このコースは登山者の往来が多いので、通称上高地街道と呼ばれている。シーズンになれば夜行で到着した登山者が列を作り、夜も明けきらぬうちに歩き出す。グループや個人、家族連れなどの登山者に混じって、一般の観光客の姿も多く見かけられる。

    上高地・明神・徳沢・横尾を巡る登山コース

    • 難易度:初級
    • 合計所要時間:3:05
    • 累積標高:462m
    • 距離:約10.1km
    • コースタイム:上高地バスターミナル-(5分)→河童橋-(50分)→明神-(60分)→徳沢-(70分)→横尾

    上高地バスターミナル

    上高地のバスターミナルは、平成17年春に観光センターとしてオープンした。また、美化センターはインフォメーションセンターとして平成15年に新しくなった。また、時間は限られるがコインシャワーを利用できる。

    河童橋

    バスターミナルから河童橋まではほんの5分ほどである。できれば河童橋から穂高連峰の朝焼けを眺めたい。

    上高地といえば河童橋からの穂高といわれるぐらいに有名な風景であるが、朝焼けの風景はまた格別だ。五千尺ホテルの前を通り、清水川の小さな流れを渡れば小梨平に着く。ここにはビジターセンターやキャンプ場などがある。ビジターセンターには上高地の自然に関する写真などが展示されていて、なかなかおもしろい。キャンプ場はカラマツ林に囲まれた静かなところだ。夏にはここに長期滞在して日帰り登山を楽しむ人もいる。

    明神

    小梨平から道は梓川に沿って樹林の中を行くようになり、時々梓川の流れを見下ろす。ゆるやかに登り下りする道を行き、立ち枯れが目立つ開けたところまで来れば明神まではもうすぐだ。

    ここから振り返ると、西穂高の横尾から仰ぐゆるやかな稜線を見ることができる。明神には穂高神社奥社の大きな石碑が立っており、見上げれば明神岳の鋭い岩峰がそびえている。

    明神池まではここから梓川にかかる吊り橋を渡って10分くらいだ。明神の少し先で白沢の橋を渡ると、徳本峠への分岐特号がある。峠へ行く道を右に見て樹林帯をしばらく行けば、古池を左に、ゆるやかな斜面が広がるところに出る。

    ここのニリンソウの群落は見事で、春にはあたり一面に白い花を咲かせている。

    徳沢

    古池を過ぎて、前穂高岳と北尾根を仰ぎ見れば徳沢に着く。ここには芝生の広がる気持ちの良いキャンプ場があり、蝶ヶ岳への登山道が分かれている。

    また、梓川の向こうには、井上靖の小説『氷壁』の舞台となった前穂高岳の東壁がその全容を見せている。徳沢からしばらくは樹林帯の中の道を行き、15分ほどで新村橋への分岐だ。梓川にかかるこの吊り橋を渡って、奥又白池へ行く中畠新道、屏風のコルを越えて固沢へ入るパノラマコースに出ることもできる。

    横尾

    分岐からさらに樹林帯の道を行く。時折、樹林の切れ目から奥又白の白い岩壁が見え、単調な歩きにアクセントを与えてくれる。道が梓川に近づき、流れの中に立つ立石を過ぎてしばらく行けば、横尾大橋が見えてくる。次第に大きくなった屏風岩を見ながら右に回り込めば横尾である。

    横尾にはキャンプ場もあり、蝶ヶ岳、槍ヶ岳、涸沢への道が分かれている。ここには横尾避難小屋があるが、使用は、横尾山荘が営業していない冬期に限られる。

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