒され「ムーミン谷」に心躍らす

太陽が照りつける夏、コマクサ、タカネスミレ、チングルマ、ニッコウキスゲなど数々の高山植物が咲き大群生を形成します。「秋田駒ヶ岳高山植物帯」と名のつく所以です。

男岳の南東に延びる谷間「馬場の小路」、今では「ムーミン谷」の愛称で呼ばれる景観はまるでメルヘンの世界。まるで、ムーミンやスナフキンがそこにいるかのような世界観と、チングルマの絨毯に思わずため息が…ムーミン好きでなくともたまらない空間でしょう。

高山植物を見るならここ「ムーミン谷」は絶対に外せないポイントです。

【魅力3】「乳頭温泉郷」に代表される東北屈指の名湯

乳頭山の山麓に点在する七つの湯(鶴の湯・妙乃湯・黒湯温泉・蟹場温泉・孫六温泉・大釜温泉・休暇村乳頭温泉郷)がそれぞれに源泉を持つ乳頭温泉郷。秘湯の代名詞とも言われ、今や国内に限らず世界中の温泉ファン憧れの地となっています。

周辺にはその他に、田沢湖高原温泉郷、水沢温泉郷、そして全国的にもめずらしいエメラルドグリーンのお湯を持つ国見温泉など、魅力ある温泉が山行後の疲れをきっと癒してくれることでしょう。

秋田駒ヶ岳|難易度別おすすめルートのご紹介

秋田駒ヶ岳への登山コースは、田沢湖高原口(新道コース、焼森コース、旧道コース)、中生保内口、水沢口、乳頭温泉口、国見温泉口、乳頭山縦走がありますが、今回は初心者でも十分楽しめる3コースと中級者好みの縦走コース1つをご紹介します。

①八合目~男女岳周回コース

阿弥陀池

最も人気の高いトレッキングコースであり、初心者でも素晴らしい展望を楽しみながら登山気分を味わえるコースです。

登山口秋田駒ヶ岳八合目登山口
行動時間3時間14分(休憩26分)
距離6.4Km
累積標高上り531m
下り535m
難易度/体力★☆☆☆☆/★☆☆☆

マイカーが規制されている期間はクルマで登山口までは入れません。規制中は「アルパこまくさ」の駐車場に止め、規制対象外の車両(バス・タクシー・ハイヤーおよび許可車両)を利用することになります。*規制期間および規制時間は登山口情報をご覧ください。

マイカー規制期間外であれば八合目駐車場まで乗り入れることができます。

  • 上りタイム 1時間37分 
    駒ヶ岳八合目小屋 09:53→10:16 片倉展望台 10:20→10:57 男岳 11:07→11:30 男女岳
  • 下りタイム 1時間06分 
    男女岳 12:01→12:07 阿弥陀池避難小屋 12:12→12:22 横岳 12:27→12:31 焼森 12:35→13:02 駒ヶ岳八合目小屋   

駒ヶ岳八合目登山口より新道コースを登ります。トイレ・水が利用できます。

全体的に終始ゆるやかなコースですが、登山口から30分程度は階段や石の段差があります。ここを過ぎれば視界を遮るものはありません。

片倉展望台からは田沢湖がバッチリ見ることができます。このコースにはベンチがいくつも置かれていて、ちょっと腰を下ろして景色を眺めることができるのです。

色とりどりの高山植物が咲き競う登山道をすすめば阿弥陀池に到着です。周囲は木道が敷かれていて休むポイントも複数あります。山の涼風に吹かれてちょっと一息、またはランチタイムをとるのもいいでしょう。

阿弥陀池と男女岳

東側の湖畔には避難小屋がありますが、ここは複数ある登山道の中継場所になっています。トイレは無雪期100円で利用できます。

男岳(1,623m)は秋田駒ヶ岳の主峰。駒ヶ岳神社が鎮座し、ここからは女岳や小岳を見ることができます。

いったん阿弥陀池に戻り男女岳へ。山頂には雄大な景色が望める特等席が待っています。

下りは横岳(1,582m)を経由しながら、焼森コース(別名シャクナゲコース)を歩き八合目登山口まで戻ります。

②八合目~男女岳~ムーミン谷周回コース

チングルマ

あこがれのムーミン谷で、チングルマの大群生とメルヘンの世界を堪能するコースです。

登山口秋田駒ヶ岳八合目登山口
行動時間4時間55分(休憩1時間14分)
距離9.2Km
累積標高上り764m
下り760m
難易度/体力★☆☆☆☆/★★☆☆☆

マイカーが規制されている期間はクルマで登山口までは入れません。規制中は「アルパこまくさ」の駐車場に止め、規制対象外の車両(バス・タクシー・ハイヤーおよび許可車両)を利用することになります。*規制期間および規制時間は登山口情報をご覧ください。

  • 上りタイム 1時間15分
    駒ヶ岳八合目小屋 09:24→09:43 片倉展望台 09:54→10:38 男女岳
  • 下りタイム 3時間15分
    男女岳 11:02→11:08 阿弥陀池避難小屋 11:12→11:28 男岳 12:04→馬場の小路(ムーミン谷)→13:33 横岳 13:45→13:49 焼森 13:56→14:17 駒ヶ岳八合目小屋

八合目登山口からスタートして①と同じ新道コースを進みます。先に男女岳~阿弥陀池~男岳となるルートです。

駒ヶ岳八合目小屋から阿弥陀池までは約2.8Km、標高差220m。阿弥陀池避難小屋は収容人数20名、小屋東側に湧き水もあります。トイレは無雪期100円で利用できます。

男岳を後にし、いよいよあこがれのムーミン谷へ。

ムーミン谷(馬場の小路)は「花の谷」と呼ぶ人もいるほど高山植物が咲き乱れる場所。

この谷にはガスがかかると神様が乗った馬が駆け抜ける蹄の音がする、という伝説から馬場の小路と呼ばれるようになりました。

おもわず、あのムーミンの聴きなれた歌が頭の中をよぎってしまう、そんなメルヘンチックな場所は、30年ほど前パトロールをしていた学生が「ムーミン谷」と呼んだことがはじまりとか。

谷から見上げる山々は、まるでアルプスの山を見ているようだという人もいるほど。この絶景にしばらく足を止めてしまうことでしょう。

大焼砂分岐点から横岳へ向かう道はコマクサコースと呼ばれており、日本最大級といわれるコマクサの大群生をはじめ、チングルマ・コケモモ・イワフクロなどが咲き誇ります。

サラサラした火山砂礫を歩くため、ゆるやかな勾配でも歩きにくく体力を使いますので、しっかり休憩をとりながら歩きましょう。

その後は焼森を経由し八合目登山口へと戻ります。

③国見温泉登山口~ムーミン谷~男女岳~横岳周回コース

国見温泉コースと呼ばれます。展望の良さと豊富な高山植物を堪能できる人気のコースです。

登山口国見温泉登山口
行動時間6時間7分(休憩1時間)
距離10.7Km
累積標高上り936m
下り920m
難易度/体力★★☆☆☆/★★★☆☆
  • 上りタイム 3時間14分
    国見温泉 7:35→7:36 国見温泉登山口 7:46→8:45 横長根分岐 8:47→10:59 阿弥陀池避難小屋 11:08→11:18 男女岳
  • 下りタイム 1時間38分
    男女岳 11:48→12:12 横岳 12:18→13:32 国見温泉登山口 13:36


国見温泉コースは、八合目登山口からの周回コースよりも距離が長く、勾配もややキツイ箇所があります。

はじめはブナ林の中、ゆるい登りを進むと約20分ほどで水場に到着です。徐々に視界は開け登山口から1時間ほどで横長根分岐、ここからは女岳が望めます。

1,300m付近に近づくと大パノラマが広がり思わず声が上がるところ。男岳、右手に姫神山、岩手山を満喫しながら大焼砂分岐に差しかかります。

ここを男岳方面へ進路をとれば馬場の小路、ムーミン谷です。敷かれている木道の両側に、チングルマの白と緑のコントラストがあざやかに広がります。疲れが吹き飛ぶ瞬間です。

幼いころ夢中になった、不思議な世界に迷い込んだような景観は、何度見ても見飽きることがありませんね。ここにずっといたいと思うことでしょう。

ゆるめの登山道から、ややキツイ急登になる男岳と横岳を結ぶ馬の背。そこから阿弥陀池、男女岳へ。どこを見ても素晴らしい雄大な展望を堪能しましょう。

下りは横岳から大焼砂、コマクサを愛でながら国見温泉登山口へ戻ります。

④八合目登山口~男女岳~笊森山乳頭温泉郷登山口の縦走コース

八合目登山口から湯森山~乳頭山を経て乳頭温泉郷まで縦走します。長い距離と藪漕ぎなど初心者にはおすすめできませんが、縦走の魅力を存分に味わえるコースです。

登山口秋田駒ヶ岳八合目登山口
行動時間6時間5分(休憩38分)
距離17.4Km
累積標高上り 999m
下り1,529m
難易度/体力★★★☆☆/★★★★☆
  • 八合目登山口 6:29→6:45 片倉展望台 6:48→7:16 阿弥陀池避難小屋 7:16→7:22 男女岳 7:34→7:56 男岳 8:03→8:27 横岳 8:32→8:36 焼森 8:42→9:12 湯森山 9:21→9:42 宿岩 9:45→10:11 笊森山 10:34→11:13 乳頭山(烏帽子岳)11:31→11:45 田代平山荘 11:47→12:32 乳頭温泉登山口

八合目登山口からまずは男女岳へ向かいます。天気が良ければ岩手山が見えるところ。

横岳~焼森を過ぎ湯森山へ向かうと藪漕ぎ、この辺りを過ぎれば快適な縦走路となります。

笊森山山頂からの景色を味わったら、眼下に千沼ヶ原(せんしょうがはら)の池塘が見えます。

千沼ヶ原には全体で1,000近くの池塘があることからこう呼ばれており、スケールの大きさと原始性が保たれている点でとても貴重な高層湿原。尾瀬にも匹敵すると言われていますので、ぜひ立ち寄ることをおすすめします。

そして乳頭山(烏帽子岳)手前、最後の上りとなります。乳頭山は秋田県の呼び名で、岩手県では烏帽子岳となります。

比較的なだらかな縦走コースの中、ここからの登りがもっともキツイところですが、それでもあとひと踏ん張り。乳頭山山頂はもうすぐです。

山頂からはすぐ隣に秋田駒ヶ岳、すぐそばに岩手山、森吉山そして田沢湖などを眺望することができます。

乳頭温泉郷への下山ルートは黒湯温泉口、孫六温泉口、蟹場温泉口に出るルートがあります。
乳頭温泉郷の登山口から入り八合目登山口に出る逆コースも面白いのでおすすめです。


ポイント!縦走コースおすすめのアクセス方法は・・・

  • 乳頭温泉郷の駐車場に車を止め、羽後交通乳頭線のバスに乗りアルパこまくさへ行く。
  • アルパこまくさで駒ヶ岳線八合目登山口行きのバスに乗り換え、八合目登山口から入山する。

このほうが、乳頭温泉郷登山口へ下山後すぐ車に乗って帰ることができるのでおすすめです。


*バスで移動の際は、乳頭温泉から八合目登山口までは乗り換えが必要です。
*マイカー乗り入れでの縦走コースは以下の通り注意が必要です。

6月21日~8月15日はバスは毎日運行
6月1日~6月20日・8月16日~10月20日は土・日・祝のみ運行

▼乳頭温泉からアルパこまくさまではこちらから
羽後交通乳頭線時刻表
▼アルパこまくさから八合目登山口まではこちらから(マイカー規制時のみ運行)
羽後交通駒ヶ岳線時刻表


秋田駒ヶ岳|登山口へのアクセス方法と駐車場情報

秋田駒ヶ岳への登山口は6か所ありますが、特に初心者におすすめなルートで一般的に多くの登山客が利用する登山口は八合目登山口と国見温泉登山口の2か所になります。

また、縦走コースの登山口として乳頭温泉郷登山口もご紹介します。

秋田駒ヶ岳八合目駐車場

もっとも多くの登山者が利用する八合目駐車場登山口です。

収容台数60台
駐車料金無料
トイレ有り
標高1,310m
水場有り

・マイカーでアクセス|東北道盛岡I.Cから56Km

  • 東北道盛岡I.Cを降りたら国道46号線~国道341号線でたざわこスキー場方面
  • 県道127号線を北上し駒ヶ岳八合目の看板で右折、終点が八合目駐車場

マイカー規制情報

県道127号線は、ふもとの駒ヶ岳登山口から秋田駒ヶ岳八合目駐車場の区間でマイカー規制がありますのでご注意ください。

規制期間6月1日~10月20日の土・日・祝
6月21日~8月15日の平日
規制時間5:30~17:30
10月は6:00~16:30
特記事項田沢湖駅、田沢湖畔、アルパこまくさ、高原温泉から代替バスが出ています
詳細情報秋田駒ヶ岳マイカー等規制 観光情報 | 仙北市
秋田駒ヶ岳バス料金・時刻表
TEL0187-43-2111(仙北市田沢湖観光情報センター)

マイカー規制時の交通アクセス

  • JR田沢湖駅からバス「駒ヶ岳線」で秋田駒ヶ岳八合目登山口・・・60分
  • アルパこまくさからバス「駒ヶ岳線」で秋田駒ヶ岳八合目登山口・・・25分
    *代替バス利用の際はアルパこまくさ駐車場または高原駐車場を利用します*

アルパこまくさ駐車場

収容台数240台
駐車料金無料
トイレ有り
標高666m

高原温泉駐車場

収容台数200台
駐車料金無料
トイレ無し(アルパこまくさを利用)
標高652m

電車でアクセス

  • JR田沢湖駅からバス「駒ヶ岳線」で秋田駒ヶ岳八合目登山口・・・60分

国見温泉登山口駐車場

マイカー規制のない登山口ですのでクルマで乗り入れできます。

収容台数20台
駐車料金無料
トイレ有り
標高831m

マイカーでアクセス|東北道盛岡I.Cから33Km

  • 東北道盛岡I.Cから国道46号線~県道266号線などを経由して国見温泉手前の登山者用の駐車場、国見地区公衆トイレが目印

電車でアクセス

  • JR雫石駅または田沢湖駅からタクシーで約30分

乳頭山登山口 田沢湖高原駐車場

乳頭温泉郷からの登山口駐車場で、乳頭温泉の入り口にあります。

収容台数50台
駐車料金無料
トイレ有り
標高772m

マイカーでアクセス|東北道盛岡I.Cから51Km

東北道盛岡I.Cから国道46号線~県道127号線経由、田沢湖スキー場を6Kmほど過ぎたところにあります。

*羽後交通の時刻表は複雑(マイカー規制の有・無)なのでご注意ください。
 電話番号0182-32-4151(代)へ直接確認するのがベターです。

秋田駒ヶ岳のQ&A

秋田駒ヶ岳の噴火の可能性はありますか?

有史以来の噴火は4回あったとされていますが、明治以前の記録は信ぴょう性に乏しく確実な噴火は1932年と1970~1971年の2回です。

1970年の噴火は比較的静穏な噴火であったため、噴火による死傷者や建物の損壊などという被害はありませんでした。多くの見物人が繰り出し、一種の観光スポット化しました。

▼1970年女岳噴火の映像
1970年 秋田駒ヶ岳の噴火|災害|NHKアーカイブス


以下、仙台管区気象台|地域火山監視・防災センター発表 令和5年4月の地震・火山月報です。

秋田駒ヶ岳〔噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)〕
今期間、火山活動に特段の変化はありませんでした。
山頂付近では、2017年9月以降、火山性地震の発生頻度がやや高い状態で推移しています。女岳付近では地熱活動も継続的に認められますので、中長期的な火山活動の活発化に留意してください。

引用:仙台管区気象台 地域火山監視・防災センター

東北火山概況 2023年4月

▼秋田駒ヶ岳の火山活動の状況はこちら
秋田駒ヶ岳の火山活動の状況

秋田駒ヶ岳の噴火警戒レベル

秋田駒ヶ岳周辺の山旅スポット

日本百名月とアクティビティ|瑠璃色の田沢湖

 田沢湖とたつこ姫像 出典:秋田 | 仙台ターミナルビル株式会社 

水深423.4mの日本一深い田沢湖は周囲約20Kmのほぼ円形の湖で、四季ごとに神秘的な景色を見せてくれます。美しい瑠璃色の湖面に映るのは、周辺の木々の緑や茜色・紫色に染まる空の色。2022年1月に「日本百名月」に認定されました。

永遠の美を神様にお願いした結果、龍となって湖の主となった「たつこ姫伝説」。ほとりに立つ「たつこ」のブロンズ像は、この田沢湖のシンボルとなっています。

また田沢湖はアウトドア・アクティビティが豊富。カヤック、シャワークライミング、ラフティングツアー、サイクリングツアー、電動キックボードツアー、そして遊覧船に揺られてゆったり周遊と遊び方は多彩です。

みちのくの小京都|角館武家屋敷

青柳家 出典:角館観光協会

角館は江戸時代に栄えた城下町で、「みちのくの小京都」と呼ばれる半径2Kmほどの範囲に、武家屋敷をはじめとした建造物が多く現存する観光名所。

武家屋敷が連なる表通りは、国の重要伝統的建造物群保存地区の指定を受け文化財として保護され、「石黒家」「青柳家」「岩橋家」などの武家屋敷を実際に見学できます。

風情ある町並みは国内外の観光客に人気で、着物をレンタルしたり人力車で通りを巡れば、まるでタイムスリップしたかのようです。

▼詳細はこちらから
武家屋敷通り | モデルコース | 田沢湖角館観光協会

七つの湯|乳頭温泉郷

出典:乳頭温泉組合

乳頭温泉郷の七湯は独自に源泉を持つため泉質は多種多様。鶴の湯・妙乃湯・蟹場・大釜・孫六・黒湯・休暇村の七湯めぐりは万病に効くと言われ、湯めぐり帖ですべて入浴できます。

乳頭温泉郷|鶴の湯温泉

乳頭温泉郷のなかでも最も古くからある温泉宿。秋田藩主の湯治場だった由緒ある温泉で、警護の武士が詰めていたかやぶき屋根の本陣が今なお残っています。

一般客相手の湯宿としての記録は元禄時代(1688年~1704年)から残っており、半径50m以内に泉質の異なる源泉が湧くというめずらしい温泉場です。

営業期間通年
営業時間10:00~15:00
入浴料金大人600円
小人300円

▼細はこちらから
秋田県の秘湯、乳頭温泉郷の鶴の湯温泉

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