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【初心者に知って欲しい】登山の服装は春夏秋冬で考える- ポイントを抑えて快適な登山を楽しもう

【初心者に知って欲しい】登山の服装は春夏秋冬で考える- ポイントを抑えて快適な登山を楽しもう

登山の服装を考えるときは春夏秋冬と、標高の高さ(登山をする山)、アクティビティの内容を確認することが大事です。

春夏秋冬といっても登山の場合は、月毎で気温変化が大きく、月の中でも前中後半なのかでも気温差が生じます。また年によっても寒さ、暖かさが変わるので、例えば「春の登山の服装」と言っても「これが正解です!」と言い切れないのが登山の服装を考える際の難しさです。

ただし春夏秋冬の中でも月毎でおおよその登山の服装の考え方を見積もることはできます。

この記事では、登山用服装の選び方として各服装カテゴリでの役割を紹介し、春夏秋冬別でおすすめの登山用服装を紹介します。

登山用服装の選び方11ポイント解説

登山では汗をかかないようにするために、レイヤリング(重ね着)を基本とします。だから登山の服装(行動着)は必然と多くなります。

登山をするときに着用する服装と身に着けるアイテムの主なものを挙げると11種類あります。この11種類の服装とアイテム類を選ぶ際、どのような役割があるのかを紹介します。

※横スクロールで表がスクロールできます。
服装役割
ベースレイヤー速乾性・保温性
ミドルレイヤー軽量性・保温性
アウターレイヤー耐候性
防寒着保温性・コンパクト性
パンツ歩きやすさ
ソックスクッション性・通気性
登山靴グリップ性・防水性
ザック容量・フィット感
サングラス偏光・UVカット
グローブ保温性・耐久性
帽子透湿性・通気性

各服装の詳しい選び方は以下の記事でチェックしましょう。

登山用服装の選び方-11のポイント解説
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登山を始めようと思ってもどのような服装で行けば良いか悩む方も多いと思います。そんな悩みを解決するため、服装別11のポイントで、登山服装の着用テクニック、選び方、知っておくと便利な素材や機能性について紹介します。

登山の春夏秋冬を考える

二十四節気(にじゅうしせっき)は、今でも立春、春分、夏至など、季節を表す言葉として用いられています。1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。

夏至(げし)とは、1年で1番、昼の時間が長い日で、6月21日頃です。

それとは逆に、1年で1番、昼の時間が短い日が「冬至」で、12月21日頃です。最もヘッドライトが重要な時期ですね。

※横スクロールで表がスクロールできます。
季節二十四節気名新暦の日付
立春(りっしゅん)1月節2月4日頃
雨水(うすい)1月中2月19日頃
啓蟄(けいちつ)2月節3月5日頃
春分(しゅんぶん)2月中3月21日頃
清明(せいめい)3月節4月5日頃
穀雨(こくう)3月中4月20日頃
立夏(りっか)4月節5月5日頃
小満(しょうまん)4月中5月21日頃
芒種(ぼうしゅ)5月節6月6日頃
夏至(げし)5月中6月21日頃
小暑(しょうしょ)6月節7月7日頃
大暑(たいしょ)6月中7月23日頃
立秋(りっしゅう)7月節8月8日頃
処暑(しょしょ)7月中8月23日頃
白露(はくろ)8月節9月8日頃
秋分(しゅうぶん)8月中9月23日頃
寒露(かんろ)9月節10月8日頃
霜降(そうこう)9月中10月24日頃
立冬(りっとう)10月節11月7日頃
小雪(しょうせつ)10月中11月22日頃
大雪(たいせつ)11月節12月7日頃
冬至(とうじ)11月中12月21日頃
小寒(しょうかん)12月節1月5日頃
大寒(だいかん)12月中1月21日頃

気象庁では予報で使用する各用語について、具体的な定義を公開しており、以下の通りです。

  • 春:3月~5月
  • 夏:6月~8月
  • 秋:9月~11月
  • 冬:12月~2月

テレビやラジオでも四季の区分は大方気象庁の通りなので、ここではこの区別を使用します。

春の登山の服装

3月は残雪が残る、登山をする際にリスクが伴うとても難しい時期です。 気温においても暖かくなったと思ったら、寒気が押し寄せて寒くなるなど、 日によって気温差を感じる月です。 4月、5月は徐々に夏の陽気を感じることができるようになります。春の登山の服装は、できるだけベースを薄着にして、体温調整を容易に行えるようにレイヤリングを考えることが重要です。

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夏の登山の服装

標高が高いと上空の大気の量は少なくなり、さらに大気を通過する際のオゾンによる紫外線の吸収も少なくなるため、山の上では紫外線が強くなります。夏の登山では大気が非常に澄みやすく、それによって通常よりも紫外線が強くなる季節です。1000メートルあたり約15%強くなることが観測されており、夏の登山では登山の服装を考える時に紫外線対策を取り入れるようにしましょう。

また標高が高い山に登ることが夏の登山では多くなるため、風の影響と、標高差による気温差についても服装を考える際注意が必要です。

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2000m標高を上げると約15°気温が低くなるので、登山口が暖かくとも山の上は風が強く体感温度が低くなることが予想されます。防寒対策に注意を払った服装とレイヤリングを心がけましょう。

秋の登山の服装

夏が過ぎ秋の訪れを感じる9月と冬の訪れを感じる10月とでは気温が大きく異なります。11月ともなると山の上は冬の様相です。秋山登山と呼ばれる9月と10月では服装や持ち歩く防寒着が異なることに気をつけましょう。また11月は高所では冬山登山の服装と装備が必要になります。

9月の秋山登山の服装−汗をかかずに保温力も重視する季節
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9月に入ると高所では肌寒さを感じ、夏山登山の服装では不安になる季節です。9月の服装は9月上旬と下旬とで気温差があるため、考え方は同じでも9月下旬の服装の方がより防寒対策に注意を払う必要があります。
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冬の登山の服装

冬の登山は雪の降雪が場所によっては曖昧であったり、気温の変化も激しく、風によっても体感温度が大きく変わるため、登山においてどのような服装を着用すれば良いか難しいと考える方が多いと思います。標高が高くなるとリスクも高くなるのが登山ですが、冬の場合はそれが著しいことを覚えておきましょう。

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