パタゴニアのベースレイヤーカテゴリーで圧倒的な人気を誇るのがキャプリーンサーマルウェイトです。トレイルランニング、登山、スキーなど様々なアクティビティにおいてベースレイヤーに取り入れることでレイヤリングに気を使わずに汗をかきづらい行動が可能です。今回はキャプリーンサーマルウェイトの機能性、特徴をレビューします。
こんな人におすすめポイント
- 寒い時期のベースレイヤーに悩んでいる
- 冬山だけでなくオールシーズン使えるベースレイヤーを探している
- 体温調整がしやすく涼しく温かいベースレイヤーがほしい
- 汗っかきに悩んでいる
ブランド | パタゴニア |
商品名 | キャプリーン・サーマルウェイト |
商品説明 | 寒冷な状況で保温性と通気性を提供するロフトのあるベースレイヤー |
価格 | ¥12,600~16,800(税込) |
重量 | クルーが147g・ジップネック176g・ジップネックフーディ218g (M) |
管理人の評価レビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
快適性 | ★★★★★ |
軽量性 | ★★★★★ |
フィット感 | ★★★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
寒い時期のパタゴニアのおすすめベースレイヤー
パタゴニアのベースレイヤーは様々ありますが寒い時期用となると3種類のキャップリーンに絞られます。ミッドウェイト→サーマルウェイト→エアの3種類で、この順番で保温性が高くなります。よりハードなアクティビティで利用する際はミッドウェイト、終始寒いようなシーンではエア、暑かったり寒かったりするような登山ではサーマルウェイトというように使い分けが可能です。
サーマルウェイトは3種類のモデル
キャプリーンサーマルウェイトはクルー、ジップネック、ジップネックフーディの3種類の展開です。素材はポーラテックパワーグリッドを採用しており、内側から見るとパワーグリッド特有の凹凸が特徴的です。
シルエットはスリムフィットで肌に密着するように作られているので、肌に汗を残さず、すぐに吸い上げて汗冷えを防ぎます。
重量はMサイズでクルーが147g、ジップネックが176g、ジップネックフーディ218gといずれも軽量です。
キャプリーンサーマルウェイトの汗を吸い上げる構造
ポーラテックのパワーグリッドの凹凸は、メーカーによって様々でキャプリーンサーマルウェイトの場合は、凹部分のメッシュ地が多いように思います。
グリッドの凸部分が肌に密着して汗を吸い上げます。メッシュ部分で吸い上げた汗を乾かすと同時に通気性によってこもった熱を放出します。
体温調整のしやすさは圧倒的にジップネックフーディーがおすすめ
ジップネックとジップネックフーディは胸の辺りまで開くジッパーが特徴です。通気性があるベースレイヤーといえども、ジッパーを下げることで即熱を放出し冷たい風を取り入れることができます。本来こういった対応はレイヤリングで解決するのですが、サーマルウェイトはこの気遣いが必要なくなります。
ジップネックフーディはフードがあることでバラクラバのように顔全体を覆うことができ、さらに首全体を包み込むことができるので、最も保温力のある作りとなっています。
これは3種類のモデル共通ですが、サムホールが付いているので手首を覆い、手首からの風の侵入を防ぐことができます。
また伸縮性に優れているので暑ければ腕をまくることができます。ジッパーと相互活用することで非常に涼しいベースレイヤーに様変わりします。
あえてデメリットを挙げるなら
体温調整のしやすさは圧倒的で、ハードなアクティビティとして代表的なトレイルランニングにも大変おすすめ出来るベースレイヤーです。あえてデメリットを挙げるのならばベースレイヤーで価格が12000円〜15000円とお高め。
しかし約5年間愛用していますが破れることもなく、ジッパーが壊れることもなく、良い買い物が出来たと思っています。大変人気のある商品なので、本格的な冬山登山やスキーシーズンが始まる前にゲットしておきましょう。
キャプリーンサーマルウェイトの特徴を動画で紹介
寒い時期の登山で最も気をつけなければいけないのが汗冷えです。汗をかかずに登山をする上で重要なのが心拍数管理とベースレイヤー、レイヤリングです。
以下の動画で紹介しているのはファイントラックのドライレイヤー、パタゴニアのサーマルウェイト、パタゴニアのキャプリーン・エアーを活用したベースレイヤーのおすすめレイヤリング方法です。標高の高い冬山登山に登る際のレイヤリングの方法や、パタゴニアのベースレイヤーの着用方法などについてお話しています。