白馬岳から唐松岳への登山ルートには途中、不帰ノ嶮(かえらずのけん)と呼ばれる日本3大キレットの1つの急峻な岩場地帯を通る。不帰ノ嶮は、Ⅰ峰・Ⅱ峰・Ⅲ峰と3つの峰から成るエリアで、中でもⅡ峰北峰とⅠ峰の間が難所として知られている。

この難所は白馬岳から向かうと登ることになるので、白馬岳から唐松岳へ向かうルートが人気となっている。

唐松岳

白馬岳から唐松岳の登山ルート

  • 難易度:中級
  • 合計所要時間:7:25
  • 累積標高:1149m
  • 距離:約9.6km
  • コースタイム:白馬岳-(10分)→白馬山荘-(15分)→村営頂上宿舎-(60分)→杓子岳分岐-(60分)→鑓ヶ岳-(20分)→鑓温泉分岐-(10分)→天狗平-(90分)→不帰キレット-(180分)→唐松岳

白馬岳から唐松岳への縦走は、前半の天狗山荘まではなだらかなコースだが、後半には天狗の大下りや、岩場の不帰ノ嶮に鎖場や梯子などがある不帰嶮難路がある長丁場である。山の経験豊富なリーダーに従って歩きたい。時間に余裕があれば、高山植物の豊富な楽しいコースでもあるので、天狗山荘で一泊するのもよいだろう。

白馬岳

白馬岳から杓子岳へは、丸山から大きな斜面をジグザグに下り、杓子岳の鞍部からは、またお花畑の中を登り詰める。

杓子岳分岐

杓子岳は、山腹を巻くのが普通だが、山頂へは、鞍部から稜線伝いに岩屑の歩きにくい道を登って行く。山頂は南北に伸び、信州側は絶壁になっている。稜線を南に行き、途中から斜面を斜めに下ると、トラバース道と合流し、鎖ヶ岳の鞍部に出る。

鑓ヶ岳

鍵ヶ岳の登りは、最初はきつい登りだが、見かけほどには時間もかからず、小鍵の頭を通り、ヶ岳の山頂へなだらかな登りが続く。山頂から岩屑のザクザクした道を下ると、鑓温泉への分岐点になる。そこから平らな稜線を少し行くと、左に斜めに下るようになり、雪がある時もある。

天狗平

下りきったところが天狗平で、天狗山荘がある。小屋の前には雪解けの冷たい水が流れ、高山植物の豊富なところで、山頂の小屋が混み合うシーズンでも比較的ゆったりと過ごせる。

小屋の前から少し登れば移線に出る。天狗ノ頭から天約ノ大下りまでは、丘の上を行くような稜線優歩だ。高山植物や右手の剣岳を見ながらのんびり歩こう。やがて、「天狗ノ大下り」と呼ばれる標高差300mの急な下りになるが、近年は登山者が多く、シーズン中には、ここで渋滞のためとんだ時間を取られることがあるので注意。

不帰キレット

下り口から岩を伝い、すぐ右下に下る。鎖が取り付けてあり、ペンキマークでルートも指示されているので、焦らずゆっくり下ろう。不帰の一峰は稜線伝いに登る。目前に、このコースの核心部である三峰の岩壁が、垂直にそそり立っている。どこを登るのが、不安になるが、取り付いてみると、足場や手掛かりはしっかりして、悪いところには鎖が付けられている。落ち着いて高度を上げれば、やがてアングルの橋を渡り、信州側に回り込む。そして、岩壁をへつるようにして細いバンド状のところを行くが、路肩の踏み抜きに十分注意したい。また、ここでは対向者と行き交うことはできないから、十分先を確かめて行動したい。道は右に回り込んで岩場の中をマーキングに従って二峰の頂上に出る。頂上は広いので、ひと息いれることができる。北峰から南峰へは、水平に近い道を越中側に巻き、少し登る。再び稜線を伝い、ハイマツの間を抜けると、三に立つ。唐松岳の頂上へもうひと登りである。

唐松岳

唐松岳の山頂からは、今来た不帰の縦走路がよく見える。また、ここからの五竜岳の威容は、堂々として、印象的である。直下には、唐松岳頂上山荘も見え、尾根を15分ほど下ればたどり着く。

白馬岳の概要

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