クライミングシューズって、今は物凄い数が出てますけど、スポルティバ「テスタロッサ」は、駄目になれば同じものを買い換えて4~5足目です。クライミングシューズって消耗品で、ソールは半年ぐらいで張替え、アッパーは岩に当たる部分が傷んでくるので、そんなに長くは持たないんです。
新鮮に登場したスポルティバ テスタロッサ
当時テスタロッサが発売されたとき、ダウントゥの形状が新鮮だったんです。このダウントゥモデルを履くと、足を入れたときの感覚が自然とつま先でかきこむような形状になっていて、今でこそこの形状はいっぱいあるんですけど、当時10数年前はなかったんです。
テスタロッサを履いた感動
それまでは同じスポルティバの「ミウラー」というモデルをずっと履いてたんですけど、このテスタロッサが出たときには物凄く感動して、これに買い換えてからは長く愛用しているんです。カラーリングも当時では恥ずかしいぐらいの派手さがあって気に入った思い出があります。
このシューズの良さって、指先のかきこみ以外に、靴全体が軽くて足裏の感覚が取りやすいんです。フットワークも軽いから、特に長いルートなんかでは頼りになります。
クライミングシューズの奥深さ
このシューズでは対応できない岩というのもあります。つま先の部分にレースがあるため、トゥフックといって指から足の甲にかけての部分をホールドにひっかける技術があるんですけど、これがやりづらく、気になるので、そういう時は別のシューズを履いたり、ヒールがちょっと柔らかいので、ヒールの合成が欲しいときには他のシューズを使ったりとケースバイケースで使ってます。
世界中の岩場にいく時には他のシューズも持っていきますが、出番がないと思っても必ず持ち歩くシューズの1つです。