on(オン)っていうスイスのブランドのシューズで、ブランドが立ち上がって4,5年ぐらいの歳月なんですが、2016年の夏にようやくトレランモデルを出したんです。それまではロード用シューズがメインだったんです。僕はロードで走ることも多いので長年色々なシューズを試してきたんですが、やっと求めていたシューズにめぐり合えたっていう感覚なんです。
On(オン)クラウドベンチャーの特徴
このトレラン用シューズは他のトレランシューズと比べるとある程度の軽さとクッション性が魅力です。
また反発力が高いんです。クッションが体重をかけたときに潰れるんです。そうして戻ったときに通常だと上に押し返すんですけど、これは推進力を利用して前に押し出す力が生まれるんです。だから足運びがしやすいシューズだといえると思います。
On(オン)がもつクッショニング性能
これはon(オン)のロード用シューズにも採用されているクラウドテックっていうテクノロジーなんです。軽さの割にクッションがしっかり入っているので走りやすいんです。このクラウドは世界で最も軽いクッショニングシューズって言われてるんです。
軽量を求めると多くのシューズはクッショニングを犠牲にしてしまう傾向があるんです。軽い=クッションが落ちるという事になりがちなんです。だけどon(オン)のシューズは軽いけどクッションはあるっていうことが実現できて魅力なんです。
普段からでも履きたくなるトレランシューズ
またデザイン性もあるので、普段からでも違和感無く履き続けられるのも魅力です。他のシューズとルックスも反発力という機能も違うので、なんか走っていて楽しくなるシューズなんです。
走り方の気遣いにも扱いやすいシューズ
走るときに気遣っている点は足つきの方法です。極力踵からじゃなくてフラットに付くように気をつけてます。推進力にブレーキをかけずに進む走り方っていうのを意識しています。そうすると効率良く、ひざの負担も少なくスピードも落ちづらい走りが実現できるんです。
これって踵が分厚いシューズを履くと踵から落ちやすくなる。だから最近ドロップという考えが注目されてフラットに近いシューズの方が踵から落ちづらく足裏全部を使った走りがしやすくなるって言われてますね。このシューズはそういう点でドロップが低くつま先部分においては薄くできているので、つま先で蹴りだす時に地面の感覚を捕らえやすいっていうのが利点になっています。
トレランシューズの使い分け
これ以外にトレランで使っているのはモントレイルのバハダーを履いてますが大定番の良さがあります。ソールの設置面積が広いので着地時の安定性が非常に高いんです。グリップのパターンも色々な方向に効くようになっているのですごくアグレッシヴに動ける一足だなって感じてます。
トレランで考えるシューズの選択
トレランは登り、下りとシーンが色々あって横の動きも必要になるなどあるので、あらゆる方向に対応してくれるシューズだとグリップが強くなって安定感を増します。でも走りなれている人が下りとかで足をわざと滑らせて走るような使い方にはグリップが強すぎてしまうなど、色々な要素を組み合わせて考える必要があると思ってます。
縦方向に並んでいるグリップだと滑らせやすいとか、その人の走り方によってはちょっと違うとか、場所によって違いが出るなど自分にあった1足を探し当てるのも楽しいですね。