登山で素敵な写真を撮影したいと思っている方は多いのではないだろうか?僕もそんな1人なのだが、意気込みでカメラを購入してみたものの使わずじまいで埃が被っている。そんなかわいそうなカメラを改めて登山装備に加えてみたいと思って今回フォトイベントに参加した。
主催はヨシキ&P2で、講師にプロカメラマンの松本茜さん、被写体モデルにSUZUさん、ガイドに吉野時男さん、参加者はカメラ上級者から初心者まで登山好き、カメラ好きの方々約15名ほどの参加でにぎわった。
このフォトイベントに参加したことで、どのように被写体を捉えようとすることができたのか?そんな上達ぶりを少し共有したいと思う。
難しく考えなくて良い・写真の構図はアイデア
カメラってたくさん機能が付いていて全然使いこなせていない、そして満足のいく写真が撮れない。そう悩んでいた僕は、このフォトイベントに参加してみて、少しのアイデアがあれば圧倒的に個性的で印象的な写真が撮れるのだと考えが変わった。
そんな具体的なテクニックを茜さんがわかりやすく丁寧に説明をしてくれる。みんな持ってきたカメラはバラバラだし、性能も違うのだけれど、ちょっと構図を変えてみたり露出を調整するだけでなんとも雰囲気のある写真が撮れることに驚いた。
写真の設定はシンプル・登山でも応用
絞り値、露出。この2点はカメラ側で設定をある程度決めてしまったら、視点をどのように見つけるか、という引き出しが重要で、『こういう写真を撮るときにはこんなテクを使う』といった経験値を溜めていけば、僕にでも結構いい写真撮れるぞと自信が持てた。
登山でも実践してみたくなる
今までの僕だったら公園の植物を撮影するのに、目で見た緑と同等の色を撮影するというルールを勝手に敷いていた。
これを一旦置いて、茜さんの言う通りに撮影してみると、あら不思議、光が浮き立ち、雰囲気のある写真に変わった。
人を撮影する時は空間を大事にするという教えがあった。そしてぼかす対象を変えるだけで、その写真のストーリーが変わる。例えば下の写真は、これから向かう先に対してのSUZUさんの思いが写真に内包されているのが解るだろう。
下の写真は何故か木の上から自己紹介をするハメになった時男さん。空間を作って撮影してみたがストーリを作ることは出来なかった。笑
最後に・撮影したお気に入りの写真と共に
のっけから茜さんとSUZUさんの明るい笑顔に1人参加の僕は助けられた。イベント中お二人とも、真剣に楽しんでいて、そこに参加者みんなも便乗して楽しんでいる空間がすごく気持ち良くて、短い時間だったけれども素敵な出会いができたと参加をした自分を褒めてあげたくなった。
『みんな違ってみんないい』って大好きな言葉なのだけれども、参加者みんなの写真を見せてもらって、そんな言葉が沸いてきた。
松本茜さん著「カメラのきほん練習帳」は今回学んだことプラスαでスッキリカメラの撮影方法がわかる内容になっている。参加が難しい、今すぐにでも登山で実践できる写真の構図や設定を学びたい人におすすめだ。
ヨシキ&P2では「実践フォトハイク」という名で春と秋に開催するそうだ。次回は10月31日の予定とのこと!Facebookやオフィシャルページのイベント案内でチェックできる。