エアー式テントマットの特徴でもあるフワフワとした寝心地を排除し、寝心地の良さと軽量性を維持したテントマットはニーモのテンサーシリーズです。今回はこのテント泊登山に最適なテントマットのレビューします。
おすすめポイント
- エアマット特有のフワフワとした寝心地が排除
- 表面はつるりとしすぎず、シルキーでソフトな素材感
- 寝返りを打った時にテントマットとの摩擦で生じるバリバリとした音が鳴りずらい
- 付属のポンプサックを使用して素早く空気を入れてテントマットを膨らませることが可能
- バルブの中心部分を指一本でテントマットの硬さの微調整が可能
商品概要
ブランド | ニーモ |
商品名 | テンサー ミディアム マミー |
商品説明 | 超軽量かつ小さな収納サイズからは想像できないほど、静かで快適な寝心地を提供するスリーピングパッド |
価格 | ¥17,600(税抜) |
重量 | 330g |
サイズ | 51×160×8cm |
収納サイズ | 20×φ7cm |
R値 | 1.6 |
素材 | 20DPUポリエステル |
管理人の評価・レビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
快適性 | ★★★★★ |
軽量性 | ★★★★☆ |
コンパクト性 | ★★★★☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★★ |
快適な寝心地を提供する特徴的な構造と素材
寝心地の良さの秘密は内部のトラス構造と、表面生地の特徴にあります。
トラス構造とは複数の三角形による骨組み構造のことを指し、ここに伸縮性の低い隔壁を採用しているため、エアマット特有のフワフワとした寝心地が排除されています。
テントマットの上に横になると身体を支え、寝返りしやすく、しっかりと体を休ませることができます。テントマットの上で肘をついても地面にあたることは一切なく、個人的には自宅で使用しているマットレスと比較しても遜色ありません。
表面生地は20デニールのポリエステルを採用しており、表面はつるりとしすぎず、シルキーでソフトな素材感で身体を包み込みます。
寝ている最中にテントマットから落ちづらく、程よい摩擦が他のテントマットと比較すると高く感じます。
また寝返りを打った時にテントマットとの摩擦で生じるバリバリとした音が鳴りずらいのも素材の特徴として挙げられます。
フラットバルブで素早く空気を出し入れ
テントマットの隅に備え付けられたフラットバルブは付属のポンプサックを使用して素早く空気を入れてテントマットを膨らませることが可能です。
以前のテントマットは口で膨らませていましたが、これと比較すると圧倒的なスピードと膨らませる容易さは素晴らしく、これに慣れてしまうとひと昔前のバルブには戻れません。
空気を入れパンパンに膨らませた後は、ポンプサックを外すだけで注入した空気が漏れることはありません。
バルブの中心部分を指一本で押すことで、少しずつ空気が抜け、テントマットの硬さの微調整が可能です。
空気を抜く時はバルブを開放し一気に行く気を抜くことができ片付けも容易です。
軽量に優れたサイズ
今回紹介するミディアムというサイズは、レギュラーが長さ180cmに対して160cmと短めに作られています。
これによって重量が330gでレギュラーと比較すると15g軽量化されています。
身長180cmの僕が使用してみて足下までテントマットがないのは特に寝心地を損なうことはなく、気になるようであればザックを置くことで快適な就寝を保てます。
ポンプサックの特徴と使い方アイデア
付属のポンプサックは格段に効率よくパットに空気を入れることができるように考えられた形状で、今回使用したテンサーミディアムマミーで2~3回ほどのアクションで空気を入れることができます。過去に販売されていたバルブの直径が13mmのニーモのテントマットにも使用することができ単体でも販売されています。
パットポンプの重量は約60gで、テントマットと一緒に丸めてパッキングしています。テントが設営し終わったあとに登山装備品を収納するためのスタッフバッグなどをこのポンプサックの中に入れておくことで、撤収する際にスタッフバッグを見つけやすく便利です。
今回は収納袋は使用せずベルクロテープで止めてザックに収納しています。ザック内の隙間を埋めるように収納できるので、おすすめです。