元々膝の痛みなどを気にしながらランニングをしていて、ある時はワラーチという存在を知りました。それからワラーチを自作してトレイルランニングを楽しんでいると足の痛みが消え、体の故障が少なくなりました。そんな僕が履いているワラーチと変化した体について紹介します。
ワラーチの作り方
僕が履いているはワラーチは全て自作です。製品のワラーチはどことなく足に合わないし、高額なので覚えてしまえば簡単なワラーチ作成をしています。
ソールはビブラムソールのシートをAmazonで購入します。ソールは7ミリ厚と10ミリ厚の2種類が手に入るのですが僕は10ミリ厚を使用しています。
このビブラムソールのシートを自分の足の形に合わせてハサミで切っていきます。自分の足型を紙になぞって、この足の形が全てソールに収まるように丸みをつけて成形していきます。
この足型をハサミで切ったら、購入したビブラムソールに当てて切る形にペンでなぞっていきます。結構固いので力が必要で、はさみも厚みのあるものを切ることができる大型万能ハサミを使用した方が良いです。
最初はざっくりと切って指周りは微調整をしながら最適な形に整えていきます。
鼻緒に使用する紐も様々の太さ形状があります。真田紐やパラコードと形状を選ぶことができます。僕はパラコードを使っています。足首にパラコードを巻いていることで、ワラーチを足首からぶら下げているような感覚です。
真田紐はマメができやすいとか擦れて痛いとか、人によっては合う合わないがあるようです。
この紐を通すためにビブラムソールに穴を開けて通します。
地面に着地する側のソールに紐が露出するのでこの紐が擦れて紐が切れないようにダクトテープで補強を行います。シューグーと言う補修剤を使って止める方法もあるのですが、ワラーチの紐を変える時に交換が大変なので、僕はダクトテープを使ってます。
こうして結び方に合わせて紐の長さを調整し完成です。
ワラーチに身体を慣らす
ワラーチを履いて走るようになって最初の時期は紐と足が擦れる部分が痛くなるほか、筋肉の使い方も大きく異なるので、疲労の溜まり方や筋肉痛箇所がシューズで走るのとでは異なります。
いきなり長距離をワラーチで走ると故障の原因になるので少しずつ足を慣らしていくことが重要だと考えています。
ワラーチを履いて足の故障が軽減
初めてワラーチを履いて走った時は腓腹筋や前脛骨筋がすごく痛くなって驚きました。シューズを履いて走るのとではこんなにも筋肉の使い方が異なるのだと実感できます。
元々人間がシューズを履いて歩く走るといった行動をするようになってから歴史が浅いことを考えると、シューズによって膝や股関節などの痛みに繋がるというのも、このような痛みの経験からおおよそ頷けます。
今では裸足ランニングも積極的に行うようになって足の裏の皮膚がとても固くなり力強く走ることができるようになりました。
僕が大好きな水沢山を歩いていると、すれ違う登山者の方々に『ええー裸足なの〜!』と驚かれることが多々あるのですが、そういう時には『シューズを買うお金がないんです〜』とジョークを飛ばしてます。