蓮華温泉から白馬岳 登山ルート 見どころ

蓮華温泉ロッジは、標高1,475mの場所にあり新潟県側からの北アルプスへの玄関口の山小屋として活用されている。蓮華温泉ロッジを基点とした白馬岳や朝日岳への登山コースは、多くの登山者に親しまれており、温泉があることからゴール地点として素晴らしい環境である。温泉は野趣あふれる野天風呂と内風呂があり、山旅に彩りを添えてくれる。この蓮華温泉から白馬岳への登山ルートを難易度とともに紹介する。

蓮華温泉エリアについて

蓮華温泉は上杉謙信の隠れ湯と言われている。蓮華温泉は仙気の湯・黄金湯・薬師湯・三国一の湯と4つあり、いずれも泉質、効能が異なる。近くには駐車場があり直接車でアクセスすることができる。白馬岳蓮華温泉ロッジ、蓮華温泉キャンプ場といった施設もあり基地として利活用が可能だ。

蓮華温泉から白馬岳の登山ルート概要・難易度

①白馬岳蓮華温泉ロッジ→②天狗ノ庭→③白馬大池山荘→④小蓮華山→⑤三国境→⑥白馬岳

場所富山県 長野県 新潟県
山域北アルプス北部
標高白馬岳(2,932m)、小蓮華山(2,766m)
必要日数1泊2日登山
コースタイム(片道)6時間20分
距離(片道)約9.5km
累積標高約1,746m
難易度★★★☆☆
※「40~50代(または60代)の登山経験者/2~5人のパーティー/夏山の晴天時」を基準に設定

蓮華温泉までのアクセスと注意点

蓮華温泉ロッジの新しい建物

蓮華温泉には、JR大糸線平岩駅からバスで入る。駐車場から少し下ると、蓮華温泉ロッジの新しい建物の前に出る。その建物の前を通り、奥の水飲み場の裏側から登山道に入る。初めは平らな湿った道だが、木橋の架かった小さな沢を渡ると、だんだんと勾配もきつくなり、コメツガ、オオシラビソなどの樹林帯の中、ジグザグを大きく繰り返して登って行く。

振り返れば、温泉ロッジが眼下に見え、その右手のガレた源泉地帯に湯煙が立ちのぼる光景は、いかにも、秘境の温泉場という感じがする。やがて尾根の先を左側に乗越すように回り、樹林帯を進むと、天狗ノ庭はもうすぐである。

蓮華温泉から白馬岳への登山ルート注意点

天狗ノ庭

天狗ノ庭にはハクサンシャジンやタカネバラが多い。また、風雪の厳しさを訴えるように、背の低い、しかし骨太の風情で、枝を真横に突き出しているカラマツの点在する風景には、感嘆せずにはいられない。鉢ヶ岳から雪倉岳、朝日岳へと続く大きな山並みが目の前に広がる。

白馬大池の草原

時間が許せば、ゆっくり休んでいきたいところだ。道はどんどん高度を上げ、ダケカンバの白い肌が目を楽しませる。早い時期には雪渓を横切り、やがて大きな樹木もなくなり一直線に登るようになると、白馬大池の草原に飛び出す。ここからは、小蓮華山、白馬岳へと続く縦走路で、山歩きの醍醐味が十分味わえる。花や展望に心を奪われながら小登降をいくつか繰り返すと、知らないうちに小蓮華山に着いてしまう。

小蓮華山

頂上には鉄剣が立てられ、地蔵が祀られているが、頭が欠けている。さらに同じような道を登ると三国境。

三国境

そこでは新潟、富山、長野の県境が接している。ここから朝日岳への道が分岐するが、前方に八ヶ岳、雪倉岳、朝日岳と並ぶ姿はゆったりとおおらかだ。白馬岳への道の右側斜面はコマクサの大群生地だが、こういう場所には花を傷めないためにも絶対に立ち入らないこと。さらに馬ノ背と呼ばれるヤセ尾根を通り白馬岳をめざすが、特に危険な箇所もなく、2,932mの頂上に至る。

白馬岳を背にして白馬大池を見る

蓮華温泉から鉱山道を使った場合の登山ルート

雪倉鉱山の開発の際に開かれた、越後側から白馬岳への古くからの登路である。大正時代に廃坑になると荒れたが、一般登山者が増加し始めると、新潟県で整備するようになった。

明治27年に、ウェストンがここから白馬岳に登った記録がある。今も、変化に富んだ好ルートとして、静けさを求めるマニアに登られている。ただし、登山者の絶対数が少なく、残雪期などは道がわかりにくくなる場所もあるので、山慣れない人の安易な入山は禁物だ。このルートは悪天時のエスケープには不適なので注意のこと。

①白馬岳蓮華温泉ロッジ→②蓮華温泉キャンプ場→③三国境→④白馬岳

場所富山県 長野県
山域北アルプス北部
標高2,932m
必要日数1泊2日登山
コースタイム(片道)7時間20分
距離(片道)約10.5km
累積標高約1,772m
難易度★★★☆☆
※「40~50代(または60代)の登山経験者/2~5人のパーティー/夏山の晴天時」を基準に設定

白馬岳から鉱山道を使い下山した場合の登山ルート・注意点

白馬岳から下りの鉢ヶ岳の鞍部のザレた稜線から指導標に従って下るが、踏跡もわかりにくい。斜面をジグザグに下り、さらに沢筋に沿うように下って行くと、塩谷精練所跡に出る。ここから道は急斜面を鉢ヶ沢に下りて行く。ガレた沢を、対岸の踏跡めざして渡る。このあたりは遅くまで高山植物が残り、楽しいところだ。雪合上ノ沢を過ぎ、神ノ田剛では池塘の端を歩く。さらに下ると樹林帯の広い道になる。秋にはナナカマドの紅葉が素晴らしい。

蓮華菱の岩壁も見事だ。展望台を右に見てトラバースの多い道になる。やがて沢状のゴロゴロしたところを行くが、ペンキを頼りに進む。瀬戸川は丸太の仮橋があるが事前に確認を。対岸に渡り、川筋に沿ってガレの中を行くと、まもなく自然遊歩道の木道に出る。

白馬岳へ向かうその他の登山ルートと難易度

白馬岳への登山ルートは最も人気があるのが猿倉登山口より大雪渓を歩き白馬岳へ向かうルート。その他に蓮華温泉からと栂池自然園とがあり、この3つの登山ルートが白馬岳への登山を1日でアクセスできるコースだろう。以下では難易度と共にこれらの登山コースを紹介している。

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