服部文祥氏のサバイバル登山のノウハウを余すところなく詰め込んだ実用書として人気を博した『サバイバル登山入門』。今回紹介するのは撃って登るサバイバル登山家、服部文祥氏が日常でも行っているという横浜の自宅でのサバイバルスタイルに焦点をあてた書籍となっている。
その名も『アーバンサバイバル入門』
アーバンサバイバルとは、都市で猟師のような「獲って殺して食べる」を実践すること。「食」にかぎらず、「衣」も「住」もできるだけ自分の力で作り出す試みである。「生きるために」自分の体と頭をめいっぱい使ってみよう。その先に驚くべき絶景が隠れている。猟師で登山家でサラリーマンの著者の横浜での自力生活を大公開!写真700枚、イラスト50点、オールカラーというみ易い内容の実用書となっている。
内容をちょっと紹介すると。構成は[衣][食][住]の3章だて。
[はじめに]「 ありふれた日常の驚くべき絶景」は、読み応えのある30ページのエッセイ。
[付録]「 考えて、行動し、また考えるということ」も、巻末に20ページ収録という充実の内容だ。
たとえば、
- ニワトリにシカ肉を与えると卵の味は格段に上がる
- ミツバチ1万匹なら巣箱ひとつで飼える
- 菜園の肥料は鶏糞と人糞
- ミドリガメは甲羅両側をノコギリで切って解体
- ザリガニは泥抜きして塩ゆでするとうまい
- ハクビシンは脚と背ロースをはずしてから内臓を
- 窓の柱に角材を固定すれば出窓を作れる
- ノコギリとバールで天井を抜くと気持ちがいい
いかがだろうか?このリストをみてワクワクする人は潜在サバイバル人かもしれない。このドキドキワクワクは書籍に留まらずトークショーで、より深く本人から聞くことができる。東京都内のみの開催だが、週末に向けて是非チェックしてみてほしい!