陣馬山は神奈川県と東京都の境にそびえる標高854mの山。この山は360度の眺望が楽しめ、頂上には2軒の山小屋がありそれぞれで食事を楽しむことができる。遠くには筑波山、房総半島まで見渡すことができ、陣場山から高尾山まで縦走することも可能。この縦走路を奥高尾縦走路と呼び、ハイキングやトレイルランニングを楽しむ人たちに利用されている。今回は陣馬山を中心に難易度別で登山コースを紹介する。
山の名前 | 陣馬山 |
都道府県 | 東京都・神奈川県 |
標高 | 855m |
天気・アクセスなど | 陣馬山の詳細情報 |
藤野駅~陣馬登山口からの周回・難易度初級クラスの陣馬山登山
必要日数 | 日帰り登山 |
総コースタイム※ | 3時間5分 |
距離 | 約10.1km |
累積標高 | 約906m |
難易度 | ★★☆☆☆ |
陣馬登山口までは藤野駅から徒歩30分ほどで到着する。陣馬山登山口から陣馬山までは約2時間。栃谷尾根は昔からの鼓動で陣馬山では一番古いコースとして知られている。 コース下部は集落を抜けていく道で見晴らしが良い。
陣馬山に到着したら下山は一ノ尾尾根をたどっていく。なだらかな気持ちの良い尾根歩きができるので登山初心者にはおすすめのコースだ。
相模湖駅から陣馬山へ・難易度中級クラスの陣馬山登山
必要日数 | 日帰り登山 |
総コースタイム※ | 4時間25分 |
距離 | 約11.9km |
累積標高 | 約1,015m |
難易度 | ★★★☆☆ |
相模湖駅から陣馬山まで向かうコースは与瀬コースと呼ばれ7月下旬から8月はソバナやコバノカモメヅルなどの花を楽しむことができる。陣馬山まで向かう登山道としては人気が少なく静かな登山を楽しめるだろう。陣馬山までは約3時間と紹介するコースの中では最も長い。
車でアクセス可能な和田峠からの登山・難易度初級クラスの安心登山
必要日数 | 日帰り登山 |
総コースタイム※ | 1時間50分 |
距離 | 約4.6km |
累積標高 | 約508m |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
陣馬山山頂に最も早く到着するのは和田峠からの登山となる。藤野駅からバスで移動できる和田という登山口があるが和田峠とは別物なので注意が必要だ。
最短コースなのでファミリー向けであり、頂上でゆっくりランチをするのにもおすすめだ。駐車場には和田峠茶屋があり地元で採れたきのこ汁や自家製ソフトクリームなどがある。
陣馬山登山のQ&A
陣馬山へのアクセスは?
陣馬山の登山をするための登山口へのアクセス方法はいくつかある。電車の場合は陣馬山に最も近い藤野駅の利用が人気である。相模湖駅からも登山ルートがあり、電車の場合はこの2つの駅の利用がよいだろう。
駐車場は?
登山時間を最も短くしたい場合はマイカーの利用がおすすめだ。駐車場は和田峠にあり、ここから陣馬山まで約30分で登頂することができる。和田峠の駐車料金は普通車で800円(年末年始は1000円)、オートバイ500円、自転車200円と設定されている。駐車スペースは峠の茶屋の公式ホームページによると約70台ほど駐車可能と記述がある。トイレ完備。
高尾山からバスで陣馬高原下バス停までアクセスすることができる。ここには約9台有料駐車スペースがあり、価格は1日800円。トイレ完備。
陣馬山の水場は?
陣馬山の登山道周辺には登山中に入手可能な湧き水や水場はない。そのため、山頂の茶屋や藤野駅、
高尾山方面であれば高尾山口駅、各山頂にある茶屋や自販機で購入する必要がある。現地でも入手できる環境にあるので、安心して登れる。
とはいえ、平日は営業していない茶屋もあるので、事前に情報を入手しておくと良い。
おすすめの立寄り日帰り入浴施設
陣馬山のハイカーたちに人気の「陣馬の湯」。絶景を見ながら入れる檜風呂が気持ち良い。日帰り入浴は¥1,000。日帰り利用の場合は事前に連絡をいれておく。