サバイバル登山家・服部文祥の装備論3『テンカラ竿に求める三要素』

ダイワのテンカラ竿、燕翔LL4.1撮影:亀田正人

私がイワナ釣りに使っている竿は、ダイワのテンカラ竿「燕翔LL4.1」である。日本の毛バリ釣りであるテンカラ専用の、しかもレベルラインという細くて軽いラインを飛ばすことを目的に設計された竿だ。胴調子で軽く、穂先はやや太い。長さは名前の通り4.1メートルである。

 

服部文祥の釣り撮影:亀田正人

「胴調子」というのは、手元から曲がる竿の具合を指す。先端だけが曲がるのは「先調子」。軽いラインを遠くまで飛ばすには胴調子がいい。穂先は繊細さが不要なうえに、岩や枝にぶつける可能性を考えると太い方がよい。

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4メートルはテンカラ竿としては長い部類だが、遠くから毛バリを打ち込めるので有利になる。「胴調子」「太い穂先」「4メートル前後の長さ」の3つが、おおざっぱに言うと私が竿に求めるスペックである。

 

服部文祥の釣り撮影:亀田正人

竿が長ければ重くなり、振り上げるとき毛バリが高く上がるので木の枝に引っかける可能性も高い。ただ私の山旅は雪国の、規模の大きな渓谷を繋ぐことが多いので、それほど渓に覆い被さる木を気にする必要はないし、重さより大渓谷で遠くから打ち込む利点の方を優先させている。「1センチでも遠くから」はテンカラの師、瀬畑雄三の教えでもある。

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