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SOLのエマージェンシーヴィヴィの比較−もしもの時に役立つ特徴を解説

SOLのエマージェンシーヴィヴィの比較−もしもの時に役立つ特徴を解説

SOLはエマージェンシーグッズを手がけるメーカーで、そのラインナップの中にエスケープ&エマージェンシーヴィヴィがあります。種類は4種類あり、どれを選んでいいのか分からない人も多いと思います。今回はこの4種類のエマージェンシーヴィヴィの特徴とシーンに合わせた正しい使い方を紹介します。

SOLの4種類のエマージェンシーアイテム

エマージェンシーヴィヴィとは、緊急事態(エマージェンシー)における野営するための袋(ヴィヴィ)のことで、寝袋のような形状で体を温める装備を指します。

SOLはサイズと素材、重量と形状の違いで4種類のエマージェンシーヴィヴィを揃えています。

※横スクロールで表がスクロールできます。
商品名 エスケープヴィヴィ エスケープライトヴィヴィ エマージェンシーヴィヴィ ニューエマージェンシーヴィヴィXL
価格 ¥8,690
⇨¥10,230
¥7,480
⇨¥8,580
¥3,520
⇨¥3,740
¥3,960
⇨4,510
重量 241g 156g 100g 138g
使用サイズ 81×213cm 81×208cm 81×213cm 152×213cm
収納サイズ Φ11×17cm Φ8×15cm Φ6.5×9cm Φ6.5×13cm
カラー オレンジ、グリーン オレンジ オレンジ、グリーン オレンジ
アルミ面反射度 70% 70% 90% 90%
透湿の有無 有り 有り 無し 無し

表を見るとわかりますがエスケープとエマージェンシーの2種類に大別することができます。価格は2022年の値段から2024年でどのように変化しているかがわかります。高いものは約15%値上がりしています。

エスケープとエマージェンシーの2種類に大別

エスケープシリーズは透湿性のある素材を採用し、形状はマミー型です。これによってシュラフカバーやインナーシーツ代わりに使用するのに適しており汎用性に優れた作りです。このシリーズで使われているのは透湿性のあるポリエチレン製の不織布です。素材は柔らかくさらりとした肌触りが特徴です。

エマージェンシーシリーズよりも価格が倍します。

エスケープとエマージェンシーの2種類に大別

エマージェンシーシリーズは大きさの違いで2種類の展開があり透湿性がない分、体熱反射保持は90%と高く、緊急事態における体温低下を防ぐことに焦点を当てたヴィヴィと言えるでしょう。このシリーズで使われているのは軽量なポリエチレン素材です。レジ袋などに使われている素材といえばわかりやすいと思います。肌に張り付くような感覚があるのが特徴です。

エスケープシリーズの比較

エスケープシリーズにはエスケープヴィヴィとエスケープライトヴィヴィがあります。エスケープライトヴィヴィは重量が約100gほど軽く、上下の不織布を縫い合わせただけのシンプルな作りとなっています。フードもファスナーもなく両サイドにスリットがあり、首元で生地を折り返し使用します。単体での使用やシュラフの中に入れて使うのに適しています。

エスケープシリーズの比較

エスケープヴィヴィは開口部にドローコードが付いており、シュラフのように絞ることができます。また足元にマチがあり立体縫製になっているのでスリーピングバッグカバーとして使う際に足元のダウンを潰さずに使用できます。また片側にファスナーが付いておりスムーズに中に潜り込めます。

エマージェンシーシリーズの比較

エマージェンシーシリーズの比較

エマージェンシーシリーズはサイズの違いのみで、比較はシンプルです。エマージェンシーヴィヴィの横幅を約2倍にしたのがエマージェンシーヴィヴィXLです。

エマージェンシーシリーズの比較

エマージェンシーヴィヴィは1人用のヴィヴィサックでシーム処理した封筒型の形状です。ブランケットより密閉性が高いため保温性に優れています。収納袋に付いたドローコードは着火剤としても活用することができ、ホイッスルが付属されています。このオプションはXLにはついていない点に注意が必要です。

エマージェンシーヴィヴィXLは大人2人が入ることのできる大きさのヴィヴィサックです。このサイズの利点を生かしてテントの中に敷くシートとして利用することで地面からの冷えをある程度遮断することもできます。

テント泊登山におすすめの使い方

僕の場合はテント泊をするのでエマージェンシーヴィヴィとエスケープライトヴィヴィのセットを装備に加えて、寒い日のテント泊のリスクヘッジとしています。

いくつかの使い方があって、対策1つ目は地面からの冷え対策です。方法は2つあります。

テント泊登山におすすめの使い方

1つはクローズドセルマットの下にエスケープライトヴィヴィを敷いて、地面からの冷えを抑制する使い方です。もう1つはエマージェンシーヴィヴィの中にクローズドセルマットを入れてしまうことで、さらに地面からの冷えを抑制することもできます。

対策2つ目は就寝時の保温能力を高めるための対策です。

これに使用するのはエマージェンシーヴィヴィで、シュラフカバーのような使い方をします。エマージェンシーヴィヴィは透湿性があるのでエマージェンシーヴィヴィの中が結露して、シュラフが濡れる心配も少ないです。ただし、防水性は無いので結露でシュラフを濡らしたくないという目的では完璧ではないことに注意が必要です。

今回紹介した4種類のエマージェンシーアイテムはその特徴と機能性を知ることで正しい使い方ができ、登山中におけるリスクを軽減することができます。僕は日帰り登山でも、夏山、冬山、バックカントリースキー、渓流釣りといった様々なアクティビティーで必ず装備に加えているアイテムの1つです。日常でも災害時には非常に頼りになるアイテムなので、1つ持っておくと安心です。

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