雪倉岳、朝日岳は、共に白馬連峰から北に続く稜線上にあり、北アルプスの最北部にあたる。白馬岳近辺の華やかさはないが、それだけに静かな山旅を望む人には好まれる。山容はおおらかで雄大であり、穏やかで好展望の尾根歩きが堪能できる。小桜ヶ原のような湿地帯もあって、清河な水に恵まれる。高山植物も豊富で、白馬岳近辺とは違った花々を楽しめる。

白馬岳から朝日岳 登山ルート概要

  • 難易度:中級
  • 合計所要時間:2:35
  • 距離:約4.9km
  • 登山ルート:白馬岳→(40分)→三国境→(40分)→鉱山道分岐→(50分)→雪倉岳避難小屋→(50分)→雪倉岳→(120分)→水平道分岐→(80分)→朝日岳

白馬岳

白馬岳から朝日岳への縦走は、静かに花や山旅を楽しみながら歩く、魅力あるコースである。しかし、距離のあるコースなので、体調は万全を期すこと。白馬山頂で展望を楽しんだら、三国境に向かって出発しよう。

三国境

馬ノ背と呼ばれる狭い尾根道を越えてザラ道を下ると、三国境である。左側のガレた斜面は、コマクサの群生地になっている。もちろん、立ち入ることはできない。前方には、これから向かう雪倉、朝日と続く雄大な山並みが広がる。登山者の大部分が白馬大池方面に向かうのを見送って、左のザクザクの斜面をトラバース気味に下る。

鉱山道分岐

やがて、ハイマツ帯の広い尾根を八ヶ岳の鞍郡に向かうが、途中鉱山道への分岐を右に見る。このあたりから、主稜線にはまったく見られないミヤママツムシソウの紫色の大きな花が、たくさん見られるようになる。鉢ヶ岳の東斜面の巻き道を行くが、この斜面も大きなお花畑である。振り返ると、小蓮華山に向かう稜線を歩く人影が、豆粒のように見える。

雪倉岳避難小屋・雪倉岳

出典:朝日小屋

小さな沢を渡り、ザラ道のゆるい斜面を下ると、雪倉岳避難小屋に着く。ブロック囲いの、小さな小屋である。雪倉岳は、ここからジグザグに尾根道を登るが、下から見上げたほどのこともなく、山頂に着く。広い、ゆったりとした山頂で、振り返れば、白馬岳や旭岳が印象的である。また、目前には、朝日岳が大きく広がる。山頂からはゆるい下りのザラ道の斜面を行く。ガスで視界の悪い時は、慎重にルートを見定めたい。道は稜線の右側に入り、滑りやすい岩尾根を下ると広いコルに出る。ここから左に急なジグザグ道を一気に下ったところがツバメ平で、小さな沢が流れている。縦走路は赤男山の巻き道に入る。燕岩の不気味な岩崩れの下を横切り樹林帯を抜けると、水量豊富な沢に出る。小桜ヶ原の入口で、木道ができている。小桜ヶ原の湿原には、ハクサンコザクラ、チングルマが咲き乱れ、ニホンカモシカを見ることもある。

水平道分岐

木道をしばらく歩くと、水平道の分岐に着く。朝日岳へは、樹林帯の中を直登する。しばらく登ると、コバイケイソウの群生する草原に出る。再び道は樹林帯に入るが、すぐ明るい尾根に飛び出す。チングルマやニッコウキスゲの咲き乱れる草原をのんびり歩き、朝日岳の山頂に至る。山頂は、ハイマツが点在し花が咲く、丘のような広いところだ。朝日小屋へは、西に稜線を40分ほど下る。

水平道

水平道の名に誘われて気軽に踏み込めば、えらいめにあう。登降が予想外に多く、決して気楽に歩くというわけにはいかない。途中、お花畑などきれいな場所も多いが、残雪の状態によっては通行できないこともある。時間的にも、山頂経由と大差ない。

白馬岳の概要

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