【東京近郊トレイルランコース】御岳山〜金毘羅尾根

関東近郊のおすすめトレイルランニングコースは、日帰りで楽しめ、厳しい上りが少なく、絶景が楽しめ、走りやすいコースという厳しいルールで、トレイルランニングコースを紹介する企画です。今回紹介するのは御岳参拝後に、下り基調で武蔵五日市駅へと金毘羅尾根を使ってランニングを楽しむコースです。

今回案内するトレランコースの概要

トレイルランニングコース概要

今回紹介するトレイルランニングコースは青梅線の御嶽駅を下車し、御岳渓谷を横目に楽しみながらロードを走りケーブル下の滝本駅まで向かいます。周辺にはコンビニは一切ないので、行動食は事前に準備をしておきましょう。

もし体力に自信がない方は御岳山ケーブルを使用しても良いかと思います。体力に自信のある方は是非表参道を使用して御岳山まで自分の力で登ってみてください。

表参道は御岳神社へお参り入りをする人たちがどのような気持ちで、どのようなスポットで休憩をしそして仲間を鼓舞しあって登ってきたかというのが垣間見れるスポットがいくつかあります。

トレイルランニングはとにかく走って、走った距離や速度・時間などを気にして楽しむ方が多いかと思いますが、ぜひ少し立ち止まって江戸時代の頃の御岳神社へお参りした方々の気持ちなどに思いを寄せてみてください。

また週末になると多くの登山客で賑わいます。自分本位に走り抜けるのは迷惑になりますので慎みましょう。

御岳神社周辺は昔から集落があり、今もなお人の営みが溢れている場所でもあります。山の上なのに町があり営みがあるのはなんとも不思議な光景です。

お土産や軽食を楽しめるスポットもあるので立ち寄ってみるのも面白いかと思います。

せっかくなので御岳神社までお参りに向かいましょう。祈願するのはこの後武蔵五日市駅までのトレイルランを無事終えることができますようにと祈願をし、いよいよ下り基調のトレイルへと走り出します。

今回紹介するのは距離約20キロですが、もう少し距離を伸ばしたい方はロックガーデンへ向かって大岳山や鍋割山へと向かって、ぐるり周回するような形でまた御岳山へ戻ってくるルートをとることもできます。

御岳山から向かうのは日の出山です。御岳山から日の出山は関東ふれあいの道とされていて、森林浴を楽しみながら走ることができるフラットなトレイルが魅力です。

日の出山からの絶景

日の出山までは走って20分ほどで到着します。

日の出山からは素晴らしい景色を楽しむことができ左に所沢方面、正面に東京、右側に丹沢方面と広い景色を楽しめるお勧めのビュースポットです。

しばらく景色を楽しんだらクロモ岩経由で金比羅尾根を走り、金比羅山へ向かいます。日の出山の標高が約900メートル、金比羅山が約450メートル、約350メートルを長い距離をかけて下っていく、非常に気持ちの良いトレイルが長く続きます。

この金比羅尾根のトレイルランニングを楽しむために武蔵五日市スタートではなく御岳駅をスタートにするのがお勧めです。

このトレイルランニングコースのオススメは杉並木の美しさと木漏れ日でしょう。晴れた日にはサンサンと降り注ぐ太陽の光が森の中に注ぐ幻想的な景色を楽しむことができます。

日の出山では涼しい風を体感することができます。金比羅山へ近づくにつれ徐々に高度を落とすことで気温が上がり夏場では非常に暑くなることが想像されます。今回紹介するトレイルランニングコースには水場が一切無いので水分を多めに持ち運ぶよう気をつけましょう。

金比羅尾根を走ること約1時間、途中にはビュースポットもいくつかあり森の中を走りぬける気持ちよさを体感できる素晴らしいトレイルです。

トレイルランニングの初心者から上級者まで楽しめる金毘羅尾根は、アップダウンもほぼないので幅広いトレイルランナーに楽しんでもらえるコースとなっています。

武蔵五日市駅のお風呂情報

武蔵五日市駅周辺には銭湯・お風呂がありません。約6キロ離れた場所に瀬音の湯という温泉施設がありますが、臨時休業などで営業していないことがあるので、事前にチェックしましょう。時間は午前10時から午後9時までオープンしており早い時間から入浴が可能となっているのはトレイルランナーには嬉しいポイントです。

価格は大人900円、子供450円となっておりアメニティー販売が充実しています。和食ダイニングが併設されておりアジフライ定食・鶏唐揚げ定食・ロースカツ定食といったトレイルランニング終わりに体が喜びそうなメニューも揃っています。