五輪尾根の標高差は1000mとちょっとだが、健脚向きのコースである。しかし兵馬ノ平といった湿原にみる高山植物、ヒョウタン池、沢を渡るシーンなど様々に景色がかわり目を楽しませる。地図をみてもわかる通り、中間地点あたりにあるカモシカ坂には手こずるだろう。

蓮華温泉から朝日岳 登山ルート概要

  • 難易度:中級
  • 合計所要時間:6:30
  • 累積標高:1469m
  • 距離:約10.2km
  • 登山ルート:蓮華温泉→(30分)→兵馬ノ平→(30分)→瀬戸川出合→(70分)→白高地沢出合→(100分)→花園三角点→(90分)→白高地→(20分)→千代ノ吹上→(50分)→朝日岳

蓮華温泉

蓮華温泉から朝日岳 登山ルート概要

このコースは、蓮華温泉から、瀬戸川白高地沢へいったん下り、そこからカモシカ坂を急登し、五輪尾根を使い朝日岳をめざして登る健脚向きのコースである。近年、花巡りの山旅を楽しめるコースとして人気があるが、計画不十分なまま安易に登るのは禁物だ。始発のバス利用で蓮華温泉から登り出すのは、かなりの健脚でないと時間的にきつい。また、このコースは、途中、見るべきものも多く、ついついノンビリ登ってしまうコースである。山行を楽しむためには、なるべくならば蓮華温泉に一泊し、朝はできるだけ早立ちしたい。温泉ロッジの前からブナやトチの樹林帯を下り、キャンプ場を左に見て、蓮華ノ森自然歩道の周遊道に出る。

兵馬ノ平

鉱山道を左に分けて右に進むと、大きな湿原となり、整備された木道に出る。ここは兵馬ノ平と呼ばれ、ヒオウギアヤメなどが咲き、小川も流れている。雪倉岳や朝日岳の展望の良いところだ。

瀬戸川出合

瀬戸川へは、木道や、滑りやすい樹林の中の急坂を下って行く。立派な鉄橋を渡り、白高地沢に沿った道を行けば、左にひょうたん池を見て、まもなく白高地沢の河原に出る。

白高地沢出合

沢を少しさかのぼると、鉄製の足場板が架けられていて、そこから左岸に渡る。やがて、カモシカ坂の急登になる。以前は滑りやすい急坂だったが、木道の整備により歩きやすくなった。しかし、木道が濡れているときなどはスリップに十分注意しよう。

花園三角点

高度を上げて行くと、視界が開け、緩斜面になり、草原に出る。ここがカモシカ原で、きれいなお花畑になる。花園三角点は、広い草原で、ワタスゲ、ハクサンコザクラ、カライトソウなどが多い、湿性のお花畑となっている。やがて道は稜線状を行くようになる。

白高地・千代ノ吹上

青ザクと呼ばれるザク道を登りきると、再び樹林帯に入り、山腹をトラバースしながら白高地に入って行く。清水が縦横に流れ、道はぬかるんだ幾筋もの踏み跡をたどるように行く。ぬかるみにはうんざりするが、チングルマやハクサンコザクラなどの花が咲き乱れる中を行くので、元気づけられるだろう。さらに南面の緩斜面の草地をトラバースしながらどんどん登って行くが、早い時期ならば、雪渓をいくつも横断することになる。

朝日岳

やがて朝日岳の鞍部(吹上のコル)に出る。そこは概海新道の分岐点になっている。反対側の斜面の下に朝日池を見ながら、広い斜面をジグザグに登って行くと、左手に雪渓がある場所に出る。その横を回ってまもなく、朝日岳の頂上である。頂上には、展望指示盤がはめ込まれた台石が立つ。周辺にはハイマツが点在し、ミヤママツムシソウやタカネシオガマなどが咲く。また、ライチョウの遊ぶ姿もよく見られる。西に延びる尾根を、道標に従い40分あまりで朝日小屋である。

白馬岳の概要

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