ユニークなアウトソールをもつOnのクラウドベンチャーは、クッション性とグリップ力に優れた軽量トレイルランニングシューズです。スイスアルプスでテストを重ねた、このデザイン性に優れたOnのトレイルランニングシューズのレビューをしていきます。
おすすめポイント
- 新型ミッショングリップにより、あらゆるトレイルで力を発揮
- スピードボードの捻じれによる力強い走りを体感できる
- 下りの疾走感を楽しめるグリップ力と、体を前へ押し出す力強い能力
- スイス生まれの優れたデザイン性
商品概要
ブランド | On |
商品名 | クラウドベンチャー |
商品説明 | スイスアルプスで生まれた、クッション性とグリップ力に優れた軽量トレイルランニングシューズ。 |
価格 | ¥17,380 (税込) |
重量 | 295g |
ドロップ | 6mm |
管理人の評価レビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
快適性 | ★★★★★ |
軽量性 | ★★★★☆ |
グリップ力 | ★★★★★ |
クッション性 | ★★★★★ |
価格 | ★★★★☆ |
ミッショングリップ-考え抜かれたアウトソール
Onのシューズのアイコンにもなっているアウトソールの特徴ある形状はロードランニングのシューズにおいても、多くのファンに親しまれており、軽快に走ることのできる程よいクッション性と安定感は素晴らしく僕もそのファンの一人です。
ミッショングリップは次世代型クラウドベンチャー用アウトソールで、滑りやすいトレイルや険しい岩場も思いのままに走ることができるように開発されています。
また硬いトレイル〜柔らかい地面、様々な条件において滑りづらくしっかり地面をとらえることのできるアウトソールは軽快な走りを実現してくれ走りに集中できます。
アウトソールを見てみると中心に、へこんだ部分にグリップパーツの施しがあり、大きな岩や木々など滑りやすい障害物をしっかりと捉えることができるようになっています。
またアウトソールの素材は粘りがあり非常に細かいジグザグの溝によってグリップ力が増しています。前日が雨のマッドなトレイルや、雪解けの湿地場所において、本来走りを妨げるようなエリアも走り抜けることができるのはクラウドベンチャーの素晴らしい特徴です。
ダウンヒルをランニングしているとその優れたクッション性を生み出す正方形のクラウドパーツが、地面にしっかりとグリップしてくれるので安心して走行ができます。
フォアフットで走っているとクラウドベンチャーの素晴らしさをまた一つ感じることができるでしょう。しっかりとした足ゆび周りのグリップで前へ前へとブルドーザーのように進んでいく感覚は気持ち良いの一言です。
自由自在な動きをサポートするミッドソール
アウトソールの深い溝から見ることができるスピードボードと呼ばれるミッドソールは捻れに優れており、様々な足場のトレイルでもグリップ力をサポートする働きのあるボードとなっています。
悪路においてアウトソールが浮いてしまい不安定な状態にこそ体がブレて、それが重なっていくことによってパフォーマンスの悪化、転倒などによる怪我の可能性が増えると考えています。
だからこそ目に見えづらいミッドソールの機能性を十分に理解する必要があり、知ることで自分の走りに挑戦的な動きを加えることができます。
デザイン性に優れ機能を両立した軽量アッパー
Onはその見た目のカッコ良さに惹かれ最初はロードランニングシューズを愛用していましたが、走ってみると非常に優れたスペックによって軽快に走ることができると実感しています。
軽量トレイルシューズ、クラウドベンチャーもデザイン性に優れ、軽量なアッパーは二重レイヤー構造によりシューズの中のムレを逃がしてくれます。
この2層のレイヤーそれぞれにも特徴がありインナーレイヤーはソフトなタッチで足にフィットしサポート機能を提供してくれます。
アウターレイヤーは通気性にすぐれ、かかとなど岩などに足をぶつけやすいポイントにはプロテクション機能に優れた素材で足を守ってくれます。
プロテクション素材は足を360度囲むように設計されており、安心して走ることができます。ここまでしっかりとした作りなのに200g台の重量というのも改めて驚きます。
タンの中心にはゴムが施されており、フィット感の向上によってシューズの中で足がブレないように作られています。
このようにクラウドベンチャーが持つ特徴を説明してきましたが、実際に履いてみるとその素晴らしさに驚くことでしょう。
特に僕の場合は下り坂のグリップ力と反発力によって、気持ちの良い走りができ、跳ねるような感覚でトレイルを疾走することができました。シューズ1つでこんなにも走ったあとの疲れ方が異なるものなのか!と驚かせてくれたクラウドベンチャー。是非一度試してみてください。