尾瀬ヶ原の山の中で圧倒的な静けさを保っている標高2058mの笠ヶ岳は尾瀬ヶ原から見ると至仏山の裏に隠れるようにして鎮座している。至仏山との植生が異なりミヤマムラサキが7月中旬頃には楽しめる。南側から急なガレ場を回り込むように山頂に立つことになるが蛇紋岩の足元は滑りやすく注意が必要である。登山ルートの難易度と、登山終わりにおすすめの温泉を紹介する。

鳩待峠から笠ヶ岳・湯の小屋:静かな山旅を満喫

①鳩待峠→②笠ヶ岳分岐→③悪沢岳→④小笠→⑤笠ヶ岳→⑥咲倉沢頭避難小屋→⑦湯元館

場所群馬県・尾瀬周辺
必要日数日帰り登山
総コースタイム※8時間40分
距離約16km
累積標高約910m
難易度★★★★☆
※「40~50代(または60代)の登山経験者/2~5人のパーティー/夏山の晴天時」を基準に設定

尾瀬と水上方面とを結ぶ唯一のルートが、この笠ヶ岳を越えて湯の小屋温泉に下るコースである。長大なコースのために訪れるハイカーも少なく、静かな山旅を求める人にとくにおすすめしたい。下山地である湯の小屋温泉には露天風呂を持つ宿が多く、山行の無事を祝って一浴、という楽しみもある。

鳩待山荘

ここで紹介するコースは、早朝に鳩待峠を出発しないと時間的にきつい。前日に鳩待峠まで入って鳩待山荘に泊まるとよい。

鳩待峠北側の至仏山登山口からゆるやかに登り始める。1866.9mピーク手前を左に巻き、平たい大岩のある小湿原に出る。小さなコブを越してオヤマ沢の流れを渡ると、木道の敷かれたオヤマ沢田代に着く。湿原の北端で笠ヶ岳への道が左に分岐する。余裕があれば至仏山を往復しよう。オヤマ沢田代の西縁の道をたどって行くとすぐに悪沢岳の山頂部に着く。最高点は通らずに直下を巻くように登山道はつづくが、山頂部の一角には山名標識が立っている。

明るい低木帯の中を下って行くと前方が開け、ササ原が谷へ向かって広がっている。ササの斜面を下ってツガやシラビソの樹林に入り、いくつかの上下を繰り返すと小笠の頂稜部にたどり着く。ここは頂上は踏まず、樹林帯の中を左に巻くように進む。それをぬけるとコバイケイソウなどの咲くお花畑に飛び出す。さらに少し下ると小湿原があり、前方には笠ヶ岳が大きく望める。

笠ヶ岳山頂

目の前の笠ヶ岳山頂へは少し下り、次に登り返すとすぐに山頂直下に着く。ここから笠ヶ岳東面の山腹道を進み湯の小屋方面との分岐点まで行く。岩を縫うようにつけられた道をたどり、笠ヶ岳の山頂を往復しよう。

山頂からの素晴らしい展望を楽しんだら、先ほどの分岐点へ戻る。そのまま下って行くとすぐに片藤沼に着く。沼の背景には至仏山と燧ヶ岳が鎮座している。しばらくは湿地状の水気を帯びた道を進む。蛍池を過ぎるころ、ゆるやかな登りになるが、すぐに下りに転じて西斜面の樹林帯を急下降する。

わずかの下りで小沢に出る。そこから数本の細流を横切り、ササの茂る山腹をからむように下って行く。やがて少しやせた尾根を通過し咲倉沢頭避難小屋に着く。避難小屋からしばらくは樹林帯の急坂がつづく。傾斜がゆるむころ樹林を出て、ワラビ平と呼ばれる林道終点の広場に下り立つ。林道を10分ほどたどると、湯の小屋温泉への道標があり、ふたたび登山道を行く。尾根道の登下降を繰り返すうち階段が現れ、変則四叉路になった林道に出る。西に延びる林道のゲートをぬけ、林道が右に大きくカーブする所で、またも登山道に入る。あとは登山道をたどり、湯の小屋温泉へ下って行く。

湯の小屋温泉で楽しめる日帰り温泉スポット

湯の小屋温泉 源流の湯 湯元館

湯の小屋温泉 源流の湯 湯元館

平成26年5月にオープンした日帰り温泉施設。根川源流の最奥にある湖「洞元湖」にそそぐ木の根沢渓流沿いに湧く温泉。100%天然温泉・掛け流しの内風呂(男女別)と、渓流沿いに貸切露天風呂がある。冬季は休業となるので注意が必要だ。

  • 内風呂 1名様2時間以内 800円
  • 貸切露天風呂 1名様1回につき1,000円
    ※子供は半額

水上の湯めぐりテーマパーク龍洞

水上の湯めぐりテーマパーク龍洞

すべての露天風呂が、24時間貸切無料・時間無制限。様々な趣向を凝らした多彩な露天風呂が18箇所あり、秘湯めぐりを楽しめる。川を間近に眺めながら浸かれる渓流沿いの露天風呂や、20名以上は入れる大きな露天風呂などがあり、夜は月や星を眺めながらのんびりと過ごし、朝になったら小鳥のさえずりと共に、清々しい山の空気を感じながらお湯に浸かる。 入る時間帯によって様々な景観と趣を味わうことができる。

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