乗鞍岳山上へは、飛側から乗鞍スカイライン、信州側から乗鞍エコーラインという2本の山岳道路が通じている。シャトルバスやタクシー利用で、歩くことなく標高2700mを越す畳平に達せられる。東麓の乗鞍高原には各種の宿泊施設が整い、温泉の存在もあって乗鞍登山・観光の基地として賑わう。これに比べて南麓や西麓の登山口への交通は不便となり、登山者も少ない。

    乗鞍岳マイカー規制

    乗鞍岳山頂へ至る乗鞍スカイライン、県道乗鞍岳線(乗鞍エコーライン)ともに、自然環境保護と山頂部の交通渋滞緩和を目的として2003年度よりマイカー規制が実施されており、許可車両以外は通行ができない。乗鞍山頂(畳平)を目指すためには、山麓に指定された乗換え駐車場からシャトルバスやタクシーを利用する。

    畳平と各乗換え駐車場を結ぶシャトルバスの本数は多い。7~9月の最盛期には、乗換え駐車場発早朝3時台の便から運行があり、御来光登山や長丁場となる岐阜県側ルートへ足を延ばす登山者にとっては好都合だ。なお山頂への交通代金には、乗鞍環境保全税が課せられている。

    信州側から乗鞍へ

    乗鞍高原から山頂へ

    乗鞍エコーラインの三本滝ゲートより上部がマイカー規制区間のため、乗鞍高原で山頂行きのシャトルバスやタクシーを利用する。乗換え駐車場は鈴蘭地区にある乗鞍観光センター前駐車場のほか、鈴蘭橋周辺にも2ヶ所が確保されている。乗鞍山頂(畳平)までのバス時間は約50分。乗鞍エコーラインの開通期間は7月初旬~10月末で、バスの運行もこれに準ずる。マイカーの場合は、長野自動車道の松本インターから国道158号を約31kmの前川渡で左折、約10kmで鈴園へ。

    白骨温泉、野麦峠方面

    白骨温泉へは、新島々駅よりアルピコ交通(松本電鉄バス)が運行。乗鞍高原の鈴蘭経由となるが、本数は少ない。奈川から野麦峠方面へは、梓川に沿う国道158号の奈川渡から分かれて野麦街道とも呼ばれる県道に入る。市営バスが新島々~奈川渡~川浦を結んで運行。運行区間や運行日に注意。

    信州側の登山基地

    画像提供:飛騨乗鞍観光協会

    まず挙げられるのは、なんといっても乗鞍高原だ。温泉付きのホテル、旅館、民宿、ペンションなど120軒余、約3700名の収容力がある。このほか定員300名の休暇村乗鞍高原があり、キャンプ場も併せ持つ。このほか乗鞍登山のベースとしては、マイカーならば白骨温泉や奈川温泉、沢度、中の湯温泉、坂巻温泉、バス利用ならば上高地とすることもできる。乗鞍高原や白骨温泉をベースに、周辺ドライブを楽しむのもよい。また、乗鞍山上畳平の宿泊施設や肩の小屋、位ヶ原山荘(それぞれ要予約)に宿を求めるのもよい。

    出典:位ヶ原山荘

    飛騨側から乗鞍へ

    平湯温泉から山頂へ

    乗鞍スカイラインでは、平湯峠ゲートより上部でマイカー規制を実施。乗鞍山頂行きのシャトルバスは、乗換え駐車場に指定されている高山市平湯温泉のあかんだな駐車場及び、高山市丹生川町のほおのき平駐車場発となる。乗鞍スカイラインの開通期間は5月中旬~10月末日で、バスの運行もこれに準ずる(積雪状況で変動あり)。乗鞍エコーラインの開通は7月なので、春の乗鞍山上への交通に関しては、岐阜県側からに限られる。各乗換え駐車場へ至るバス路線の起点は、JR高山本線高山駅。ほおのき平~平湯温泉経由の新穂高温泉行きを利用する(乗鞍畳平行きもある)。神岡方面からも平湯温泉行きバスがあるが、便数は少ない。

    マイカーの場合、高山から国道158号を通るルートと、神岡経由で国道41号、そして471号を通り平湯に至るルートがある。大阪名古屋方面からは、東海北陸自動車道の飛騨清見インター~中部縦貫自動車道高山インターをへて高山市街へ到るのが一般的だ。

    飛騨側の登山基地

    平湯温泉は、上高地、乗鞍、新穂高方面への要にあたり、便利この上ない。マイカーの場合は、福地、新平湯、栃尾、新穂高の各温泉や高山市丹生川町の入手、付近をベースとしてもいい。上記以外の飛騨側の交通は、マイカーなしでは不便だ。千町尾根方面へもバス便は少なく、タクシーの便も悪い。

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