武甲山は東京からわずか2時間弱で到着する横瀬駅からスタートすることができ、登山開始から終わりまで様々な景色を楽しむことができる日帰り登山におすすめの山です。難易度は初級の中でも上級レベルで歩く距離は15.1キロです。紹介するコースは横瀬駅スタート、浦山口駅ゴールです。
紹介するモデルコースの所要時間について
紹介するモデルコースは池袋発・着として時間を計算しています。また登山時のコースタイムは『山と高原地図』(昭文社)における、「40〜50代(または60代)の登山経験者/2〜5人のパーティー/夏山の晴天時」を基準に設定しています。
登山をする上でのアドバイス・注意点
コースタイムに途中の休憩時間は含まれていませんので、ご自身で計画を立てましょう。初心者の方へのおすすめは1時間歩いて5分の休憩を目安に、またランチを楽しむ場合は1時間コースタイムに追加すると良いでしょう。今回は武甲山頂上で1時間のランチタイムを追加しています。
横瀬駅発着の日帰り登山モデルコース
難易度 | 初級レベル |
スタート | 横瀬駅 |
ゴール | 浦山口駅 |
歩く距離 | 約15.1km |
累積標高 | 上り:約1,230m 下り:約1,237m |
池袋発着時間 | 発:7時2分、着:19時19分 |
登山コースタイム | 6時間55分 |
都道府県 | 埼玉県 |
登る山域 | 奥武蔵 |
登る山・通る山 | 武甲山(1,304m) |
天気・アクセスなど | 武甲山の詳細情報 |
池袋発:7時2分
池袋からは西武池袋線で飯能まで向かい、飯能から西武秩父線に乗り換え横瀬駅へ向かいます。飯能駅行きがない場合は所沢や小手指行きなどに乗車し乗り換えていくことになります。この乗り換えが面倒な場合は特急列車に乗ることでゆったりとした空間でくつろぎながら移動することができます。池袋から横瀬までの特急料金は710円です。
横瀬駅着:8時41分
横瀬駅に到着したら登山口までアスファルトの道を歩いて行きます。移動中は石灰岩採掘による山容の変化が著しく、旧山頂はすでに失われている武甲山を目の前にすることができます。都心の多くのコンクリートに使用されている石灰岩は、この武甲山から採掘されたものです。道中では石灰工場のトラックと、トラックに積む石灰を採掘する現場を見ることができます。
生川登山口:10時30分
登山口手前には生川の延命水と呼ばれる水場があります。美味しい水を汲むことができます。登山口からは川沿いを歩いて行きます。このコースは表参道と呼ばれ危険なコースがなく安心して登山を行うことができます。ちょうど中間地点に大杉の広場と呼ばれる休憩スポットがあります。
武甲山:13時10分~14時10分
武甲山は大杉の広場から約1時間で到着することができます。登山道は多くの木の根っこが張り巡らされているので、足元に注意して歩きましょう。武甲山頂上にはトイレや椅子、テーブルが設置されており広々としているので休憩ポイントにおすすめです。休憩場所からは眺望はなく森の中でランチを楽しみます。
武甲山から来た道を戻る手段もありますが今回は裏参道と呼ばれる浦山口駅方面へ向かう登山道を利用し下山します。この道は両神山を眺めることができる山腹道で途中後ろを振り向くと雄大な武甲山を見ることができます。
登山道は急な斜面やヤセ尾根がいくつかあるので注意して下山しましょう。
橋立鍾乳洞:16時25分
橋立鍾乳洞は高低差約30mの竪穴式の鍾乳洞で、中では階段の上り下りがあり、つららのように垂れ下がる鍾乳石や石柱が見所です。数ある鍾乳洞の中でも⅔が竪穴の形をした珍しい鍾乳洞で埼玉県の天然記念物に指定されています。入場料は大人200円、子供100円です。
浦山口駅:16時40分着
浦山口駅は秩父鉄道の駅です。 池袋へ向かうには東武東武東上線、JR湘南新宿ライン、秩父線と利用路線が豊富です。いづれも池袋到着は19時20分前後です。お風呂は三つ隣の駅のお花畑に銭湯があります。またこのお花畑駅周辺には沢山のホルモン屋さんが点在し、登山終わりにホルモンをつまみながらビールを一杯が大変お勧めな山旅コースです。
秩父の魅力を満喫できるおすすめ立ち寄りスポット
地元民に愛される歴史ある銭湯「たから湯」
1936年創業のたから湯は秩父駅から徒歩4分の場所にある昔ながらの銭湯です。レトロな雰囲気が人気です。入浴料金は大人370円と良心的。営業時間は14:00~20:30、定休日は月曜日です。
ホルモンならここ!「だんござかホルモン」
西武秩父駅から徒歩でわずかな場所にあるお花畑の駅周辺には沢山のホルモン屋さんが点在します。 中でも高砂ホルモンは有名で毎度混雑しています。おはなばたけ駅正面にある団子坂ホルモンは混雑も少なくお店の方々の雰囲気も素晴らしくおすすめのホルモン屋さんです。