登山者だけでなく一般の観光客も訪れる上高地は、穂高連峰と常念山脈に挟まれ、梓川の上流に開けたところである。焼岳と大正池、河童橋と穂高連峰などは日本の代表的な山岳風景として親しまれ、シーズンには大勢の人たちで賑わう。槍ヶ岳に源を発する梓川は、雪解け水を集め信濃川となり、遠く日本海に注ぐ。

    上高地散策

    • 難易度:初級
    • 合計所要時間:1:50
    • 累積標高:117m
    • 距離:約6.7km
    • コースタイム:大正池-(20分)→田代池-(20分)→田代橋-(15分)→上高地バスターミナル-(5分)→河童橋-(50分)→明神

    上高地といえば大正池と河童橋が有名だが、ほかにも見どころはたくさんある。それを見付けるにはやはり1日かけてゆっくり歩いてみるべきだろう。大正池から明神池までは上高地自然研究路が整備されていて、上高地の自然を楽しむことができる。

    大正池

    大正池ホテルの横から少し下れば大正池に出る。立ち枯れの木が点在する水面に穂高の山を映している様子は、何度見ても見飽きることのない風景である。池の縁には立派な木道が付けられており、足元を泳ぐイワナを見ることもできる。木道を過ぎて樹林の中の小径をしばらく行くと、明るい草原に出る。ここから見る焼岳は堂々とした姿で、頂上からは時折白い噴煙が出ているのが望まれる。草原にはワタスゲ、ニッコウキスゲなども咲いており、小鳥の鳴き声が賑やかに聞こえる。

    草原から再び林を抜けると、正面に穂高が見える田代湿原に出る。初夏にはレンゲツツジが穂高をバックに咲いている。右に行くと田代池だ。土砂の流入で小さくなり、池と呼ぶには寂しい感じがする。

    田代湿原からは梓川沿いのコースと樹林の中を行くコースがあるが、田代橋の手前で一緒になる。ここで橋を渡らずに、穂高を正面に見て梓川沿いに歩き、バスターミナルの横を通って河童橋に出るコースもあるが、ここでは橋を渡るコースを行く。田代橋と次の穂高橋を渡ってすぐ右に曲がる。

    梓川の右岸を行くと、左にはホテルや旅館の建物が見える。途中には木のベンチも置かれていて、ゆっくりと散策を楽しめるようになっている。梓川が右に大きく曲がるあたり、左にウェストン広場がある。毎年6月第1日曜にウェストンのレリーフの前で、ウェストンを称えるセレモニーが行われる。広場からは対岸の六百山と霞沢岳の眺めが素晴らしい。特に秋になれば、手前のカラマツの黄葉とのコントラストが見事である。

    梓川に沿ってしばらく歩けば河童橋だ。橋を渡り右に行けばバスターミナルに着くが、橋を右に見てさらに上流に行こう。道はまもなく湿地帯の中に付けられた木道になる。梓川の流れに近づいたり離れたりしながらのんびり行くと、流れの中にイワナを見つけたり、カモの親子が泳いでいたりして、自然を満喫できるところだ。とくに新緑の頃には緑のシャワーの中を歩く森林浴を味わうことができ上高地散策の魅力のひとつといえよう。小鳥の鳴き声を聞きながら歩いていると、やがて道は車道にしばらく並行するが、すぐ林に入り、小さな沢を渡って明神に着く。

    梓川に架かる吊橋の手前で左に行き、嘉門次小屋の前を通れば穂高神社の奥宮だ。穂高神社は安曇野市穂高にある神社である。明神池は一の池、二の池のふたつの池に分かれている。静かで神秘的な趣を漂よわせる池だ。また、新緑や紅葉の時期にはそれぞれ違った素晴らしさを見せてくれる。帰りは来た道をもう一度歩いてもよいが、吊橋を渡り小梨平を通って行くこともできる。

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