乗鞍周辺には、谷間の秘湯あり、高原のリゾート温泉ありで、登山やスキーの疲れ、日々の疲れを癒すのにもってこいの温泉地が数多い。いずれも湯量豊富な名湯で、新緑と残雪に輝く春山の眺め、あるいは、はらはらと落ちてくる紅葉の錦の中で湯に浸かる露天風呂の味わいは格別のものがある。これらの温泉地は、乗鞍岳や上高地探訪の基地にも好適で、周辺観光の中核となっている。ここでは乗鞍からみて信州側に位置する奈川温泉・新奈川温泉について紹介しよう。
目次
奈川温泉について

奈川の中心、黒川渡から西へ谷間を少し入ったスーパー林道の入口付近に旅館が2軒ある。鎌倉時代の開湯といわれ、のどかな保養向きの温泉である。泉質はナトリウム・炭酸水素塩泉。
奈川温泉の旅館
富喜の湯

秋は新蕎麦、紅葉シーズンと景色と食事が堪能できる。旅館名物のきのこ鍋もシーズン時に楽しめる。地物のきのこ(じこぼう、あみ茸、なめこ等)が入ったすきやき風味の温ったか鍋は絶品。
新奈川温泉について
黒川沿いに湧く湯。2軒の旅館がある。泉質はナトリウム・炭酸水素塩泉。
新奈川温泉の旅館
旅館 鳥屋沢


信州、上高地乗鞍スーパー林道の入口付近。当館を拠点に渓流釣り、山菜狩り、バードウォッチング、トレッキングなど色々な楽しみ方の出来る大人の楽園。奈川産のそば粉使用の信州蕎麦が人気。
合掌造りの宿 川仙
季節折々の山の幸を使った郷土料理に、奈川産の地粉で打った手打ちそばと名物「とうじ蕎麦」を食すことが出来る。源泉かけ流しで内風呂が男女である。