御在所岳登山

岩の鎧をまとい一気に天空に突き上げる姿は、とても1,200m余りの山とは思えない迫力とスケールを感じさせてくれる。四季を通じてさまざまな魅力に包まれた自然と、変化に富んだ各コース。そして温泉と、山の楽しみをいっぱいに詰め込んだ鈴鹿一人気の山が御在所岳。日帰り登山で初心者にも楽しめるコースを難易度別で紹介する。

御在所岳の概要・気温について

御在所岳は標高2,899mに位置し、気温は最も低い月で1月の-8.3度を記録する。最も気温が高い月は8月で最高気温は23.2度と過ごしやすい気候だ。

山域鈴鹿山脈
都道府県三重県、滋賀県
標高1,212m

※横スクロールで表がスクロールできます。

123456789101112
最高気温-0.80.54.911.515.418.322.323.219.814.28.52.3
最低気温-8.3-7.8-5.2051014.21511.44.3-1.3-6.2

御在所岳の登山が人気の理由

御在所岳の山域となる鈴鹿山脈は比較的雑木の二次林が多く、山野草の豊富で、とりどりの花が咲き始める3月下旬から6月初旬までと、紅葉前後の季節が景観的にも気候的にも、登山をするには最も快適なシーズンとなる。冬季は南北や標高によってもかなり違うが、1000m級の山なら、12月中旬に雪が積もり始め、4月初旬頃まで雪が残る。低山とはいえ北部ではかなりの積雪となるので、慎重な計画と行動を心掛けたい。一方夏季は快適とは言い難く、ヒルも多いので、湿度の高い日は避けたほうが無難だ。ここでは三重県一の人気を誇る御在所岳の魅力を紹介する。

変化に富んだ登山コース

変化に富んだ登山コース 御在所岳

湯の山温泉を基点として、5つの変化に富んだコースが山頂をめざしている。表道、中道、裏道、武平峠道、一ノ谷新道の各コースで、いずれも整備された安心して楽しめるコースだが、裏道を除くと急峻な岩場の多い尾根道なので慎重に行動したい。

奇岩を楽しみながら登山を楽しむ

奇岩 御在所岳

御在所岳には実に様々な奇岩を登山道で見ることができる。 ゆるぎ岩、天狗岩、負ばれ石、地蔵岩など名前と一緒に岩の姿や形を見るのは面白い。

景色の素晴らしさを四季を通して味わえる

眺望 御在所岳

頂上に近づくにつれ岩稜帯となり急峻な岩壁が現れる変化に富んだ山である。鈴鹿山脈は男装山脈のため三重県側から見た山脈の構造と滋賀県側から見た構造が異なるため三重県側から御在所岳の頂きを見ると切り立っている特徴をもつ。

頂上からの眺めも素晴らしく山上公園や惣菜の見晴台から異なる景色を楽しむことができる。景色が良い日には富士山を眺めることもでき、琵琶湖や伊勢湾の壮大な景色もまた見所だ。

ロープウェイで一気に頂上へ

ロープウェイ 御在所岳

御在所ロープウェイを使えば湯の山温泉から御在所岳の頂上まで一気にアクセスすることができる。ロープウェイは日本最大級の規模でゴンドラからの景色もまた素晴らしく、登山初心者も安心して活用することができる。

御在所岳の難易度別おすすめ登山コース

圧倒されるような頂上岩壁を眺める登山コース

①中登山口→②一の谷山荘→③かもしか広場→④御在所岳→⑤富士見岩展望台→⑥御在所6合目キレット→⑦地蔵岩→⑧おばれ岩

必要日数日帰り登山
総コースタイム※4時間10分
距離約4.7km
累積標高約843m
難易度★★★☆☆
※「40~50代(または60代)の登山経験者/2~5人のパーティー/夏山の晴天時」を基準に設定

三交湯ノ山バス停から温泉街を抜けて車道を登って行くと一ノ谷茶屋があり、ここで車道を離れて一ノ谷沿いに進む。すぐに左に武平峠への道を分け、鈴鹿スカイラインをくぐると中道の取り付きとなる。ここでスカイライン上に出ると一ノ谷御在所山の家、一ノ谷山荘があり、この左の尾根から一ノ谷新道の登りが始まる。

一ノ谷新道は花崗岩の風化した白砂が掘れ込まれた急な道が続いている。この急登は緩急はあるものの最後まで続くので、ペース配分を考えて登りたい。とくに登り始めの木の根を掴みながらの急登はつらいが、春はイワカガミの可憐なピンクの花や、アカヤシオ、シロヤシオの華やかな彩りに慰められるし、夏も木陰の多い涼しい道で救われる。

木々の間からは一ノ谷をはさみ、切れ込んで城塞のように連なる岩壁がところどころでのぞいており、その中空を鮮やかなゴンドラが行き交っている。

何箇所かの岩場を巻いて越し、やがて恵比須岩を見下ろすようになるとササの中の急な道となる。山上駅直下まで登り左に振るように登って行くと山上公園に出る。公園のアスファルト道を進み、右に階段の道を登ると頂上に着く。頂上にはリフトが上がってきており観光客も多い。ここからは大きな展望が広がっており、滋賀県側の愛知川の谷に突き出るような岩の上からは、樹林の広がりが鮮やかで、心地よい風が吹き抜ける。

山上駅まで戻り、左に分かれる国見峠への縦走路を過ごして進んでから、右に下る中道に入る。

中道は最初から急な下りの岩場が続く尾根コースで、伊勢の平野と海を眺めるスケールの大きな展望が魅力だ。また山稜に点在する地蔵岩、負ばれ石の奇岩とキレットなど、次々と出合うストーンアートも楽しい。岩場が続くだけに慎重さが必要で、下り始めの頂上直下の岩壁を巻くところとキレットは、岩場を通過することになるが、道を間違えなければそんなに危険な箇所はない。

キレットを過ぎると少し穏やかな尾根となり、地蔵岩と出合う。石の仏を思わすような岩で、平野の大きな広がりを背景にした眺望が素晴らしい。そしてもう少し下ると、巨大な石のまな板を立てかけたような負ばれ石がある。 この負ばれ石を過ぎると樹林帯に入ってゴンドラをくぐり、暗い常緑樹の道を下って行く。左に裏道からくる道と合流したところで、滑りやすい砂ザレの道となり一ノ谷のスカイラインの登山口に出る。往路を戻り50分ほどで三交湯ノ山バス停に着く。

ハシゴ、くさり場と沢沿いルートを楽しむ登山コース

①湯の山パーキングセンター→②日向小屋→③藤内小屋→④国見峠→⑤御在所岳→⑥中登山口→⑦裏道登山口駐車場

必要日数日帰り登山
総コースタイム※5時間40分
距離約7.8km
累積標高約1,107m
難易度★★☆☆☆
※「40~50代(または60代)の登山経験者/2~5人のパーティー/夏山の晴天時」を基準に設定

湯の山温泉から裏道登山口まで歩いたら富士市御山で沢沿いを歩いて行く。増水時は沢歩きが困難になる場所もあるので天気予報はくまなくチェックしよう。初心者向け登山ルートではあるがガレ場や鎖場もあるので気をつける必要がある。

富士市小屋を過ぎるとこのガレ場と鎖場が続き6合目あたりからは登山道に戻る。その後85目からは急登が少なく眺めが徐々に良くなってくる。

沢沿いからガレ場鎖場と続き、バリエーション豊かな飽きのこない登山道である。

御在所岳登山終わりに立ち寄れる日帰り入浴施設

今から1300年以上も前のこと。薬師如来のお告げにより発見されたといわれる湯の山温泉。昔傷ついた鹿がこの湯で傷を癒したという言い伝えから「鹿の湯温泉」の別名でも親しまれてる。

渓流の宿 蔵之助

渓流の宿 蔵之助
  • 時間:11:00~15:00(不定休)
  • 料金:800円(タオル付)

鹿の湯ホテル

鹿の湯ホテル
  • 時間:11:00~15:00(不定休)
  • 入浴料 / 1,000円、貸切風呂 / 50分 2,200円(税込、入浴料別)

ホテル湯の本

ホテル湯の本
  • 時間:11:30~16:00(不定休)
  • 大人:800円(税込)小人:400円(税込)(4歳以上)

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