Rabのインフィニティマイクロフライトジャケットは軽量で通気性のあるゴアテックスのインフィニウムウィンドストッパーを外側の生地に採用したダウンジャケットです。ダウンの濡れの弱さをあらゆる側面で補った安心感のあるダウンジャケットです。2021年の秋冬アイテムとして新登場したこのダウンジャケットをレビューします。
おすすめポイント
- NIKWAX 撥水仕上げの700フィルパワーのダウンを使用
- ゴアテックスのインフィニウムを外側の生地に採用
- スタッフバッグが付属されているのでコンパクトに持ち歩くことができる
商品概要
ブランド | Rab |
商品名 | インフィニティマイクロフライトジャケット |
商品説明 | 一年中山で使用するための保温ジャケットの役割に追加されたGORE-TEXINFINIUM™WINDSTOPPER®の耐風性と耐候性が特徴 |
価格 | ¥41,800 |
重量 | 452g |
管理人の評価・レビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
耐候性 | ★★★★★ |
軽量性 | ★★★☆☆ |
コンパクト性 | ★★★☆☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
ダウンのメリット・デメリット
ダウンはデッドエアと表現される動かない空気を溜め込むことができる素材で、この溜め込む空気が多いと保温力が高くなります。濡れてしまうとダウンは空気を溜め込むことができなくなるため、保温力もまた生まれません。
だからダウンは湿度の多い環境や、雨の多いシーンにおいては、濡れてしまうことで保温力がなくなる可能性があり、ユーザーに不安を与える素材とされています。
しかしながら保温力の高さはダウンに勝るものは少なく、さらに軽量に持ち運ぶことができる素材のため、登山ウェアやギアの多くに採用されています。
ダウンの濡れを守る方法
このようなデメリットを防ぐためにダウンを濡らさない開発が様々な切り口で行われてきました。
僕が知っている限りでは2つあり、ひとつがダウンに対して撥水加工をかける方法です。NIKWAX による撥水仕上げのダウンはよく目にします。
もう1つがアウターシェルそのものに耐水性のある素材を使用することです。耐水性に優れたメンブレンを使用すると、素材そのものに硬さがあるためしなやかさが失われ、着心地が損なわれます。
そこで生まれたのがゴアテックスのインフィニウムという素材で、程よい耐水性があり、しなやかな着心地と透湿性を重視し、シームテープを必要としないため軽量なアイテムを仕上げることができます。
Rabインフィニティマイクロライトダウンジャケットの特徴
Rabインフィニティマイクロライトダウンジャケットは、NIKWAX 撥水仕上げの700フィルパワーのダウンを使用し、ゴアテックスのインフィニウムを外側の生地に採用した、まさに雨に強いダウンジャケットです。
重量はサイズMで452gで、非常に軽量なダウンジャケットとは言えないまでも、これだけの耐候性と安心感を持ったダウンジャケットとして考えれば、優秀なスペックと考えています。
スタッフバッグが付属されているのでコンパクトに持ち歩くことができ、登山に限らずキャンプや旅行などにも重宝する防寒着です。
裾とフードにはドローコードが付いており、袖口はストレッチバンドによって風の侵入を防ぐことができます。
ポケットはハンドウォーマーポケットと胸ポケットが1つ。寒い場所でスマホを手を暖めるのに役立ちます。ハンドウォーマーポケットは大きめに作られているので、グローブなどを入れておくのにも便利です。
フードはしっかりと頭を包み込み、更に小雨の侵入がないようにフードにツバが付いています。
登山やアウトドアで小雨が心配なときに、ダウンジャケットとレインジャケットをこれひとつで済ませるような使い方は、天気の状態がある程度想像がつきやすい日帰り登山などで活用しています。
Rabの素晴らしいダウンジャケット
インフィニティ素材を使用していないMicrolight Alpine Jacket(オールシーズン活用できる軽量ダウンジャケット)、 ゴアテックスのインフィニウムウィンドストッパーを使用したモデルInfinity Jacket(寒冷地、高地、または厳冬期で行動する登山家向けにデザインされたダウンジャケット)があります。
Microlight Alpine Jacketは表地と裏地ともにリサイクルナイロンを使用し、ダウンはイタリアP.U.R.E社のリサイクルダウンを使用したモデルとなっています。今回紹介したインフィニティマイクロライトダウンジャケットもリサイクルダウンを使用しています。
以下はRabで人気が高いダウンウェアです。