山の辺の道

最近日本の古道の面白さを再発見しています。うん百年、うん千年という前から残されている道というのが凄いと思っていて、その時代の景色を垣間見れる面白さがあると思うんです。もともと神社仏閣は好きなので、古道も同じように楽しめます。

興味深い山の辺の道

古道

脈々と引き継がれていく、日本人が大切にしているものがある、そういう考え方に興味を感じるんです。熊野古道なども信仰の為に、本宮や伊勢神宮・高野山までの道のりを人は歩いていて、今でこそ車でいけてしまう場所ですが、交通手段がない昔は「確実にこの道を歩いていたんだ」という、昔の人と同じ景色を見ているという思いを感じ取りながら、歩くというのが、とても興味深いんです。

 

三輪山

古道は幾つか歩いていて、その中で最近では「山の辺の道」を歩きました。ここを歩いた目的は三輪山に向かう為だったんですね。三輪山自体が御神体で、登拝(とうはい)といって登山という感覚で行ってはいけないんですね。

約束事を守る為に、神社で初めに届け出を書くんです。もちろん食べ物とか駄目だし、静かな気持ちで参拝するんです。そうして三輪山を歩いていると気の流れが違う感じがするんです。新緑ですごく気持ちよくて、心が浄化されるんです。

山の辺の道を歩いて出会った景色

山の辺の道

「山の辺の道」は日本の田舎道という雰囲気で、山の麓の集落の中を歩くという感じです。古い建物とか、昔から残っている農家の横を通って歩いていきます。歩いていると古墳が多くあって、中には崇神天皇陵や景行天皇陵があったり、世間離れした雰囲気が漂っています。

 

山の辺の道

この旅路の中で、思い出深い景色に巡り合うことが出来ました。三輪山は大神神社の御神体で、大神神社には大鳥居があるんです。その大鳥居を通ると三輪山があるという組み合わせで、満月の夜に向かったんです。この満月と三輪山と鳥居という組み合わせが凄く感動的で綺麗でした。

 

山の辺の道

神社のある町って、それありきで町の人たちがいる。そういう信仰深い人たちの息吹に思いを馳せるんです。「今日の三輪山は綺麗ね」という会話が聞こえてきたり、その静かな時間がながれている景色がすきなんです。古道はそういう町を含めた全体的な雰囲気があって、好きなんですね。