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パイネ ガッシャブルム80 シンプルなバックパック

パイネ ガッシャブルム80 シンプルなバックパック

石井スポーツのオリジナルブランドの「パイネ(PAINE)」はめちゃくちゃ軽くてシンプルなんです。フレームが付いていない布生地とテープだけで作られているから、山行中に破れてしまっても縫うだけでちゃんと直せるんです。

パイネ ガッシャブルム80がいい理由

パイネ(paine)のバックパック「ガッシャブルム80」

パーツもすごくシンプルなので、すぐに取り替えられるし、糸を使えばおおよその修繕は出来ちゃうんです。学生の頃に糸で治す技術は学ばせてもらって、山の中でのリスクを出来るだけ軽減させる為にもシンプルな道具というのは1つ大きな基準でした。

パイネ(paine)のバックパック「ガッシャブルム80」

これはパイネのガッシャブルム80という型番で、80リッターの容量を詰め込むことができるんですが、伸ばすと100リットルは入ります。明治大学山岳部のメンバーは、とにかく荷物が沢山入るガッシャを皆が使っています。

パイネ ガッシャブルムで背負う荷物

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大学で登山に行くとなるとそれぞれ皆5,60キロの荷物を背負うんです。それに耐えられる、そして荷物が入るバックパックってなると限られてきて、昔はキスリングっていう現在主流のヨーロッパから輸入された縦長のバックパックが登場する以前に使われていた横長のバックパックがあって、それを使っていたんです。

ヤブ漕ぎ

どちらもメリット、デメリットがあって、横長のバックパックは狭いところに入って行きづらいとか、横に重心が広がって歩きにくいとか、問題もあったので段々とこれらが解消された縦長のバックパックが使われるようになってきたんです。

パイネ ガッシャブルムの活用方法

パイネ(paine)のバックパック「ガッシャブルム80」

このバックパック、フレームがなかったり、布生地だけのシンプルな作りなのでテントの中ではマット代わりに使えます。だから自分の身長から100センチほど引いた長さのマットがあれば事足りちゃう。だから軽量化につながるんです。こういう使い方は明治大学山岳部の1年生の時に教え込まされます。

パイネ(paine)のバックパック「ガッシャブルム80」

それと通常売られているバックパックは細かく色々とオプションが付いていることで、雪が付着してしまったり、またバリエーションルートを使って山に入ることが多いので、ヤブ漕ぎしている時には、そういうのが凄く邪魔になるんです。だから極力シンプルであることが大事なんです。クライマーさんでも同じ理由で使っている人が多くいらっしゃいます。

パイネ ガッシャブルムを購入して初めの儀式

パイネ(paine)のバックパック「ガッシャブルム80」

購入したら、まずはじめにより使いやすくする為の加工を行います。明治大学山岳部に伝わる加工マニュアルがあって、1年生は2年生の先輩に教えてもらってバックパックを改良するんです。

例えばバックパックについているストラップの先端を平らから斜めに切ることで、ストラップをバックルに通しやすくする。冬山にいる時も、グローブをした状態で直ぐストラップを通せるようにする加工なんです。あとは不必要なものとして、バックパックの内側にフックがあったんですが、重いし必要がないので切り取ってしまいました。山に入った時には時間を大切に使うことを教えこまれます。だから荷物をバックパックにしまう時に出来るだけ時間を短縮できるかという事から、こういう加工を行っています。

外に出て躊躇していると怒られます。1分1秒で天候は変わるし、そういう対処が出来ないと危険な山で命を落としかねない。そういう教えなんです。

パイネ ガッシャブルムでのパッキング

パイネ(paine)のバックパック「ガッシャブルム80」

雨には濡れてしまうので、バックパックの中に入れるものは全て防水のスタッフサックでパッキングを行います。またバックパックそのものが、ふにゃふにゃしているから「背負い心地いいの?」って思う人が多くいると思うんですが、持っていくマットをフレーム変わりにするんです。マットでしっかり腰の部分の形を作ったら、その外側に荷物を詰めていくという方法で、別の道具を代用して持っていく荷物を減らす事が、この考え方でかないます。

シュラフカバーにもガッシャブルム

パイネ(paine)のバックパック「ガッシャブルム80」
パイネ(paine)のバックパック「ガッシャブルム80」

それと大きさがあるので、ビバーク用のシュラフカバーにもなるんです。荷物を全部出して、ちょっとでも暖かく保つためにとっても有効活用できるんです。学生時代からかなりハードに使ってきましたが一度も壊れていないし、今でも他のバックパックと併用して使っています。

いつか厳冬期の黒部横断をしてみたいという思いがあります。しかし、経験がないため今年の春に偵察も兼ねて行ってきました。その時にもこのバックパックを持って行きました。

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