箱根山塊の南端に位置する岩戸山。広葉樹林と草原が広がる山だ。湯河原から眺めると、富士山の形に見えることから湯河原富士ともいわれている。コース終点の十国峠は、直下を走る道が伊豆、駿河、遠江、甲斐、武論相模、安房、上総、下総、信濃の十国を結ぶ重要な幹線だったためこの名が付けられた。

湯河原駅から岩戸山・十国峠へ

  • 難易度:中級
  • 合計所要時間:3:25
  • 累積標高:1043m
  • 距離:約9.9km
  • コースタイム:湯河原駅-(バス分20)→七尾峠-(20分)→岩戸山-(30分)→笹の広場-(25分)→東光寺-(10分)→十国峠-(10分)→十国峠駅-(ケーブルカー・バス分35)→熱海駅

岩戸山は神奈川と静岡の県境に位置する。山頂からは相模灘や伊豆の山並みが展望できる。紹介コースは湯河原駅からだが、到着地の十国峠から逆コースをたどれば、ほとんどがゆるやかな下りとなる。

七尾峠

湯河原駅から千歳川に架かる千歳橋をめざす。国道135号に出たら千歳橋を渡る。橋を渡ったところに潮音寺の参道入口がある。その横に延びる舗装道路を登って行く。最初からかなりの急登なので、ゆっくり登るようにしよう。しばらくすると、ミカン畑の間を縫うようになる。直線的な登りからジグザグを繰り返した後、斜面を巻くようにして進む。眼下には、湯河原市街や相模灘が広がってくる。

20分ほど登ると携帯電話の中継アンテナが見えてくる。初島や大島が眺められるポイントだ。見返し地蔵を右に見て登ると、NTT反射塔の前で山道になる。

最初の50mほどは林の中に延びる平坦な道。その後は少しずつ登り勾配になってくる。急ではないが、道幅が狭い。ウルシガ窪第一配水池前で道が分岐する。ここは右へ。登山道は広くなり歩きやすい。水平歩行に移ると舗装された県道に出る。そのまま直進すれば七尾峠だ。

岩戸山

出典:十国峠ケーブルカー

峠から再び山道に入る。林の中の平坦な道で、左下には全日空の研修所が見える。防災無線の中継所を過ぎたところが七尾原。ここから高圧線に沿って登るようになる。何度か鉄柱をくぐって進むと分岐に出る。ここは右へ。急斜面だが、ジグザグに登るため、さほど苦にならない。ルートの途中に岩戸観音への分岐がある。往復しても20分ほどなので、寄ってみるといい。大きな岩盤をくり貫いて観音様が彫られている。岩戸観音から分岐まで戻らなくても山頂に行ける道もあるが、途中にロープの張られている箇所があるので、自信のない人は往路を分岐まで戻り、山頂を目指そう。

岩戸山山頂は狭いが、テーブルとベンチが設置されている。本来なら、天城連山や初島、東伊豆の海岸線の見晴らしが良いのだが、下草が伸びて全望することは難しい。しかし、潮風は心地よく、頑張って登った体を優しく包み込んでくれるようだ。

笹の広場

山頂からは、西に延びる尾根道を行く。すぐに山頂下の分岐に出るので、ここを右へ。右側の視界が開けたなだらかな歩きが続く。しばらく行くと、開陽台という展望地の入口がある。開陽台からは地球が丸く見えるらしい。時間があったら寄ってみよう。ハコネダケが茂る尾根道を進むと、開けた草原に出る。

東光寺

東南が開け、目の前に初島が見える。左に下る道があるが、なおも直進する。10分ほどで東光寺に到着。

十国峠

出典:十国峠ケーブルカー

ここからは舗装道路だ。参道を抜け、お地蔵様が並ぶ坂道を登ったところが姫の沢公園。季節の花々が楽しめる公園で、春から初夏の時期がおすすめだ。坂道を登ると、正面に十国峠の展望台が見えてくる。広場を抜ければ展望台。富士山や伊豆半島が眺められる好展望地だ。帰路はケーブルカーを使って十国峠登り口バス停から熱海駅へ。

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