ジップロックは家庭日用品として広く知られている商品だと思うんだけど、僕はこのジップロックの幾つかの種類について、アウトドアにおいて無くてはならないギアとして活用しているんだよね。
アウトドアユースを考えて選んだジップロック
ジップロックのバッグは『フリーザ―バッグ、ストックバッグ、お手軽バッグ』がそれぞれ色分けされているので種類の見分けがとっても楽ちん。その中で一番厚みが薄いものが『お手軽バッグ』。これは飴やお菓子、小物などを整理して入れておけて、持ち運びにも便利なバッグ。
次に厚みがあるもので『ストックバッグ』というのがあって、これは野菜を入れて野菜室に保存したり、常温保存や冷蔵保存をするのには非常に優れたバッグ。
『フリーザーバッグ』は3つの中では一番厚みがあるもので、食品の冷凍保存もでき範囲が広く使える。厚手だからザックの中で破れる心配も少ないので、アウトドアではこれをメインに使ってるんだ。料理を山の上でする時に、電子レンジであらかじめ熱をいれた根菜類や、生肉、また味噌などの調味料、それらを冷凍して持ち運ぶ。そんな時には『フリーザ―バッグ』の出番。
この『フリーザ―バッグ』は、以前紹介したファーストエイドキットを入れるのにも活躍してる。密閉性が高く、中のものを濡らしづらい。Mサイズは収納した時の大きさがちょうどよいから、中の空気をおしだしてぺちゃんこにして「サッ」とザックに滑りこませることが出来る。一番厚みがあって安心。
行動食入れに使うジップロック
それと最近使い初めて調子がすごく良かったのが、ジップロックの『イージージッパー』。これには行動食であるミックスナッツやドライフルーツをいれて中で混ぜこぜして食べるのね。
このミックスナッツやドライフルーツを入れた『イージージッパー』は2つ折りにしてトレランザックのボトルポケットに入れておく。
取り出す、食べる、仕舞うっていう一連の動作の中で、開封のしやすさ、取り出しやすさが最高。そして湿気に強い。凄い便利だったんだよねー!
本当に小さいストレスなんだけど、仲間と行くと行動食を分けっこするときがあるでしょ?そのとき、取り出し口が小さくて手が入れずらい。そうすると手のひらに落とすようにして中のものを取り出すから、量を測れなかったり、多く出過ぎて落っこっちゃったりする。でもイージージッパーだと“ばかっ”と開くから、手を入れて取り出しやすい。
こういう使い勝手の良さを体感して、行動食には絶対『イージージッパー』だなって感じてる。サイズは大・中とあって、僕は中を使っている。
乾燥食材の調理までジップロック
また食事の場面でもジップロックは大活用!100度以上の沸騰したお湯を、ジップロックの中に直接入れることは推奨されていないので、乾燥した食材をジップロックに入れておいて、一方で沸かしたお湯の火をとめてからそのお湯をジップロックに注ぎ、乾燥した食材を戻す。そしてお手軽に食事をとる。そんなシチュエーションで便利なのが、ジップロックの『スタンディングバッグ』。
フリーザーバッグにお湯を入れて、万が一倒れてしまったら、中のものがもれる可能性があるでしょ。だからお湯を入れた後にずっと手でもっておかなくちゃいけない。それは無理があるよね。でもスタンディングバッグであれば、底にマチがあることで立ってくれる。
このスタンディングバッグにアルファ米、干し貝柱や塩こんぶ、乾燥野菜、粉末だしや塩などの味付けなどを入れて山に持って行き、テント場に着いてお湯を入れ、保冷バッグの中で時間をおけば、それだけでおいしい食事が出来ちゃう。凄いラクでしょ。
それとマチがあることで、容量があるものを入れることができるから、最後温泉に入ったあとに汗で濡れた衣類を入れて持ち帰ることも出来ちゃう。それに『ジップロック』はなんだか所有感があるんだよね。デザインも格好いいしシンプルな中に必要最低限な機能が備わっているというミニマム感が大好き。
そしてなんとこれメイドインUSAなんだよ!アウトドア好きにはたまらないキーワード。気づかないで使っている人も多いと思うけど、これを知るとアウトドアギアっていうアイテム感が増すでしょ。(笑)