ガスを燃料とする山ごはんは初心者の方にも扱いやすく入門編として大変おすすめな燃料です。ガス缶には規格がありCB缶とOD缶の2種類が存在します。2つの缶の見た目の違いは長細いガス缶がCB缶で、背の低いタイプのガス缶がOD缶と呼ばれています。この2つのガス缶の違いを理解して購入することで失敗しない山ごはんを楽しむことができます。

CB缶とOD缶の違い

ガス缶の種類-CB缶とOD缶の違い

  • CB缶はCassette Gas Bombe
  • OD缶はOutDoor

という略称であることは意外と知られていません。山ごはんを楽しむ場合に使用するのはOD缶となります。OD缶は背が低くガスストーブをセットして五徳の上にクッカーを置いても地面からクッカーの距離が短いために安定して調理をするメリットがあります。

五徳の上にクッカーを置く
※横スクロールで表がスクロールできます。
ガス缶の種類OD缶CB缶
正式名称OutDoorCassette Gas Bombe
火力
耐性寒い場所でも安定寒い場所は火力が弱い
価格¥462~594¥100~300
サイズ展開110g、250g、500gが一般的250gが一般的

上の表から見てもわかるようにOD缶は火力が強く寒い場所での使用にも適した安定した火力が特徴です。CB缶とOD缶の違いはそれぞれ入っているガスの配合比率に違いがあり、火力と寒い場所での使用に差が出ます。登山ではOD缶が適しており、サイズも110gが軽量、コンパクトで持ち歩きやすくおすすめです。

OD缶は火力が強く寒い場所での使用にも適した安定した火力が特徴

OD缶の各メーカーの価格比較

OD缶の最小サイズを各メーカー別で価格を比較したのが以下の表です。興味深いのは110という名称が商品名に付いているのにも関わらずガス容量はNETで100gであったり、全て同じ重量だと思っていたら缶の重さがメーカ毎で異なっている点です。

SOTOのパワーガス105トリプルミックスの重量は約192gでガス容量が約105gなので、缶重量は約87gです。プリムスの小型ガスの重量は約203gでガス容量が約100gなので、缶重量は約103gです。EPIの110パワー缶の重量は約185gでガス容量が約100gなので、缶重量は約85gです。スノーピークのギガパワーガス110プロイソ重量は約200gでガス容量が約110gなので、缶重量は約90gです。このようにガス缶の重さの違いを知ることも登山のギア選びには重要です。

価格でみるとプリムスが最も安く、ガスストーブを使用し続けることで購入するガス缶と考えるとコストパフォーマンスに優れていると考えられます。

※横スクロールで表がスクロールできます。
メーカーSOTOプリムスEPIスノーピーク
商品名パワーガス105トリプルミックス小型ガス110パワーカートリッジギガパワーガス110プロイソ
イメージsotoPrimusEPISnowpeak
ガス容量約105g約100g約100g約110g
缶重量約87g約103g約85g約90g
重量約192g約203g約185g約200g
価格(税込)¥594¥462¥495¥495
ノンマルブタン30~40%約75%
(イソブタンの含有量不明)
約70%
(イソブタンの含有量不明)
イソブタン40~50%不明不明65%
プロパン15~25%約25%約30%35%

入っているガスの違い

CB缶とOD缶共に入っているガスは同じノンマルブタン・イソブタン・プロパンです。違いはその配合比率で、価格と火力に違いが生じます。

※横スクロールで表がスクロールできます。
ガスの種類ノンマルブタンイソブタンプロパン
沸点-0.5度-11.7度-42.1度
値段
火力

メーカーによって比率の違いとそれに伴う商品名の違いなどがあるため、あやまって山ごはんに適していないガス缶を購入しないよう気をつけましょう。火力が弱くて料理が思い通りに作れなくては楽しさ半減です。

各メーカーのガス成分情報と含有量は法令・その他の関係で変更されることがあるようです。

SOTO ガス缶

SOTOのOD缶はサイズの違いで2種類存在します。パワーガス250トリプルミックスとパワーガス105トリプルミックスの2種類です。

パワーガス105トリプルミックスの内容量

  • ノンマルブタン:30~40%
  • イソブタン:40~50%
  • プロパン:15~25%

プリムス ガス缶

プリムスのガス缶には春夏用としてノーマルガスの250、500。オールシーズン用として110、250、500があります。登山時に使用しやすいサイズは110となるのでその場合はオールシーズン用の小型ガスがおすすめです。

ノーマルガス

  • ノンマルブタン:65%
  • イソブタン:約33%

オールシーズン用

  • ブタン:約75%
  • プロパン:約25%

EPI ガス缶

EPIのガス缶にはレギュラー缶に230、500。パワープラスカートリッジに110、230、500。エクスペディションカートリッジに190と3種類のガスストーブがあります。レギュラー缶は10度まで、パワープラス缶はー15度まで、エクスペディション缶はー20度までと使用温度の目安が定められています。

レギュラー缶

  • ブタン:約90%
  • プロパン:約10%

パワープラス缶

  • ブタン:約70%
  • プロパン:約30%

エクスペディション缶

  • イソブタン:約60%
  • プロパン:約40%

スノーピーク ガス缶

スノーピークには銀缶シリーズのギガパワーガスイソ、金缶シリーズのギガパワーガスプロイソと2種類存在します。サイズはどちらも110缶と500と3種類あります。スノーピークにはストーブ以外にランタンなどにも使用できるガス缶として活用されており幅広いサイズ展開が魅力の一つです

ギガパワーガスイソ

  • ノンマルトン:70%
  • プロパン:30%

ギガパワーガスプロイソ

  • イソブタン:65%
  • プロパン:35%

ガス缶の互換性

他社メーカー同士のガス缶とストーブは使用しないようにしましょう。実際に使ってみて問題なく使えたなどの記述が様々な場所で散見されますが、もしも他社のメーカーでガスを使用して事故が起きた場合、生産物賠償責任保険というガス缶のほとんどについている保険の適用外となります。

生産物賠償責任保険

この生産物賠償責任保険は製品を使って損害が生じた場合メーカーが賠償しますという保険のことで安全に山ご飯を楽しむという前提においては同一のメーカーのストーブとガス缶をセットで使うようにしましょう。

ガス缶とストーブとの接続部分がしっかりと取り付けられていることでスペック通りの火力になることが前提なのでこの点にも注意が必要です。

ガス缶の使用期限

ガス缶の使用期限はガス缶保管方法とセットに考える必要があります。 破裂の原因となる直射日光のあたる場所、また温度が40°以上となるところに保管しないこと、特に暖房器具の付近など熱気が当たるところや、自動車内に置かないなど注意を守る必要があります。

ガスカートリッジの使用期限

その前提で使用期限は缶に記載されている製造年月日から7年が目安とされています。理由はガス缶のゴムの経年劣化でゴムが硬くなりガス漏れの原因になるとされています。またガス缶が錆などによって劣化している場合は処分するなど検討が必要です。

プリムスの公式サイトでは2~3年を目安にガスを使い切ることを勧めています。

ガス缶の処分方法

ガス缶の処分方法は基本的に中身のガスを全て使い切ってから捨てることが前提です。 捨てる時はガス缶を振ってガスの有無を確認しましょう。中身の残量を確認する方法は以下に記述しています。ガスが残ったまま捨ててしまうとゴミ収集車内でガス漏れ、火災、爆発の原因となることを知っておきましょう。

各メーカーからガス抜きツールが出ているのでチェックすると良いでしょう。フィルアダプターを使って余ったガズをライターなどに移動するアイテムもSOTOから出ています。

ガスを抜いた後は各自治体によって処分の方法が異なるので必ずチェックして正しい処分をするように心がけましょう。登山をする人たちのしきたりと考えるべきです。

ガス缶のガス残量をチェックする方法

登山をする際にどれだけの容量のガスを1回の山ごはんで使用するかをまずは覚えておきましょう。

ガスカートリッジのガス残量をチェックする方法

150ml程度の水を沸かす場合、ガスの消費量は約2分間の燃焼で約5g、倍の300mlの水を沸かす場合は10gと覚えておくと良いでしょう。

その時の気温や使っているストーブのパフォーマンスなど様々な視点で検討する必要があり一概に「このガス容量」ということか決められないのですが、1つの目安として覚えておくと持っていくガスの選定の際に便利です。

ガス缶の残量を知るためにはガス缶の重量をメモっておくと便利です。ガス缶を購入したらまず重量を測り、例えば満タンで188gということが分かれば、中身の燃料が100g、だから缶の重量が88gであるということがわかります。これをガスにテープを貼っておけば、重量を測るだけでガス残量が解ります。

この方法でガスの使用を重ねていくと、実際に山ごはんで使用したガス容量がわかるようになってきます。

便利なガス缶周辺ギア

スタビライザー

ガス缶の上にクッカーを置き、安定した山ごはんを楽しむためにスタビライザーがあると便利です。ガス缶に取り付けることで圧倒的な安定感が施されて安心して調理を行えます。

便利なガスカートリッジ周辺ギア

地面の冷気で火力が落ちる状態となる、ガスボンベが小型だから安定感が悪い、テント場が不整地で使用する際に不安定で困る、というような場合に力を発揮するでしょう。

フィルアダプター

SOTOから出ているフィルアダプターはガスを使用する周辺機器へガス缶からガスを充填することができるアダプターです。ガスの中身が少なくなって使えなくなったしまったガスカートリッジを有効活用することができるアイテムです。このアダプターとガストーチの併用はアウトドアにおいて非常に有効活用できます。

ガスカートリッジケース・カバー

ガスカートリッジを冷やさないようにすることができ、かつガスカートリッジを深型のクッカーに入れる際に内側に傷がつかないようにすることができます。クッカーがテフロン加工の場合はカートリッジとの接触で傷が付きやすいので注意しましょう。

冬山でガスカートリッジを使用する際はガスカートリッジが地面の氷とくっついて、取り外しができなくなるようなことがありますがそのようなこともなくなります。

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