神奈川県のほぼ中央に位置する大山は、江戸時代から庶民の信仰の山として知られ、「大山詣」として関東一円の人々が登った相模の名山です。いくつもの登山コースがありますが、初心者にもおすすめの表参道を登り、ヤビツ峠へ下るコースを紹介します。
山の名前 | 大山 |
都道府県 | 神奈川県 |
標高 | 1,252m |
天気・アクセスなど | 大山の詳細情報 |
大山表参道~ヤビツ峠の登山概要・難易度
丹沢大山1252mからヤビツ峠までは高低差約600m。難易度は低く初心者にもおすすめできる登山ルート。
難易度 | ★★☆☆☆ 初心者おすすめ |
合計所要時間 | 1時間30分 |
累積標高 | 561m |
距離 | 約4.3km |
大山表参道~ヤビツ峠の登山ルートの注意点
小田急線伊勢原駅北口から大山ケーブル行きに乗り終点で降ります。おみやげ物屋や旅館、食堂が建ち並ぶ表参道を15分ほど登ると、大山ケーブルカーの大山ケーブル駅があります。
ケーブルカーに乗ればわずか6分で阿夫利神社下社に到着します。下社まで男坂、女坂と2つあるコースのうち、石段の急登が多い男坂を避けて、大山寺を経由する女坂を登ることにしましょう。体力に自信があるひとは是非男坂にチャレンジしてみましょう。
大山ケーブル駅を通りすぐ上で男坂と女坂とに別れます。左側の女坂の方の登山道を歩くと橋を渡り石段を登り大山寺に到着します。このあたりは秋にはモミジの紅葉が美しいので、紅葉シーズンは混雑します。
大山寺にある本尊の不動明王は鎌倉時代の作として知られていて国の重要文化財に指定されています。
大山寺を過ぎ階段を登って行くと、右側から男坂が合流します。阿夫利神社下社まではケーブルカー阿夫利神社駅人口、茶屋の前を通り石段を上がったとこにあり、標高約700mの場所となります。
大山登山道入ロへは拝殿左奥の石段を登って行きます。急登を登り終えると坂道と石段とを繰り返し、登山道は大山山頂へと続いていきます。
下社を1丁目として、頂上を28丁目とする石柱が立っているので目安になります。あとちょっとと鼓舞しながら登っていきましょう。8丁目には夫婦杉、蓑毛からの裏参道が合流し、石尊大権現と書かれた大きな石柱があるのが16丁目です。ヤビツ峠からの道が合流するのが25丁目です。
27丁目で銅製の鳥居をくぐれば、28丁目の大山山頂に到着です。
山頂には阿夫利神社の本社である奥の院が祀られ、多くの登山者で賑わっています。売店や休憩社があり、山頂の北東側にはトイレもあります。
晴れていると山頂からの展望は雄大で、富士山、丹沢山塊などの山々や相模平野、新宿の高層ビル群も眺めることができます。
下りはヤビツ峠コース分岐の25丁目まで戻り、表参道と分かれて右側の通称イタツミ尾根を下っていきましょう。下り始めてすぐのところで、丹沢表尾根から丹沢主脈に続く山並みが一望できるポイントがあります。
バス停のあるヤビツ峠には、ヤビツ峠レストハウスが2021年にオープンしています。丹沢ロイヤルカレー、具だくさん豚汁、クロモジ茶、ソフトクリーム、生ビールと登山終わりに立ち寄りスポットとしておすすめです。
周辺の駐車場・トイレ情報
大山表参道~ヤビツ峠区間にはスタート地点とゴール地点にトイレがあります。途中の登山ルート上には存在しません。駐車場はヤビツ峠レストハウス横に無料駐車場があり、25台ほど停められますが、土日休日は早朝の段階で満車になることが多いです。
周辺のお風呂情報
お風呂は登山ルート周辺にはなくバスで小田急線方面に移動してからの周辺にあります。おすすめは3施設でいづれも登山客に親しまれたお風呂施設です。