日本の食文化の代表ともいうべき食器である「箸」。山での食事はスプーンやフォークが主流ですが、登山でも使われることがあり、実は使ってみるととても便利で、食事も美味しく感じるカトラリーなのです。今回はモンベルのスタックイン 野箸をご紹介します。
おすすめポイント
- 高い携行性
- 登山に使える耐久性
- 衛生的で連続使用可能
- 掴みやすい
商品概要
ブランド名 | モンベル |
商品名 | スタックイン 野箸 |
商品説明 | 軽量で優れた強度を持つアルミニウム合金素材と、高密度で硬く丈夫な天然木を使用した携帯箸です。 |
重量 | 15g(25g) ※()内は収納袋を含む |
素材 | アルミニウム合金、縞黒檀 |
価格 | ¥2,640 |
スタックイン 野箸のレビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
実用性 | ★★★★☆ |
軽量コンパクト性 | ★★★★★ |
耐久性 | ★★★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
アウトドア用箸とは?
登山・キャンプなどの野外活動向きに作られた食器で「衛生的」で「扱いやすく」「コンパクト」にできているのが特徴です。持ち手と食材が触れる部分で素材が異なり、本体が分割されている構造など、アウトドアでの使用に特化したカトラリーです。
割り箸との違い
「登山の箸といえばコレでしょ!」といえば、コンビニなどで売られている割り箸です。コンビニでお弁当を買ったときに無料で頂ける割り箸は包装されていて衛生的で使いやすかったりと、物心ついたときから使っている割り箸は、日本人の誰もが扱いやすいと感じる食器のひとつです。
とても便利な割り箸ですが、私は持ち歩かずにスタックイン 野箸を選んでいます。
割り箸は基本的に「使い切り」なので、宿泊山行や複数回食事をする時には、重量や道具の面積が増えて面倒だったりします。また「強度」という点でも、食器でそのまま調理を行う「合理的」な作業をすることがある登山では、力を入れると「ポキッ」と折れる割り箸は、ちょっと心許ない時も。スタックイン 野箸に出会うまでは割り箸を使っていましたが、調理をしていて力を入れたら折れてしまい、近くの枝を削り出して箸にしたこともありました。
高い強度で連続使用が可能、かつ衛生的なアウトドア用箸は、とても便利で実用的です。そしてなにより、ひとつの道具を末永く大切に使う登山者、アウトドアユーザーにこそ使って欲しいアイテムです。
スタックイン 野箸の魅力
魅力①:高い携行性
スタックイン 野箸は、本体重量15g、袋を含めても25gと非常に軽量です。収納時は13.5cmになるので、スタッフバッグに入れていても邪魔にならず、パッキング時に他の道具に干渉することもありません。メスティンやコッヘルなど、調理器具の中に収納することも可能です。「持っていることに気づかない」ほどの携行性は、スタックイン 野箸の大きな魅力です。
魅力②:登山に使える耐久性
食材に触れる部分は高密度の天然木、持ち手はアルミニウム合金を使用した軽量かつ高強度の素材を使用しています。これだけでも十分な強度ですが、部品の接続をねじ込み式にすることで、接続部がズレたり外れることもなく、家庭用の箸と同等の安定感で食事を楽しめます。割り箸が折れて面倒な経験をしたこともあり、この耐久性がスタックイン 野箸を選んだ大きなポイントでした。
魅力③:衛生的で連続使用可能
私は沢登りを嗜好していて、沢登りとセットの焚火も大好きです。そうなると、調理や身の回りが煤で汚れたり、突然強風がきて、灰が舞って食器に・・なんてことはよく起こります。割り箸だと汚れが染み付いて軽く拭いたりしても、中に染み込んであまり効果がなかったりしていました。スタックイン 野箸だと、天然木とアルミの素材が山行中でも高い衛生管理を保てます(もちろん、下界ほどではないですが)軽く拭けば汚れは落ちるのは、本当に助かります。
魅力④:掴みやすい
使用時の長さが21cm、本体の厚みなどが絶妙で、ご飯から麺まで、家庭用の箸と同様の使用感です。「アウトドア用だから使いづらいんじゃない?」と心配するかと思いますが、個人的には全く問題ありません。
この野箸を使い出して1年近くになります(それまでは別のアウトドア用箸を使用)。とにかく「掴みやすく」違和感が無いほど「手に馴染みます」私は山行に和食器を持ち込むことが多いのですが、スプーンより箸のほうが扱いやすく、素材ひとつひとつの味を楽しんだり、日本食のサイズが箸の使用にマッチしているなど、和食を山で食べることが多い私には、圧倒的に箸の需要が高いです。
カラーバリエーションも豊富で全5色あり、自分のイメージに合う色を選べるのも、使っているときの満足感が非常に高いです。
登山道具は一部の道具を除いて、ステッカーを貼ったり軽量化したりなど、道具の耐久性が落ちる懸念もあり、大幅な道具のカスタマイズが難しいアクティビティです。その中でイメージカラーに合わせて道具を選ぶというのは、登山者にとって大切な表現であり、豊富なカラーバリエーションが、スタックイン 野箸を選んだきっかけでもありました。
スタックイン 野箸の注意点
スタックイン 野箸に限らずですが、シチューやパンなど、洋食を箸で食べようとすると非常に食べづらいです。自分が食べるメニューを想像して、箸、スプーン、フォークなどのカトラリーを選ぶと良いです。
スタックイン 野箸を使って快適なヤマメシを!
スタックイン 野箸はアウトドア用に設計された、扱いやすく衛生的で、携行性にも優れたカトラリーです。欠点らしい欠点が見当たらない高い完成度は、ヤマメシの相棒として使い続けられる実用性を備えています。山でも美味しい食事を楽しみたいという人にもおすすめで、軽量コンパクトなのでグループ山行の予備としても活躍します。
スタックイン 野箸を持って、山頂で美味しいヤマメシを楽しんでくださいね。
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