防水性のスタッフバッグやテント、レインジャケットなど縫い目から水が浸入しないように貼られているテープをシームテープといます。今回紹介するのはこのシームテープの張替え方法やシームテープの種類、気をつけるポイントを紹介します。

シームテープで修理

シームテープの素材

シームテープを大きく素材で分けると2種類存在します。アウトドアウェアやテントで使用されている多くのシームテープがPU(ポリウレタン)コーティングです。もう一つはPVC(ポリ塩化ビニル樹脂)コーティングです。

シームテープ素材重量経年劣化透湿性
PU(ポリウレタン)コーティング軽いしやすいあり
PVC(ポリ塩化ビニル樹脂)コーティング重いしにくいなし

それぞれメリットとデメリットが存在し、PUコーティングのシームテープは比較的軽量で、デメリットは時間の経過とともに劣化が進行します。

PVCコーティングのシームテープは経年劣化が少なく丈夫ですが、反面重たくムレやすいというデメリットがあります。

透湿性機能を損なわずにシームテープでしっかりとした防水機能を果たすためにはPUコーティングのシームテープがよく、しかも軽量なためにアウトドアウェアやテントなどにフィットします。

レインウェアのシームテープ

レインウェアになるとレインウェアの素材によってシームテープを選ぶ必要があります。2.5レイヤーのシームテープ、3レイヤーのシームテープと種類がありさらには厚みや幅も様々なサイズが存在します。

もしレインウェアのシームテープを交換するのならばそのレインウェアの素材とシームテープの幅を調べてからシームテープを購入するようにしましょう。

テントのシームテープ

またテントのシームテープにはPUコーティングされたシームテープを選択することになりますが、薄めのシームテープ、厚めのシームテープとこちらも種類が存在するので、テントの生地の厚みをみて適したシームテープを選ぶ必要があります。

シームテープの交換方法

今回はスタッフバッグのシームテープが剥がれてきたので交換したいと思います。

交換時の注意:生地の素材を確認しよう

スタッフバッグがシルナイロンの場合は、シリコンを染み込ませたナイロン生地で、物がくっつきにくいという性質があります。そのため直接PUコーティングされたシームテープを当て布で接着させても剥がれやすいという説明をよく目にします。

シームテープの厚み

しかし色々調べてみるとシルナイロンにも両面にシリコンをコーティングし、繊維にもシリコンを染み込ませているシルナイロンもあれば、片面シリコン加工のシルナイロンというのも存在するようです。

またシルナイロンにシームテープを貼る為にシルナイロンの裏地はポリウレタンでコーティングをかけている生地も多いようで、その場合は PU コーティングされたシームテープが使えます。

以下からシームテープの交換方法をステップごとに紹介していきます。基本はこの方法でテントもレインウェアのシームテープも同じように交換できます。

ステップ1:シームテープを剥がす

交換しようとするシームテープは既に剥がれかけている場合が多いです。もしも剥がれかけていたら、上から当て布をしてアイロンにあてると再度粘着する場合があるので、まずはそれを試すと良いでしょう。

シームテープを剥がす
シームテープを剥がす

剥がす際に粘着が強く剥がれづらい場合はピンセットやガムテープで取れる場合もあります。それでもシームテープが剥がれない場合は不必要な当て布で熱を加えて、当て布に古いシームテープを貼り付けさせる方法もあるようです。

シームテープを剥がす
シームテープを剥がす

ステップ2:シームテープの幅、厚み、素材を確認する

縫われた部分を覆うようにシームテープを貼ることで防水性能が高まります。既に貼られているシームテープの幅を量って適切なシームテープを購入しましょう。

シームテープの幅、厚み、素材を確認

生地の厚みに合わせてシームテープの厚みを選ぶ必要があります。生地が薄いのに厚みのあるシームテープを貼ってしまうとゴワゴワしてしまい、そもそもの柔らかさが損なわれてしまいます。これによってシームテープも剥がれやすくなってしまうので、注意が必要です。

30Dのナイロン生地に0.11mmのシームテープを貼りましたが、しなやかさは保たれました。幅によってもこのごわつきはかなり違いが出てきます。

シームテープの幅、厚み、素材を確認

ステップ3:切ったシームテープを当て布をして貼り付ける

アイロンの温度は低温にして溶けないように貼り付けていきます。あて布は薄手のハンカチのようなもので行いましたが、アイロンが低温で調整できるものだったので、スタッフバッグを溶かすことはありませんでしたが、横着すると溶けてしまうので注意が必要です。若干厚めのあて布で時間をかけてシームテープに熱を加えていくと安全です。

決して直接アイロンを当てないで下さい。高い確率で溶けます。

シームテープを当て布をして貼り付ける
シームテープを当て布をして貼り付ける

下の写真のように、アイロンの当て方が甘いと、しっかりと貼り付いておらず白い部分が目立ちます。こういう白い貼り付いていない箇所は最後に改めて当て布をしてしっかり貼り付けていきましょう。

シームテープを当て布をして貼り付ける
シームテープを当て布をして貼り付ける

今年も楽しく登山を行うためにフェアのメンテナンスを心がけましょう。特に防水性が必要なレインジャケットやテントなどシームテープが剥がれていないかチェックすると良いでしょう。

おすすめのシームテープ

テント、スタッフバッグといったギア系の使用できるシームテープです。厚みは0.11、0.15、0.18とあり、幅は20mm、25mm、35mmとなっています。今回使用したのは0.11mmの幅25mmでしたが、もっと幅は狭くてよかったかもしれません。

テント用に人気のシームテープです。キャプテンスタッグのシームテープは薄めで、ogawa(オガワ)シーリングテープは厚めにできています。キャプテンスタッグのシームテープは20mm幅&20m巻。ogawa(オガワ)シーリングテープは25mm幅×10m巻です。軽量化を重視するならキャプテンスタッグ、耐久性を重視するならogawaが良いとおもいます。

3レイヤーのレインウェアに人気のシームテープです。トリコット付きのタイプは幅広いレインウェアに使用できます。コストパフォーマンスにも優れており人気のあるシームテープです。

2.5レイヤー適合のシームテープです。厚さ、幅にバリエーションがあるので、自分のレインウェアにあったサイズを選択できるのが魅力のシームテープです。

接着系補修剤です。テントやタープの目止めに有効でその効果は半永久的に持続するという優れものです。シルナイロンにも有効です。チューブ1本で約4mの目止めができ約8時間で硬化します。手についた場合は石けんで洗っても水を弾くためすぐには落とせず、乾燥してから徐々に剥がす必要があります。よって手に付かないように作業中は注意が必要です。

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