使い方によって多様な調理が可能なフライパン。効率的で合理的な行動が求められる登山において、省スペースで最大限の調理が出来るフライパンは、調理においては欠かせないアイテムです。今回はサイズが豊富なモンベルのフライパン、アルパインフライパンをご紹介します
おすすめポイント
- 軽量で扱いやすい
- 焦げ付きを防止するフッ素加工
- 視認性の高いシリコーンハンドル
- 豊富なサイズをラインナップ
商品概要
ブランド名 | モンベル |
商品名 | アルパインフライパン |
商品説明 | 軽量で扱いやすい登山用フライパン |
重量 | アルパインフライパン 16:182g(スタッフバッグ含む総重量:207g) |
素材 | 本体:アルミニウム合金 ハンドルカバー:シリコーン |
価格 | ¥2,035 |
アルパインフライパンのレビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
実用性 | ★★★★☆ |
軽量性 | ★★★★★ |
耐久性 | ★★★★☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★★ |
登山用フライパンとは
家庭用のフライパンと比較して底がフラットなのが特徴で、取っ手を取り外したり本体に沿って折りたためたりと収納性に優れるなど、バックパックを背負って移動するというアウトドアでの使用を想定しています。フラットな形状は収納だけでなく、ガスバーナーや焚火といった熱源に対し、安定した操作が可能になっています。
フライパンといえば「焼く」「炒める」といった調理法が主流ですが、最低限の荷物の最大の効果を発揮する事が理想の登山においては、「炊飯」「蒸す」といった、多様な調理法をフライパンひとつで行います。フライパンの有効性とそこから生み出されるアイデア料理が注目されるようになり、ここ数年ではフライパン調理のレシピも出るなど「こんなに何でも作れるの?!」とその存在が大きく見直されました。
アルパインフライパンとは
モンベルが展開するアウトドア用のフライパンです。軽量で扱いやすく、フッ素加工、ハンドルカバーといった、登山での使用に求められる機能を装備した、基本をしっかり押さえた信頼性の高いフライパンです。
アルパインフライパンの魅力
魅力①:軽量で扱いやすい
私は複数のアウトドア用フライパンを持っていますが、最も扱いやすいのがアルパインフライパンです。これは重量を見ただけでは伝わらず「使ってみると分かる」ほど操作性に優れています。アルパインフライパン 16の場合、182gという軽量な本体のおかげで操作がしやすく、調理をしていて手首に負荷を感じることがありません。
軽いからといってチープな作りということもなく使用に必要十分な強度を持ち、そのコストパフォーマンスも相まって遠慮なく使い込めるのが魅力です。
魅力②:焦げ付きを防止するフッ素加工
アウトドア用のフライパンでは標準装備の表面加工。アルパインフライパンにはフッ素加工が施され、調理時の焦げ付き防止から使用後の洗浄まで、高いメンテナンス性を獲得しています。
焦げ付きを防止するフッ素加工は、調理が失敗すれば「まだ冷蔵庫にあったかな・・」なんて事が出来ない自然の中において「失敗しづらい加工」がされているのは嬉しいポイントです。さらに、登山疲れで後片付けはササッと、でも綺麗にやりたいというワガママさんにもフッ素加工は心強い味方になります。汚れも落ちやすいので軽く洗うだけでも十分なので、神経質になる必要もありません。
私はアルパインフライパンで「揚げ焼き」「炒めもの」「炊飯」など数多くの調理をしてきて、さすがに加工が一部取れてしまっていますが、焚火、ガス、ガソリンなどの様々な熱源を使用に対応し、今でも調理で失敗すること無く現役で活躍しています。
魅力③:視認性の高いシリコーンハンドル
加熱すると「アチッ!」となりやすいフライパンのハンドルですが、アルパインフライパンはシリコーン素材のハンドルカバーが付いており、加熱しても問題なくハンドルを持つことが出来ます。
モンベルのクッカーのシリコーンカバーは黄色がメインですが、私はこの色も気に入っています。
沢や人気のないフィールドで野営することが多いため、夜間でも腹が減ると調理することがあります。そんなとき「どこに置いたっけ?」と探す手間が他のアイテムより少なく、わずかな明かりでも見つけることが出来ます。使い続けた結果、本体に近い部分がイエローからブラックになりつつありますが、この視認性の高さは他のフライパンにはなく、横着で片付けが苦手な私には大変助かる機能です。
魅力④:豊富なサイズをラインナップ
アルパインフライパンは、16・18・20と3サイズをラインナップしています。ソロ、複数人を想定とした調理など、目的に合わせて最適なサイズを選ぶことが可能です。「モデルは好きだけどサイズが・・」という経験が誰もがありますが、3サイズをラインナップしているアルパインフライパンでは悩むことはありません。
私は単独登山が多いため、一番コンパクトな16を使用しています。今のところ調理時に容量不足で具材が溢れるということもなく、バックパックは20Lの日帰りでも他の荷物を圧迫すること無くスマートに収まっています。
アルパインフライパンの注意点
フッ素加工を施しているため、空焚きや洗浄時に金属製のたわしなどを使う事は控えます。また調理に必要十分な強度、耐久性は備えていますが、加熱から一気に水で冷したり、岩場などで強く転倒すると変形する可能性があります。また焦げ付いてしまった場合、金属製のスプーンやフォークなど硬いものでこすると、アルパインフライパンに限らず、表面の加工を傷つける可能性があります。
山の中では強引に焦げ付きを取ると性能を落としてしまうので、その場での対応が難しい時は一般家庭で使うフッ素加工の調理器具と同じ様に、下山後にメンテナンスするのが良いです。
アルパインフライパンで美味しいヤマメシを!
アルパインフライパンは使用からメンテナンスまで、登山で扱いやすいように設計された調理器具です。フッ素加工からシリコーンカバーなどの必要十分な機能を備えつつ、優秀な耐久性と高いコストパフォーマンスを持つ、登山からソロキャンプなどに最適です。ラインナップも豊富なアルパインフライパン、是非使ってみてください。
フライパンのおすすめ
アルパインフライパン同様の特徴を備えたアイテムを紹介します。
ユニフレーム:山フライパン 17cm
アルパインフライパンと同様の、アルミ製でフッ素加工を施したフライパンです。調理器具として使うことはもちろん、取っ手が付いているので食器としても使うことが出来る、頼りになる山道具です。
購入して直ぐに低山に登り
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おのフライパンでソーセージを炒め
パンでオープンサンドにして食べた
思いのほか取っ手も熱くならず漕げも付かず
軽いので満足してる
次回の山行で何を炒めてみるか楽しみだ
ごはん、汁物、炒め物。なんでも作れる。軽くて熱がすぐ通るから燃料の節約にもなる。テフロン加工がどれくらい持つかはわからないが、毎日使うわけでもないので何年かは使えるのではないだろうか。底のフチに角度が付いていて、食品がつまらないようになっているのもとても良い。
サイズが手頃で1、2人分用な感じです。
特筆する点は特にないですが普通によくできています。
専用のフタも別売りであるのがいいです。
山クッカーMとスタッキング可能ということですがSでも収納袋に入れた状態で鍋の上部側にフライパンをかぶせると収まりが良くなります。
ちょっと値段が高いですが安心の日本製を信じたい。