南会津の名峰田代山

田代山は帝釈山脈を代表する南会津の名峰。日光連山、会津駒ヶ岳、燧ヶ岳などの眺望がよい。山麓には木賊温泉と湯ノ花温泉のふたつのいで湯があり、よい登山基地になってくれる。もっとも一般的なコースは湯ノ花温泉上流の猿倉登山口から往復するもので、西隣に替える沢山の南に位置する馬坂峠から訪れる登山者も増えている。ほかに木賊温泉側から登るコースもある。今回は初心者が田代山に挑戦する際の案内、日帰り登山も可能な田代山への最短ルートを紹介する。

猿倉口から田代山・帝釈山・木賊温泉へ

①猿倉登山口→②田代山→③帝釈山→④田代山山頂湿原→⑤川衣水芭蕉群生地→⑥木賊温泉

場所福島県・南会津
必要日数日帰り登山、1泊2日登山
総コースタイム※8時間10分
距離約18.0km
累積標高約966m
難易度★★★☆☆
エリア福島県
登る山田代山(1926m)、帝釈山(2060m)
※「40~50代(または60代)の登山経験者/2~5人のパーティー/夏山の晴天時」を基準に設定
猿倉登山口

田代山にもっとも短時間で登ることができるのが猿倉登山口。東京方面からは、会津高原尾瀬口駅からバスで湯ノ花温泉に入り、さらに猿倉登山口まではタクシー利用になる。ただし、バスの本数はきわめて少ないので、まず初日は湯ノ花温泉泊まりとしたい。木賊温泉から会津高原尾瀬口駅へのバスは早朝に1本のみで、その日のうちに帰る場合は木賊温泉からさらに1時間30分ほど歩いて木賊温泉入口バス停まで行かなければならない。いずれにしてもバスの時刻は事前に要確認である。

道標に従ってオクラ沢に下り、左岸に渡って上流へ進む。沢が左に曲がるところで右手の山腹に取りつき、ジグザグ道を急登する。小さな尾根上に出てからも急登はつづく。ブナ林からツガやダケカンバの混生林へと林相が変わるころ左手に三本尾根が見える。いつしか台地状のゆるい登りになり、立ち枯れた木の中を行くと小田代の一角に飛び出す。小田代は規模こそ小さな湿原だが、色とりどりの花々が目を楽しませてくれる。小田代で右へ分かれる木道は湿原の北端で行き止まりになっている。

田代山湿原

小田代を過ぎると再び急登になる。ササを刈り払った道は歩きにくい。それでも20分ほど頑張れば、岩頭が左に現れて、ひょっこり湿原に飛び出す。ここが田代山湿原の最下部にあたり、湿原を一周する木道が設けられている。木道は基本的に反時計回りにたどるようになっており、直進すると右手に弘法沼が現れ、田代山の山名標識が立つT字路に達する。右に延びる木道は木賊温泉方面へのもので、帝釈山へは左の木道を進む。

田代山避難小屋

湿原から灌木の中を進むと右手に田代山避難小屋がある。ここは以前、弘法大師を祀る大師堂のあったところ現在は大師堂を兼ねた避難小屋として再建されている。高床式の避難小屋は10人程度の宿泊が可能。

福島県 栃木県の県境、南会津の帝釈山の山頂

田代山避難小屋の裏手に回り込んで樹林の中を下る。いったん鞍部に下り、再び登って小ピークを越える。ほぼ平坦な道を進み、徐々に高度を上げて福島県 栃木県の県境、南会津の帝釈山の山頂に着く。山頂は明るく開け、2等三角点とともに大きな山名標識がある。燧ヶ岳や日光連山の展望が見事だ。南面には馬坂峠への登山道が延びている。馬坂峠からの道はよく整備され、いたって歩きやすく、利用者も多い。

往路を木賊温泉への分岐まで戻る。樹林の中へ入るとロボット雨量計小屋がある。さらに樹林に覆われた尾根上の道を下る。小ピークをいくつか越え、山腹を左にヘつりながら下ると、ふたたび尾根上を行くようになる。尾根の末端で右に山腹をジグザグに下って沢に下り立つ。沢を数度渡り返すと西根川沿いの宮里林道に出る。ほどくぼ橋を渡って林道を延々と進めば木賊温泉に着く。

山旅を盛り上げる木賊温泉周辺のおすすめスポット

木賊温泉共同浴場 岩風呂

木賊温泉共同浴場 岩風呂

浴槽の底から湧く足元湧出風呂。200円以上の寄付を入れる仕組みとなっている。自然の岩風呂でワイルドな雰囲気を楽しめる。

湯ノ花温泉4つの共同浴場

湯ノ花温泉4つの共同浴場

湯ノ花温泉は約700年前の鎌倉幕府の時代に発見されたと伝えられている。現在は、共同浴場が4ヶ所あり、地元住民をはじめ、多くの観光客の憩いの場となっている。弘法の湯、湯端の湯、石湯、天神湯。大人200円・小人100円で近くの商店、民宿などで入浴券を購入する。1枚の入浴券で当日限り4共同浴場入浴可。いづれも風情ある温泉だ。

滝音

会津の蕎麦や滝音

とにかく美味しい蕎麦を味わいたい人におすすめのお店。塩で蕎麦食す蕎麦もおすすめ。豆腐、漬物など会津らしい味わいを楽しめる。

尾瀬ハイキングで楽しめる山々と植物

尾瀬散策のハイライトといえば、なんといっても尾瀬沼と尾瀬ヶ原を挙げなければならない。しかし、この2大ハイライトも燧ヶ岳と至仏山という尾瀬の盟主なくしては、これほど魅力的な景観にはならなかっただろう。さらに三条ノ滝や平滑ノ滝、燧裏林道、アヤメ平などがより彩のある尾瀬をつくりだしている。また周囲にそびえる会津駒ヶ岳や田代山などの秀峰群にも心ひかれる。これら尾瀬で楽しめる山々を以下で紹介している。

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