U.L.フォールディングポールはモンベルのトレッキングポールの中では最も軽量なシリーズでコンパクトに収納でき、シンプルな構造が特徴のトレッキングポールです。今回はこのトレッキングポールの特徴と使い方を紹介していきます。
おすすめポイント
- グリップ部分の握る位置を変えるだけでポールの長さを調整できるので、都度変化する勾配に合わせて対応出来る柔軟性が魅力
- グリップのすぐ下にあるシャフトを伸ばすだけで自動的にラチェットボタンがロックされ組み立ては完了
- アルミニウムの合金シャフトで強度と柔軟性がある
- トレッキングポールが岩の割れ目に刺さってポールが取られるということが格段に減る
- プロテクター内部の溝にポール先端の突起が引っかかる構造になっているのでキャップの脱落を防ぐ
商品概要
ブランド | モンベル |
商品名 | U.L.フォールディングポール120 |
商品説明 | 超軽量でコンパクトに収納できる折り畳み式ポールです。グリップを長めに設計し、握り位置を変えることでさまざまな状況に対応できます。 |
価格 | 5,390円 |
重量 | 152g(162g) ※( )内はポイントプロテクターとバスケットを含む総重量 |
収納サイズ | 40cm |
管理人の評価・レビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
軽量性 | ★★★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★★★ |
剛性 | ★★★★☆ |
サイズの選び方と構造について
U.L. フォールディングポールは4つのサイズ展開があり自分の身長に合わせて選択します。 サイズの調整ができない分、シンプルな構造です。
グリップが長めに設計されているので、下りではポールの先端部分を握って長めに持ち、登りではポールを短く握って…というようにグリップの握り位置を変え、様々な状況に対応します。グリップ部分の握る位置を変えるだけでポールの長さを調整できるので、都度変化する勾配に合わせて対応出来る柔軟性が魅力です。
トレッキングポールのサイズの選び方は、平坦地でグリップの先端を握り、肘の角度が90°になるサイズを選びます。
ポールのセットとたたみ方
U.L. フォールディングポールの折りたたみ時からポールをセットする方法は非常にシンプルです。 初めて使う人でも簡単に組み立てることができる構造です。
グリップのすぐ下にあるシャフトを伸ばすだけで自動的にラチェットボタンがロックされます。これで組み立ては完了です。折りたたむときはこのラチェットボタンを押し込むことでロックが解除され折りたたむことができます。
折りたたんだ際にシャフトと干渉しないようにバスケットは半円状になっているのでコンパクトに収納可能です。これによってトレイルランニングザックのショルダーハーネスにトレッキングポールをセットする時にも邪魔になりづらく、バックパックのサイドに畳んで入れる際にもザックにフィットさせて持ち運ぶことができます。
折りたたんだ時にはグリップ下部についているベルクロテープでまとめることができます。このベルクロテープはグリップ部分にくっついているのでなくす心配がありません。
トレッキングポールのスペック
U.L.フォールディングポールはアルミニウムの合金シャフトで軽量ながらも十分な強度があります。重量は120サイズで162g(ポイントプロテクターとバスケットを含む総重量)で、非常に軽量で様々なアクティビティで活用できます。
アルミ製トレッキングポールの良さ
よくアルミとカーボンで強度と軽さという視点で比較されることが多いですが、カーボンは強度が高く軽量なのですが、ガラスのように折れた時に粉々になってしまいます。 それに比べてアルミは靭性といって素材の粘りがあるので針金のように曲がる性質があります。
カーボンは少し傷がつくことでそこから折れるリスクが生じますが、アルミは靭性があるためにこのリスクが少ないのです。だからカーボン製トレッキングポールよりもアルミ製のトレッキングポールの方がリスクが少ないと言えます。
もしトレッキングポールを使用してテントを設営しようと考えているのであればポールが折れるリスクというのはしっかり考えておくべきです。
またトレッキングポールによって体の負担を軽減する前提で登山の計画を立てているのであればトレッキングポールが折れてしまうというのが、計画通りに歩けないというリスクに直結するという点も留意が必要です。
バスケットの構造
U.L. フォールディングポールのバスケットは固定式です。
このためスノーバスケットの装着が出来ないなどのデメリットがありますが、トレッキングポールが岩の割れ目に刺さってポールが取られるということが格段に減ることを考えると致し方ないかなと考えています。
石づきにかぶせるようにラバー製のキャップを装着するのですが、この際プロテクター内部の溝にポール先端の突起が引っかかる構造になっているのでキャップの脱落を防ぐことができます。登山道にトレッキングポールのキャップがよく落ちているのを見るとこの悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
これだけの特徴と162gと優れた軽量性を備えて価格が税込で5,390円という安さには驚きです。
軽量且つコストパフォーマンスに優れたおすすめトレッキングポール
軽量でコストパフォーマンスに優れたトレッキングポールは様々なものがあり手に入れやすいです。以下の商品もチェックしてみてください。
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MC トレッキングポール 折りたたみ 登山ストック
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