僕が冬山登山で愛用している5つのアイテムを紹介します。いづれも冬山登山では必須アイテムとなっており、なぜこれらのアイテムを冬山装備として選んだかについて紹介していきます。
防寒着に重要なダウンパンツ
防寒着として活用しているダウンパンツはマウンテンイクイップメントのパウダーパンツです。重量は210g、700フィルパワーのホワイトダックダウンが採用されています。
表生地は柔らかい20デニールの撥水加工がされたファブリックを使用しており、内側のダウンが抜けにくい仕様になっています。撥水加工によって小雨程度によるダウンの濡れを防いでくれます。
ダウンパンツを履いたままでも男性の場合は用を足すことができるように前面にジッパーが施されています。
ウエストのドローコードはダウンジャケットのジッパーと干渉しないよう、また右手で簡単にウエストが絞れるように中心位置からずれた場所に設置されています。
内側部分はダウンの偏りが起きないようにジグザグのパネルでスティッチされていてコールドスポットが出来ないように作られています。
非常に暖かく、ダウンパンツを履いたままストレスなく過ごせる点が気に入っています。
体幹と手を効果的に温めてくれるダウンセーター
圧倒的な暖かさが魅力的なダウンセーターはマウンテンイクイップメントのクラウドセーターです。
プルオーバー型でジャケットタイプと異なり、脱ぎ着がしづらいデメリットがありますが、山小屋に到着して宿泊休憩をする場面において、防寒着を着用したら脱ぐというシーンはほとんどないことを考えてプルオーバー型を選択しました。
プルオーバー型であることのメリットは、ジッパーがない分、軽量でかつコールドスポットが少なくなる点。
カンガルーポケットによって手が冷えた時に両手をポケットの中でにぎりあえる点。
この2点は氷点下の環境において体を温める際に非常に魅力的な機能になり変わります。
シュラフと合わせることで暖かさが増すマミーライナー
冬山登山に限らず寒さが気になる際に、お守り代わりとして持ち歩いているのがコクーンのマミーライナーです。
このマミーライナーはシルクにリップストップが施されていて生地が裂けづらいよう、コクーン独自の素材で作られています。
シルクは非常に暖かな素材で、柔らかく軽量で、余分な湿気を吸収する優秀な素材です。
このマミーライナーに潜ってシュラフの中に入ることで体感温度がプラス5度上がるとされています。
このマミーライナーは登山だけでなく足元が寒くなりがちな飛行機の中や、山小屋泊で布団が汚い時、様々なシーンで活躍してくれます。
明るくてマルチな使い方ができるヘッドライト
冬山登山に限らずヘッドライトは登山時における必須装備のひとつです。冬山登山時における足元は滑りやすく非常に不安定なため、明るく周辺を広範囲に照らすことができるヘッドライトとして、レッドレンザーの MH5を使用しています。
このヘッドライトは非常にシンプルな操作性で照射範囲を無段階調整できます。
足元だけをしっかりとした明るさで照らしたい時は範囲を狭くし、広範囲で周辺の状況を確認したい時は照射範囲を広くする対応が、ライトの前面にあるダイヤル状のリングを回すだけで変えることができます。
ライト本体はベースプレートから着脱が可能で、ハンドライトのような使い方もできるし、バックパックのショルダーに取り付けることもできます。
夜中トイレに行くときは頭を振らずとも照らしたい場所を手に持ったヘッドライトで照らすことができるので重宝します。
グローブをしたままスマホ操作ができる
冬山登山ではスマホの落下を防ぐと共にグローブをしたままでもストレスなくスマホ操作ができるように、タッチペンとカラビナ付きキーリール、ゴム製の細引きを活用しています。
スマホケースにハンドストラップを付けて、ここにキーリールとゴム製の細引きの先にタッチペンを付けたものをスマホと連結します。
キーリールやザックに取り付けることでスマホの落下を防ぐことができます。
タッチペンはグローブをしたままスマホの操作を容易にすることができます。ゴム製の細引きによって短い長さでタッチペンをスマホに取り付けることができます。
タッチペンは冬山登山でなくとも普段から取り付けておくことであらゆるパネルを操作することができます。例えばコンビニやスーパーのレジ前に取り付けられたパネル操作や、クレジットカード決済時の暗証番号ボタンを押すときなどがあり、直接指を触れることがないのでコロナ化においては安心です。
動画で冬山登山おすすめアイテムとして紹介
冬山登山ベストアイテムとして今回紹介した装備を紹介しています。より詳しく使い方や特徴を紹介していますので、是非チェックしてみてください。