経木は古くから日本で使われてきた伝統の包装材として知られています。 経木は木を伐採し薄く削り乾燥させて作られています。経木は適度な湿度を保つ調湿作用があり、通気性、抗菌性にも優れ食材の鮮度を保つ特徴があります。ほのかな木の香りと木目の美しさが特徴の信州経木Shikiを使った山ご飯の楽しみ方の提案です。
経木を使った山ごはんの楽しみ方①-お皿
経木の使い方は敷いて使う、包んで使う、保存の為に使う、飾りに使うといった多用途に活用できます。
まずは渓流に出かけて経木をお皿として使ってみました。渓流に出かけた際は必ず楽しむのがそうめんです。クッカーでそうめんを茹でた後に目の前に流れる冷たい水でそうめんを締め、キリッと冷えた食感の良いそうめんは格別です。
そんな時にそうめんを盛るお皿として経木は最適です。仲間とみんなでそうめんをつつく際にも各自が取りやすく、またほのかな香りでそうめんを美味しくいただけます。
初春の山の中では山菜を楽しむことができます。油を持参して山菜の天ぷらを楽しむのは、沢沿いで楽しむ山ごはんのメインディッシュの1つです。山菜の種類や数を経木の上に広げて並べることで一目瞭然です。
経木は平らな広いお皿として山の中で活用ができ、実に様々な可能性を感じるアイテムです。
経木を使った山ごはんの楽しみ方②-包んで、まな板変わりに
お肉などを山に持って行く際に経木に巻いて持ち歩くことで少し特別な感じがします。そのまま経木を開いてお肉を切ってそのまま料理をすることができます。
包んで持っていき、お皿やまな板として使い終わった後の経木はそのまま処分することができます。火を作ることができるのであれば、そのまま火種として燃やすことができます。非常によく燃え、あっという間に灰になります。
使用した経木『信州経木Shiki』
信州経木Shikiは、とても薄くて3種類のサイズから選ぶことができます。信州経木Shikiは信州伊那谷産で原材料は赤松のみです。赤松には抗菌作用と程よい香りがあり、木目が美しく、艶があり、見た目の美しい経木なのが特徴です。