今年の山と高原地図、全面改訂は「岩手山・八幡平」「飯豊山」「那須・塩原」「赤城・皇海・筑波」「鹿島槍・五竜岳」「金剛・葛城」「大峰山脈」「石鎚・四国剣山」の8点となる。

担当者が語る「山と高原地図2020年版」のココを見て!!は、新エリア増加だ。
山と高原地図 新エリアの増加
- 5「岩手山・八幡平」⇒日本200名山である「和賀岳」
- 10「飯豊山」⇒日本一小さな山脈として有名な「櫛形山脈」
- 12「那須・塩原」⇒日本300名山である「八溝山」
- 20「赤城・皇海・筑波」⇒南面の井戸湿原に高山植物が豊富な「横根山」
- 50「金剛・葛城」⇒万葉集にもその名を刻み、現在は行楽地としても有名な「生駒山地」
- 56「石鎚・四国剣山」⇒ロングトレイルブームの中で、新たに注目を浴びる可能性を秘めた「四国山地中央トレイル」
全面改訂版の多くの商品で新たな山域を収録。最新のトレンドを踏まえ、ニーズの高いエリアの地図を新設することで、山と高原地図の利用可能範囲がさらに広がる。

山と高原地図 既存エリアの利便性を追求した見直し

- 10「飯豊山」⇒雄大な稜線が魅力、しかし難所も多い飯豊山地の中心部に1/2.5万縮尺の拡大図を新設。より詳細に情報を得られる。
- 36「鹿島槍・五竜岳」⇒詳細図の範囲を拡大。登山ルートとして人気の高い八方尾根を1/2.5万の縮尺で収録。これにより、唐松岳~五竜岳~鹿島槍ヶ岳~爺ヶ岳という大縦走も詳細図で確認可能となる。

山と高原地図 全面改訂箇所
詳細拡大図で道迷いを防止

通常5万分の1の縮尺を採用している『山と高原地図』。分岐や複雑なルートを拡大図やイラストで詳しく記載。道迷いの危険が高いポイントを分かりやすく表現。
小冊子のコースガイドも分かりやすく

従来より登山コースをご紹介していた小冊子では、コースタイムや解説などに加えて高低差グラフや写真を追加したり、日帰り向きのコースか一泊が必要なコースか、など登山プランを提案。登山計画に役立つ情報をさらに増やした。
地図情報の視認性アップ、 山頂からの展望図など
情報の視認性アップのため、 アイコンをわかりやすく改良。コースタイムや危険箇所、 分岐の名称などの表示も見やすくなった。また、主要な山頂からの展望図や登山口までのアクセス案内図を追加するなど、 他にも数多くの改良を施している。