上高地から岳沢への登山口は、河童橋から10分ほど梓川の右岸を行ったところにある。上高地自然研究路を明神へ向かえば、立派な標識が立っているのですぐわかる。登り始めからしばらくは鬱蒼とした樹林帯の中を行く。

上高地から岳沢を経て前穂・奥穂高岳への登山ルート

  • 難易度:中級
  • 合計所要時間:5:25
  • 累積標高:1396m
  • 距離:約9.8km
  • コースタイム:上高地バスターミナル-(5分)→河童橋-(145分)→岳沢小屋-(130分)→岳沢パノラマ-(50分)→紀美子平-(30分)→前穂高岳-(20分)→紀美子平-(30分)→最低コル-(90分)→奥穂高岳

登山ルート・地図

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上高地バスターミナル・河童橋・岳沢小屋

明神岳側のつづら折りの道を登ると、やがて岳沢名物の天然クーラーの横に出る。ここは真夏でも岩の間から冷気が吹き出し、ひと汗かいた身体には気持ちがよい。中明神沢のガレ場を横切って登ると、岳沢のガレ場の横に出る。雪崩による倒木の多いところだが、新たに生えた木々が秋になると紅葉し、倒木の白い幹とのコントラストが素晴らしい。ガレ場沿いに登り、次第に頃斜がきつくなって左手のガレ場を横切って右へ少し登ると、岳沢小屋に出る。ここは潤沢のような喧騒も無く、眼下に上高地平を望み、西穂、奥穂、前穂、明神の稜線に囲まれた、落ち着いた雰囲気のところだ。

岳沢パノラマ

岳沢小屋をあとに少し行くと、ジグザグの道となり、重太郎新道に取り付く。急な登りが続くが、最初の休憩場所として最適なのがカモシカ立場と呼ばれる尾根上のテラスである。扇沢下部の滝沢の岩壁、コブ尾根、奥穂南稜の岩壁が高度感たっぷりに眺められる。

紀美子平

北尾根と吊尾根を従えた前穂高岳テラスから梯子を登り、まばらになってきた樹林の中の急登をグングンと高度を稼ぐ。やがてハイマツ帯の中を登るようになり、頭上に前穂高岳のピークが見え始めると、展望は一気に開ける。眼下には上高地の緑の中に、ホテルの赤い屋根や大正池の青い色が鮮やかに見える。このあたりが雷鳥広場と呼ばれ、高山植物なども咲いている、雰囲気のよいところだ。まだまだ急登が続くが、一枚岩に付けられた長い鎖を登れば紀美子平に出る。山の地名には稀な女性名が印象的だ。

前穂高岳

ここで前穂高の頂上へ行く道と、頂上を通らずにトラバースして吊尾根に行く道とに分かれる。頂上から吊尾根への道はないので、紀美子平に荷物をデポして頂上をピストンした方がよい。

頂上へは急な岩場を30分ほど登る。細長いピークには北アルプスでも珍しい1等三角点が設置されているだけあって、見事なパノラマが得られる。とくにこれから向かう奥穂周辺の支稜の荒々しさには圧倒される。東を覗き込むと青々とした奥又白池が小さく見えるが、東壁を登るクライマーのために、絶対に落石をおこさないようにしよう。

最低コル

紀美子平から分岐を吊尾根に向かう。ゆるやかな登りのトラバースが続き、稜線に出れば吊尾根の最低コルである。ここから道は、再び岳沢側をトラバース気味に行くゆるやかに登りながら長い鎖場を過ぎれば、まもなく奥穂の南峰に着く。

奥穂高岳

奥穂高岳の頂上は目の前だ。上高地からの高度差1600mの登りも終着である。頂上には大きなケルンの上にがあり、展望指示盤も置かれている。

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