冬山登山では必須アイテムとなるハードシェル。今回紹介するのはパタゴニアのハードシェル、トリオレット・ジャケットです。
おすすめポイント
- 吹雪や豪雨などのハードなコンディションで頼りになるハードシェル
- 冬の登山からバックカントリーまで汎用性高く活用できる
- 必要な機能が揃っておりストレスなく行動ができる
- ゴアテックスファブリックを採用していて安心感が高い
商品概要
ブランド | パタゴニア |
商品名 | トリオレット・ジャケット |
商品説明 | 山でのあらゆるアクティビティーに対応する機能満載の多用途型シェル。リサイクル表面素材を使用し、吹雪や豪雨や強風のコンディションで防水性/透湿性が持続する3層構造のゴアテックス®ファブリクスを採用。 |
価格 | ¥ 56,100(税込) |
重量 | 550g(Mサイズ) |
素材 | 3層構造の平織りの5オンス・75デニール・リサイクル・ポリエステル100%・ゴアテックス・シェル。 |
管理人の評価・レビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
快適性 | ★★★★☆ |
軽量性 | ★★★★☆ |
コンパクト性 | ★★★★☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
冬山登山におけるハードシェルの役割
冬山登山におけるハードシェルの役割は稜線に出た時に冷たく強い風に叩かれても、しっかりと体を冷えから守るために着用します。だからある程度な生地厚を求めつつ、汗をかかないような施しと、それに見合った重量を求めます。
生地が厚すぎると、それは単純にハードシェルの重量にインパクトを及ぼします。11月から12月の冬山であれば1月から2月に比べてハードシェルのデニールを落として軽量化を図るなどを考慮します。
パタゴニア トリオレット・ジャケットの特徴
パタゴニアのトリオレット・ジャケットは三層構造のゴアテックスファブリクスを採用しており75デニールの生地で冷たい風から身を守ってくれます。
冬山で登山をしているとハードシェルに求める特徴が絞られてくるのですが、以下の3点は気にするようにしています。
- 脇にベンチレーションがあること
- ヘルメットをしながらフードがかぶれること
- 内側にグローブが入る大きさのポケットが備わっていること
このいずれも、パタゴニアのトリオレット・ジャケットには施しがありストレスなく活動をすることができます。
ベンチレーション機能について
ベンチレーションは脇に施されていて、ジッパーのサイズ感もちょうど良い作りとなっています。
ピットジッパーは水分の浸入を防ぐコーティングが加工されていて安心感がある作りです。
ヘルメットの着用に対応するフード
ヘルメットをした状態でフードをかぶり、2通りの方法で調整可能な機構が備わっています。
後頭部に設けられたドローコードと首元につけられたドローコードを調整し、頭にフィットさせます。これによりヘルメットがない状態でもしっかりと顔周りの防風対策が可能です。
ツバには薄いフォームが施されていて視界を遮るようなこともありません。
ポケットの配置
トリオレット・ジャケットには2つのナポレオンポケットと2つのハンドウォーマーポケットと内側に伸縮性のポケットが付いています。
ポケットがあることで透湿性は若干損なわれると理解しているのですが、ハードシェルを着用する厳しい環境下で簡単に物の出し入れができるポケットが、このように多く配置されているのは何かと便利だなと感じています。
内側に収容力のある伸縮性ポケットにはグローブを入れておくことが多く、厳冬期においてテント泊をするような時には、ダウンもハードシェルも全て着込んでシュラフに潜り込むのですが、グローブはこの内側のポケットに入れて寝ることでグローブが凍る心配がなくドライな状態を保つことができます。
今回着用しているサイズは M サイズで、普段パタゴニアの製品は S サイズを着用しています。
ハードシェルは日常着として活用することはほとんどなく、普段着の上から M サイズのハードシェルを着用すると非常に大きく感じるのですが、実際に登山で着用する際には、中にインサレーションを着用する場合もあるし、ミドルレイヤーの上から羽織るとのが常だと考えるとワンサイズアップが丁度良いのではないかと思っています。
袖の部分が長く、着用時に違和感を感じたのですが、実際に着用して行動すると、腕を上げるシーンなどでも袖がめくりあがることはないし、袖部分はベルクロで手首をしっかりと留めることができるので、サイズアップでよかったと感じています。
厳冬期登山だけでなくスキーなどでも使えて冬のアクティビティの必須アイテムとして活用できます。