アークテリクスのハードシェルの中でも今回紹介するベータは様々なアクティビティやコンディションに対応する高機能デザインという製品グループに属します。SVはシビアという略称で、悪天候など厳しいコンディションに長期間耐えうる最も耐久性の高い素材を用いた耐候性のあるアイテムというサブカテゴリーに属します。今回はこのべータSVの魅力と特徴について紹介していきます。
おすすめポイント
- ゴアテックスプロは横殴りの雨や猛吹雪にも防水耐久性がしっかりしている
- 冷たい風に見舞われてもしっかりと風を遮断し体をしっかり保護する能力に優れている
- 丈夫さと透湿性とストレッチ性を兼ね備えた着心地抜群のハードシェル
商品概要・スペック
ブランド | アークテリクス |
商品名 | べータSV |
商品説明 | 高山の環境は予測不可能で過酷です。汎用性の高いベータ SVは、この環境のために設計されています。Most Ruggedテクノロジーを採用した新しいゴアテックス プロは、これまでにない耐久性の高さを実現。過酷な山岳環境にも耐えうる防水性と透湿性も備えています。 |
価格 | ¥84,700 (税込) |
重量 | 495g |
フィット | レギュラーフィット |
素材 | N80d Most Rugged 3L ゴアテックス プロ |
管理人の評価レビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
快適性 | ★★★★★ |
軽量性 | ★★★★★ |
保温性 | ★★★★★ |
汎用性 | ★★★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
ゴアテックスプロの素晴らしさ
ハードシェルを活用するシーンとして、3シーズンではレインジャケットとして、冬では冷たい風と雪をしのぐための防寒着という役割になります。
3シーズンにおけるレインジャケットはゴアテックスパックライトやシェイクドライ、バーテックスシールドなどコンパクトで軽量なものを選択することが多いですが、冬のハードシェルでは冷たい風や雪などによって、直接肌で冷たさを感じてしまうので、安心安全なゴアテックスプロを選ぶようにしています。
ゴアテックスプロは横殴りの雨や猛吹雪にも防水耐久性がしっかりしているという安心感がありながら、高い透湿性があり、汗をしっかりと外に発散します。
冷たい風に見舞われてもしっかりと風を遮断し体をしっかり保護する能力に優れているので急激に体温を奪われることもありません。
耐久性にも優れているので、長年にわたって保護性能を維持する素晴らしい素材です。
アークテリクスのべータSVは、このゴアテックスプロの進化版を採用しており、優れた透湿性は維持しつつ丈夫さとストレッチ性を兼ね備えた新しいテクノロジーを備えています。
ゴアテックスメンブレンを採用したウェアと聞くとパリッとしたハリのあるハードシェルを想像するのが常でしたが、現在はまるでソフトシェルのような着心地があり、着用し続けてもムレもしっかりと外に排出してくれるので快適に行動することができます。
新ゴアテックスプロは3つのテクノロジーに重きを置いていて、それは丈夫さと透湿性とストレッチ性です。実際に厳冬期におけるハードなクライミングを体験するとその良さをしっかりと感じることができるでしょう。
べータSVの機能美
BETA SV は登山時における様々なシチュエーションで使いやすい機能を備えています。
フード
フードの構造はヘルメットに対応したストームフードとなっています。フードアジャスターがやられておりグローブをしたままでも着脱が容易に行えるように施されています。
ポケット
ポケットの構造は大容量のジッパースライダー付き胸ポケットが2つ付いています。内側にはグローブが収納できる大きめのポケットも付いています。
内側にポケットがあることで収納したグローブが体温で温められます。
ポケットの配置や構造はリニューアルされ続け、2019年のモデル2020年のモデルと異なった作りとなっています。写真のモデルは2019年のモデルです。
構造
脇には簡単に換気できるピットジッパーが付いています。ダブルジッパーになっているので、換気したいポイントとサイズを容易に設定できます。
袖はベルクロテープ、裾はドローコードで絞ることができるようになっています。冷たい風をハードシェルの中に入らないようにするために作られています。
ハードシェルといえばアークテリクスといっても過言ではないほどよく作られており、安心安全に登山を楽しむための必須装備となっています。
アークテリクスの商品の選び方や特徴については以下の記事を御覧ください。