ビンディング「G3 タルガ」

テレマークに使っているビンディングは15年ほどの付き合いでずっと使っています。板は使い込んでいくうちに交換が必要になってくる道具ですが、ビンディングは細かいパーツを交換すると本体自体は結構もつんです。

テレマークスキーとの出会い

ビンディング「G3 タルガ」

子供の頃からスキーは好きでやっていて、世界中でスキーというスポーツは出来るので、どこにいっても楽しんでいたんです。あるとき「バックカントリー行こう」と仲間に誘われて行ったんですが、その一緒に行った人がテレマークの人だったんです。

僕はそのとき、ゲレンデのしっかりしたビンディング、これが1番だと思っていた時期で、今でも困難な場面に差し掛かったら、頼りになるビンディングはゲレデン用のものだとは思うんですが、他のスキースタイルには目を向けてなかったんです。

テレマークスキーの良さを感じた出来事

RMUスキー板

僕はスノーシューで登っていく中、彼はシールを付けて颯爽と登っていくんです。その姿が格好良くて、しかも頂上に着いたときに、その人はシールをバッと外してザックに入れて「さあ、行こう!」って言うわけです。僕はスノーシューを外して、板を降ろして「ちょっと待ってください」っていう按配で。それがまどろっこしくて・・・(笑)

その間、彼は待ちながら「いやあ~今日は天気がいいよね~」とか話かけるんですが「いやいや、ちょっと待ってくださいよ~」ってなるわけです。(笑)そして心の中で「このスピードの差はなんだ!」って思うわけです。

甘く見てはいけないテレマークスキー

ビンディング「G3 タルガ」

当時テレマークスキーって道具が軽かったんです。テレマーク、イコール軽いっていうイメージがあって。そんなスタイルに「これは格好いいかもしれない」ってときめいたんです。そうしてテレマークをはじめたんですが、一番最初はものすごくつまらなかったです。(笑)

テレマークスキーはかかとを浮かせる特長のあるスタイルのスキーで、曲がるときなんかは不安定極まりないんですね。そんな技術が必要なテレマークだったんですけど、すごいスキーに自信があったんで「これくらい簡単にできるでしょ」って思ってたんです。でもやってみたら全然できなくて、もう天狗の鼻が根元からポキって折れたような感覚でした。(笑)

何でも諦めずに続ける先にあるもの

RMUスキー板

もうはじめは「やめよう」って思ったんですけど、周りがテレマークをしている姿をみて「やっぱり格好いいな」っていう憧れがあって。そこで何度かやっていくうちに、少しづつ滑れるようになってきたんです。ワンシーズンは変な格好だったと思います。自分ではテレマークをやっているつもりなんですけど、動画で撮ってもらうとヘンテコな格好してるんですね。どうしてもスキーの癖がぬけなくて苦労しました。

平らなところや、ゆるやかなところで滑ってると、なんとなくテレマークをやっている気分になれるんです。でも実際バックカントリーに入ると、後ろが踏めてないからすぐに転ぶんです。ものすごくスキーのクセが邪魔してくれました。そして僕のプライドも邪魔してました。(笑)

G3のビンディングとの付き合い

ビンディング「G3 タルガ」

当日ビンディングはそんなに種類がなかったんです。一番最初に購入したビンディングはO2というブラックダイアモンドのもので、色がブルーですごく格好良くて気に入ってたんですけど、回収になちゃったんですね。それでG3のビンディングに変えて今でも使ってます。

 

ビンディング「G3 タルガ」

G3のタルガというビンディングは作りがワイヤーになっているんです。なので不安定な感じがあるのが否めないんです。しっかりしたビンディングの方が力を伝達するときに、逃げないんですね。特にハイスピードで滑っているときには安定感が違います。そういうのも凄くいいなあって思って、色々試してみたんですけど、持っているビンディングが丈夫で壊れないんです。壊れてもないのに買い換えるというのは気がひけるタイプなので、ずっとこのビンディングを使ってます。テレマークを始めた時からの長い付き合いなので、相棒のような存在です。