箱根火山の中央火口丘の駒ヶ岳と神山は2万年ほど前に噴火して形成された。そして、芦ノ湖はおよそ3000年前、最後まで火山活動を続けていた神山が水蒸気爆発し、北西の斜面が崩落して早川が堰き止められてできたものだといわれている。そのときの崩落跡が大涌谷。2山ともに箱根を中心とした火山帯の総称、箱根山を代表する山。

駒ヶ岳頂上駅
出典:箱根駒ヶ岳ロープウェー

箱根園から駒ヶ岳・神山へ

  • 難易度:中級
  • 合計所要時間:2:10(駒ヶ岳頂上駅から大涌谷駅)
  • 累積標高:264m(駒ヶ岳頂上駅から大涌谷駅)
  • 距離:約3.3km(駒ヶ岳頂上駅から大涌谷駅)
  • コースタイム:小田原駅-(バス67分)→箱根園-(ロープウェー7分)→駒ヶ岳頂上駅-(25分)→防ヶ沢分岐-(45分)→神山-(40分)→大涌谷・早雲山分岐-(20分)→大涌谷駅-(ロープウェー・ケーブル15分)→強羅駅

駒ヶ岳頂上駅

出典:箱根駒ヶ岳ロープウェー

箱根園バス停で下車したら、隣接する箱根園からロープウェーに乗って駒ヶ岳をめざす。乗車時間はおよそ7分。高低差は600mだ。駒ヶ岳山頂駅の正面に見えるのが箱根元宮神社。天候に恵まれれば、芦ノ湖が眼下に広がり、その後ろには雄大な富士山の姿を拝むこともできる。箱根元宮神社から草原状の道を歩いて神山方面へ向かう。基本的に下り道で、樹林帯に入ると岩場になる。しかし、クサリなどが張られているわけではなくゆっくり歩けば誰でもクリアできる岩場だ。ここを下りきると小さな台地に出る。振り向いて見上げると、駒ヶ岳の大きな山頂部分が見えている。

出典:箱根駒ヶ岳ロープウェー

防ヶ沢分岐

さらに5分で防ヶ沢分岐といわれる十字略に出る。ここは神山、早雲山、芦ノ湖への道が分岐する駒ヶ岳エリアの要所。神山は直進だが、右に行くお中道は、樹林帯に延びる静かな登山道で、早雲山経由で神山をめざすこともできる。歩く人も少なく休日でもゆったりと歩くことができるはず。マイカー登山で箱根園に駐車しているのなら、神山に登ってからお中道を巡って戻る周回コースがおすすめだ。

神山

今回は、防ヶ沢分岐を直進して神山をめざし、大涌谷に抜ける。アセビやヒメシャラが広がる森は日当たりも展望もないが、たっぷりと森林浴が楽しめる。ただし、本コースの中で最も歩く人の多い道なので、すれ違いには十分注意したい。また、木の根が露出した箇所では、なるべく根を踏まないようにしよう。段差があり、足を大きく上げなければならない部分もあるが、長くは続かないので安心だ。何度か立ち休みを繰り返しながら登るうちに標高1438mの神山に到着する。神山山頂は箱根で一番高いところだが、狭い。また、山全体が樹木で覆われているため、展望を得ることはできない。わずかに山頂手前の樹木の隙間から富士山や南アルプス方面が望めるだけだ。しかし登山者は多く、休日ともなると休憩場所を確保することも難しいほどである。

人気の理由は観光地箱根にあって、手付かずの自然が残っているからであろう。

大涌谷・早雲山分岐

神山から大涌谷、早雲山方面へ下る。樹林帯をひと下りしたところに冠ヶ岳へ行く分岐がある。山頂の喧騒を避け、この分岐で休憩する人も多い。山頂まで10分ほどで往復きるが、神山同様展望はなく、木々の間から仙石原や大涌谷が垣間見える程度だ。冠ヶ岳を往復したら大涌谷に向かう。

大涌谷駅

下り勾配はきつくないが、岩の多い道をジグザグに下るので滑らないように。登って来る人も多いので注意しながら下ること。神山から40分で大涌谷分岐に着く。ここを右に行けば早雲山からケーブル早雲山駅に出ることができ、早雲山からお中道に入ることもできる。

大涌谷分岐から大涌谷へは、狭い道を下る。次第に大涌谷が見渡せるようになる。有毒ガスが発生することもあるので、立て看板の情報に注意すること。分岐から20分で大涌谷自然研究路に合流する。

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