朝日岳はその名の通り山間の集落からみて最初に朝日に染まる山ということから名付けられた。山容はおおらかで、高山植物、湖群といった自然を楽しめるバラエティーにとんだ山が朝日岳だ。

    朝日岳から栂海新道 登山ルート概要

    • 難易度:中級
    • 合計所要時間:17:55
    • 距離:約24.4km
    • 登山ルート:朝日岳→(30分)→千代ノ吹上→(30分)→照葉ノ池→(120分)→アヤメ平→(150分)→黒岩山→(90分)→サワガニ山→(90分)→犬ヶ岳→(5分)→栂海山荘→(110分)→菊石山→(120分)→白鳥山→(10分)→山姥平→(80分)→シキ割→(60分)→坂田峠→(60分)→尻高山→(120分)→栂海新道登山口

    朝日岳

    栂海新道は、日本海を日指して、アルプスの高みから海抜0メートルまで下る、長大な縦走路である。ワンゲル部の合宿専用といった趣があったが、近年は、一般入山者も増加している。しかし超健脚向きのコースには違いないので、しっかりしたパーティが綿密な計画のもとに入山すべきであろう。

    千代ノ吹上

    五輪尾根から蓮華温泉へのコースとの分岐には大きな岩があり、ペンキで左に入る栂海新道を指している。

    照葉ノ池

    オオシラビソの林をくぐるように抜けると木道になり、やがて照葉ノ池が見えてくる。池の周りはチングルマやハクサンコザクラの大きなお花畑で、別天地の趣がある。

    アヤメ平

    木道は長樹山の手前まで敷設されている。長栂山の頂上付近は、丘のように広く平坦で、小さなケルンに従って歩く。ガスの深い時などはわかりにくいので注意。道は下りになり、固定ロープや木の枝につかまりながら下ると、アヤメ平に着く。ヒオウギアヤメの群落が、湿地帯を彩る。

    黒岩山

    アヤメ平を過ぎると樹林帯の急坂になり、黒岩平の広い草原に出る。黒岩平には冷たい水が豊かに流れ、「北アルプス最後の楽園」といっても過言ではない場所である。アヤメ平も同じだが、草地の中の道は、ところどころ小さな流れの溝に横切られ、対岸の取り付きがわかりにくいことがあるので注意したい。黒岩平を横切り、樹林帯を登ると、中俣新道の分岐がある。道を左にとりひと登りすると、黒岩山の山頂だ。

    サワガニ山

    ここから先は稜線を行くが、ササに覆われ道が隠れているところもある。小さな登降を繰り返して、文子ノ池を過ぎ、サワガニ山の山頂に着く。展望が良く、朝日岳が立派だ。

    犬ヶ岳・栂海山荘

    出典:栂海岳友会

    ササの繁る稜線の登降を繰り返し、水場の標識のある鞍部に出る。北俣ノ水場は、左の沢を少し下ったところにある。栂海山荘に最近、雨水を貯水したタンクが設置されたが、その先にもあまり豊かな水場はないので、ここで補給しておきたい。鞍部から少し登り、ヤセ尾根を伝うと、犬ヶ岳の山頂。少し下ったところに樹海山荘がある。展望は良く、日本海に落ちる夕日が素晴らしい。宿泊の際はマナーをよくしたい。

    菊石山

    さらに稜線を忠実に行く。ヤプで少しわかりにくい道を注意して進み、黄連山を過ぎ、菊石山の鞍部に出る。右に少し入ると黄蓮の水場がある。このあたりからはブナ林となる。

    出典:栂海岳友会
    白鳥小屋から日本海を望む景色

    白鳥山・山姥平

    出典:栂海岳友会

    正面に白鳥山を望み、道は下りとなる。今度は崩れた斜面を左に見て、木の根につかまりながら急登し、さらにいくつかのピークを過ぎると、白鳥山頂に出る。ここには白鳥小屋がある。

    シキ割

    白鳥山から急坂を下り、道は沢状になったわかりにくい地形を通り、シキ割の水場に出る。

    坂田峠

    さらに下ると、地蔵が祀られ、車道の通る坂田峠に着く。

    尻高山・栂海新道登山口・JR親不知駅

    出典:親不知観光ホテル

    峠からゆるやかな登りで尻高山に出て、山頂から下ったところで車道を横断、再び山道に入る。一本松峠から入道山を経て、国道8号に下る。ここからは、国道を約1時間の歩程で、JR親不知駅に着く。

    親不知駅周辺のおすすめスポット

    親不知観光ホテル

    出典:親不知観光ホテル

    ヒスイの原石がお土産で販売されていたり、水平線が見渡せるお風呂は、ここでしか味わえないでしょう。食事は新鮮な魚介類を楽しめます。

    親不知交流センターまるたん坊

    出典:親不知交流センターまるたん坊

    日帰り入浴プランが300円で利用でき、食事はお刺身、焼き物、煮魚と、捕れたての魚尽くしのお料理が楽しめる。親不知漁港で水揚げされた魚介類を堪能してみよう。

    道の駅 親不知ピアパーク

    出典:親不知ピアパーク

    お食事処「漁火」で食べることのできる魚介類の数々。地元の漁港で今朝水揚げされたばかりの鮮魚が並ぶ直売施設「親不知おさかなセンター」。目の前の海岸ではヒスイを探すこともできます。

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    山旅旅
    1970.01.01
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