尾瀬は13年前登山を始めたきっかけの山。だから私にとってとても特別。
グリーンツアーが好きでよく山形に行っていた20代前半、「夏休み、今年はどうしようか」と友人と悩み、JRの旅のパンフレットで尾瀬を見つけて湿原歩きのつもりで行ったら、当たり前だけど尾瀬は山だった。
何も知らなさすぎて、今思えばびっくりするほどの装備やウェアで、初めての山でのコースが鳩待峠から大清水という長距離。小雨も降ってたし、膝も笑ってすごく疲れたけど、すごく楽しくて「登山はじめようか!」と帰りの電車で友人と盛り上がった。
あれから数年経って、登山をきっかけにして仕事をやめ、冒険教育とアウトドアの世界へ。あっという間に10年以上たった。
帰ってくる場所のような尾瀬
尾瀬には今回で8回目。私は元々同じ山に登ったり同じ場所に旅するのが好きな性分で。中でも尾瀬はやっぱり特別で、帰ってくる場所のようなところ。今回は、初めて尾瀬に来たときの友人と高校の同級生、同僚の4人で『はじめての尾瀬』と同じコース。
同僚は尾瀬ガイド。花や植物を教えてもらいながら歩く。
小屋泊まりの今回は、ランチのみ2日間。小屋泊まりのときの荷物は少ないから、多少かさばってもいいし、少々重くても何とかなるので、あまり軽量重視ではなくて35リットルのザックがパンパンになる程の荷物で山に向かう。小一時間歩いて 山の鼻へ。尾瀬ロッジの前を借りて、早速ランチタイム。
ポトフ風スープ 4人分(大なべ1回分)の材料
・鶏もも肉 細切れ 300グラム (前日に白ワインと塩で下味)
・トマト 1個
・じゃがいも 2個
・にんじん 1個
・玉ねぎ 1/2個
・しめじ 1パック弱
・ブーケガルニ 1袋(個包装になっていたもの)
・コンソメ 3本 (スティックパック)
・塩
・水適量
・バケット
・サーモンパテ 1缶
調理時間:約15分
山ごはん『ポトフ風スープ』のレシピ
鶏もも肉の細切れに白ワインと塩で下味をつけて冷凍しておいたものを持ってきた。
ジャガイモ、玉ねぎ、人参は早く火が通りやすいようにさいの目切りにしたものとしめじ、ブーケガルニを水から煮て鶏肉とコンソメをいれる。
具材はポトフと同じなので、ポトフ風スープと名付けてみた。あくをとって沸騰したらブーケガルニをとり、塩こしょうで味をととのえて、同じくさいの目のトマトを入れる。
バケットはスライスして、サーモンパテをぬる。
ロッジ前のテーブルでゆっくりランチ。まだ1時間しか歩いてないけど、のんびりいい気分。同僚がお世話になっているロッジで、コーヒーと花豆を出してくれた、さらにのんびり。
尾瀬のある片品村名産の花豆の甘納豆は本当においしかった。とてもいい天気で、のんびりとランチをし、食後のコーヒーを山の中で楽しむ。こんな山旅もいい。
いよいよ尾瀬ケ原へ。つづく。