今回紹介する登山コースは上高地バスターミナルを拠点として、1日目に西穂山荘で宴会、2日目に焼岳縦走登山を行い、上高地へ戻ってくる周回コースです。上高地へは圧倒的に登山バスがおすすめです。今回はまいたびの登山バス「毎日あるぺん号」を利用しました。登山コースの魅力と登山バス「毎日あるぺん号」の特徴について紹介します。
山の名前 | 西穂高岳 |
都道府県 | 長野県 岐阜県 |
標高 | 2,909m |
天気・アクセスなど | 西穂高岳の詳細情報 |
山の名前 | 焼岳 |
都道府県 | 長野県 岐阜県 |
標高 | 2,455m |
天気・アクセスなど | 焼岳の詳細情報 |
登山コースのここがポイント
上高地バスターミナルを拠点として田代橋へ移動し、1日目は西穂山荘へ約4時間の登山です。2日目は西穂山荘から焼岳登山を楽しみ上高地へ下山するというプランです。この登山コースのおすすめポイントを紹介します。
1日目:①上高地西穂高岳登山口→②西穂山荘→③丸山→④西穂独標
2日目:②西穂山荘→⑤槍見台→⑥割谷山→⑦焼岳小屋→⑧焼岳(北峰)→⑨焼岳 上高地ルート→⑩上高地浄化センター
登山バスを使うから朝から計画的に行動ができる
上高地バスターミナルの到着は朝の5時前後。登山バスで就寝し、朝から行動ができるからこそ実現できるおすすめ登山プランです。東京から上高地への移動において利便性の高い毎日あるぺん号もおすすめポイントです。毎日あるぺん号の特徴は後述します。
午前中に山荘に到着できる
上高地周辺は山に囲まれたエリアで天気が不安定です。出来るだけ早めに宿泊地にたどり着くことは天候が崩れた際のリスクヘッジになります。今回紹介する登山コースは西穂山荘の到着が午前10時頃です。早々にテントを設営し、天気の状況を見て1日目の行動計画を立てることができます。
焼岳の魅力をたっぷり堪能
焼岳への登山は中の湯温泉からの登山ルートが多く知られていますが、焼岳の魅力を存分に味わうのならば西穂山荘からの縦走路を使った登山ルートがおすすめです。その場合上高地からの周回コースが帰りも登山バスを活用できて便利です。
西穂山荘から焼岳への縦走路は右手に笠ヶ岳と抜戸岳の稜線の景色を楽しみ、左手に霞沢岳の景色を楽しみながら歩くことができます。
この縦走路を使って焼岳へ向かう人は少ないようで、静かな登山を楽しむことができます。
焼岳の手前には焼岳小屋があり、ここで一息休憩を入れつつ、荷物をデポして焼岳へ登山を行うことができます。
途中中尾峠付近では他の山ではなかなか見ることができない独特の植生と、コケと高山植物が織り成す素晴らしい景色を堪能することができます。
焼岳のダイナミックな景色、過去の噴火による荒々しい山肌、優しい上高地の景色とは全く異なる景色は上高地側からの登山だからこそ楽しめるポイントです。
毎日あるぺん号で上高地へ向かう利便性と注意点
上高地までのアクセス方法は様々ですが、今回紹介するのは、まいたびの登山バス「毎日あるぺん号」を使う方法です。まいたびは東京から様々な登山口へアクセスする便利な登山バスです。ポイントは竹橋駅直結で、室内で受付ができます。またコンビニやトイレがあるのでバスを待ちながら準備を整えることができます。
登山バスは到着後、早朝から即行動ができます。上高地の玄関口となる上高地バスターミナルでは今回紹介する西穂高、焼岳、涸沢、蝶ヶ岳など時間を有効活用した計画で楽しむことができます。
上高地から東京へ向かう際にも、まいたびの登山バス「毎日あるぺん号」は、上高地インフォメーションセンターの玄関前角地にて待機しておけば良いです。上高地の混み合ったバスターミナルで混乱することなく時間になるまで待つことが可能です。待機場所で混乱する方が多いと聞きます。待機場所は以下の写真をチェックしてみてください。
※コロナ禍ということもあり、また他の乗客の迷惑にもなるため車内では会話を控える、アルコール摂取は控える
毎日あるぺん号の特徴をまとめた動画は以下で確認できます。
西穂山荘のサービスと注意点
西穂山荘では人気の醤油・味噌ラーメン、生ビールなどを楽しむことができます。テント場はコロナ禍では事前予約が必要です。テント場は平らな場所が多く水はけも比較的よい場所です。テント場の価格は2000円と少々高めです。
アクセスがしやすい特徴のあるスポットのため、たくさんの食材を持ち込んで宴会を楽しむ登山客も多く見受けられます。天気がよい時間には涼しい風を受けながら飲食を楽しむことができる山荘です。