奥多摩と奥武蔵エリアの境にある棒ノ折山は標高969mの山。少し南に下れば高水三山があり、西に向かえば川苔山。今回楽しむのは、さわらびの湯から金比羅神社へ向かい、有馬峠から日向沢ノ峰、長尾丸山〜棒ノ折山へルートをたどり岩茸石から関東ふれあいの道を通り、さわらびの湯へと戻る。
山の名前 | 棒ノ折山 |
都道府県 | 東京都・埼玉県 |
標高 | 969m |
天気・アクセスなど | 棒ノ折山の詳細情報 |
山の名前 | 蕨山 |
都道府県 | 埼玉県 |
標高 | 1,044m |
天気・アクセスなど | 蕨山の詳細情報 |
本日トレイルランニングを楽しむ仲間はロストアローに勤めるナイスガイ2人、直立真顔クラブ群馬支部兼ワラーチランナー、僕の4名で出かけた。
一周、約23kmほどの道のりをトレイルランニングで楽しむ。まずは金比羅山へと向かう。さわらびの湯から少し歩くと登山道に入る入り口があるのだがだいぶ分かりづらい。300mほど高度を上げると金比羅神社跡があり本日のトレイルランニングが無事終わることを祈る。
ここから有馬峠まで約9kmの距離を1000mアップで、歩いたり走ったりしながら景色を楽しむ。
途中思いっきり走ることが楽しくなるトレイルに巡り合ったり、杉の木立に感動したり、山桜を楽しんだりあっという間に時間が過ぎていく。
最初に到着した山は1033mの蕨山。わらびという名前がつくぐらいだから山菜を見ることができるか地面をチェックしていたが残念ながら見かけることはできなかった。
蕨山をすぎ次に向かうのは有馬山。タタラノ頭とも呼ばれる山頂は有馬山の山頂から梢越しに見ることができる。
有馬山を過ぎ日向沢ノ峰まではアップダウンが続く。途中仁田山、送電線が長く続く稜線を通る。
日向沢ノ峰に到着すると南の踊平へは向かわずここから棒ノ折山に続く稜線を通って行く。今回のトレイルランニングのちょうど中間地点にあたる。かなりマニアックな山々を歩く。
走りのパフォーマンスを高めるための儀式としてお尻の筋肉を和らげ、そして走りながら棒ノ折山に到着。
ここでみんなで記念撮影。直立真顔クラブ群馬支部の言いなりに「直立し」「真顔」になる。
棒ノ折山からは権次入峠、岩茸石を経由し下山する。さわらびの湯までは滝ノ平尾根か関東ふれあいの道となっている白谷沢沿いを歩くかの2種類があるのだが、今回僕たちは後者のルートをたどる。
この関東ふれあいの道に指定されている沢沿いの道が非常に素晴らしく、いくつかの滝や渓谷美を楽しめ都内から近場にこんな自然美あふれる場所があるのかとみんなで驚きながら歩く。
関東ふれあいの道が終了すると登山道は終わりとなる。名栗湖に出てからはアスファルトの道を通りさわらびの湯へ。最後に硬い地面が足の疲れを刺激する。
奥武蔵のトレイルランニングは本当に様々なルートが存在する。今回のコースは累積標高約2000mで距離約20kmと区切りのいいコースで、最後には温泉も入れるしおすすめのコースだ。
3月下旬のあたたかな気候で楽しみに出かけたが、途中風が吹き付ける場所があったり、以前1月末に出かけた時は前線の影響もあって雪が積もるなど、状況によっては注意も必要だろう。5月になると新緑も見頃を迎える。
さわらびの湯から直接棒ノ折山へ向かう登山道も人気があるようだ。ちなみにこのルートは累積標高1000mで距離約8km、コースタイムは5時間ほどとなっている。